準備万端整えて、それぞれ潔斎(けっさい)の後、身支度を済ませてお宮に参集となりました。
雨音をかき消すように、先導する青年会の鉄棒(かなぼう)の音が鳴り響き、同時に太鼓が里内に響(どよ)みました。
宮司以下神職総代氏子一同着床(ちゃくしょう)、定刻午後7時、報鼓(ほうこ)とともに動座祭(どうざさい)が斎行(さいこう)となりました。
浄闇(じょうあん)の中、禰宜(ねぎ)の発する「オーオーオー」という警蹕(けいひつ)とともに、懸蓋(けんがい)に包まれて宮司が捧持(ほうじ)する神さまのご分霊(ぶんれい)がお神輿(みこし)にお遷りになりました。
明日は晴れても雨となっても、五穀豊穣・国家安泰の大義を神さまに祈り上げ、午後からは神賑行事(しんしんぎょうじ)を執り行う予定です。
氏子が一つとなる、年に一度の大祭です。