毎年、暮れになると新年の準備を進めますが、家庭の神棚におまつりする御神札(おふだ)の支度も始まっています。
伊勢の神宮では、内宮神楽殿(ないくうかぐらでん)において9月17日(日)に大麻暦頒布始祭(たいまれきはんぷはじめさい)が斎行(さいこう)されました。
これにより、新年の「神宮大麻」と「神宮暦」が神宮大宮司(じんぐうだいぐうじ)より神社本庁統理(とうり)に授けられ、続いて各都道府県の神社庁長に伝えられました。
神奈川県神社庁では、来る10月5日に例祭並びに神宮大麻暦頒布奉告祭を執り行います。
その後、県内10支部を通して各社に届けられ、氏子・崇敬者(すうけいしゃ)の各家庭に頒布(はんぷ)されます。
お伊勢さんと氏神さまの御神札を神棚におまつりすることで、新たな御神威(ごしんい)を賜り、心もあらたまるものです。
また、日本人の心の内に伝わる〝 誠 〟(真)や〝 清く明るい心 〟も育まれるといえます。
家庭や職場で日々安らぎを得て、心豊かに清らかな一年を過ごすためにも家庭のまつりは大切です。
神棚は南または東向きの明るい場所で、目線よりも高い位置に設けます。
社殿の形をした三社造(さんしゃづくり)や一社造の宮型(みやがた)は、現在は神具店やホームセンター、インターネット等で求められますが、当社でも様々な大きさや形の神棚はもちろんのこと、住宅状況に合わせた壁掛け式等の簡易なものもございますのでお気軽にご相談ください。