相模国三ノ宮・比々多神社

神社庁神職大会

昨日、第11回神奈川県神社庁神職大会が箱根湯本・吉池旅館において開催され、県内の神職130名が参加いたしました。

開会儀礼では、吉田茂穂神社庁長(鶴岡八幡宮宮司)のご挨拶の後、大会テーマ「『十二の指針』の具現化に向けて~情報社会と神社~」について、担当の石川正人事業委員長(師岡熊野神社宮司)から説明があり、國學院大學・石井研士教授(神社本庁教学委員)による「インターネットと神社神道」と題した基調講演に入りました。

各家庭や企業でのインターネット普及率と併せ、県内神社における広報媒体の状況報告やホームページの開設状況、尊厳や信仰を守る上でのヴァーチャル参拝や通信祈願、神符守札(しんぷしゅさつ)のネット上の頒布などの危険性を学生へのアンケート結果をもとに解説されました。また、広く公のために存在する氏神さまにとって、情報化の意義について一考する機会となりました。

神職大会の会場

神職大会の会場

共同討議では、佐野和史氏(瀬戸神社宮司・神社本庁教学委員)がコーディネーターとなり、石井研士氏がコメンテーター、神社庁広報委員と木田孝朋氏(神社本庁祭務部長)、不肖、禰宜がパネリストとして発表をいたしました。

広報委員による発表では、業務の電子化や神社庁ホームページの活用について、画像を用いて具体的な説明がなされました。

また、木田氏は神社本庁の立場で、「神符守札のお取り扱いとインターネットに関わる神社の尊厳護持」について、過去の通達や通知、事例を挙げて報告され、十分なる注意を促されました。

私は「奉仕神社の教化活動へのインターネット活用について」と題して、公式サイトやブログ、ツイッターフェイスブックなどの活用についてお話をさせていただきました。

伝統と歴史ある神社の尊厳や静謐さ、信仰を大切にしながら、今後とも地域に親しみのある神社のあり方、神職としてのつとめに従事していきたいと思います。

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