2016年2月17日 のアーカイブ

古く国家の祭祀

2016年2月17日 水曜日

昨日は総代さんのご奉仕で境内の注連縄(しめなわ)張りが行われました。

今日2月17日は「祈年祭」(きねんさい ・ としごいのまつり)です。

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古く大宝令(たいほうりょう:701年制定)には国家の祭祀(さいし)として行われていました。

延喜の制では当社は式内社(全国3132座・2861所)の一つ、国弊社(こくへいしゃ)として国司(こくし)から幣帛(へいはく)を賜った由緒正しき祭儀です。

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稲作を中心とする農耕文化を基盤に成立したわが国では、春に五穀豊穣を祈り、秋に豊作に感謝するという祭祀儀礼が国の祭祀として行われてきました。

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宮中や伊勢の神宮はもちろんのこと、全国の神社では春の大祭として厳粛に執り行っています。

現在では、五穀豊穣をはじめ諸産業の発展、国家の安泰を神々に祈請(きせい)するおまつりです。

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年のはじめのおまつりですが、総代さんにとっては年度最後の祭典奉仕となりました。