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真田のお天王さん(宵宮)

2012年7月7日 土曜日

昨日から平塚では七夕まつりが始まり、賑わいを見せていますが、今日・明日は所管社の一つ、真田神社(平塚市真田)の例祭です。

古来、牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)と称し、明治3年には八坂神社、明治9年に現社名に改称した旧郷社です。

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桓武平氏の流れで、源頼朝の挙兵に応じて石橋山の戦いで奮戦・討死した武将・真田与一(別称:真田義忠・佐奈田義忠・岡崎義忠など)所在の神社として崇敬を集め、数十年前までは近郷では最も賑やかなおまつりが行われていました。

地域の区画整理事業に伴い、今年5月に玉垣整備事業の竣工式を執り行いましたが、その後も手水舎や倉庫、お手洗いなどの工事が進められています。

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午後一番に宵宮の準備に出掛けました。神籬(ひもろぎ*1)、御幣(ごへい*2)、大麻(おおぬさ*3)、神饌(しんせん*4)、玉串などを全て新しいものでつくり、社殿内の設営などを整えました。

*1  神さまの依代(よりしろ)。三尺程の榊(さかき)に御幣という紙垂(しで)を垂らします。

*2  ご神前の幣串(へいぐし)に、上質の大型和紙に麻苧(あさお)を付してつくります。

*3  お祓いの具。幣串に紙垂を垂らすものと、二尺程の榊に紙垂を付したもの。

*4  米・酒・餅・野菜・果物等のお供えもの。5回の祭典分を準備します。

その後、子供神輿をお祓いして子供たちが元気な声を上げながら氏子地域を担ぎました。

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一旦神社に戻り、潔斎(けっさい)=斎戒沐浴(さいかいもくよく)してから、動座祭(どうざさい:神輿への御霊のご動座)に臨みました。

生憎、雨が降り出しましたが、昨年は震災で自粛したこともあり、大人も子供も元気よく、賑やかな様子を感じました。

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午後9時過ぎに、新しく立て直された自治会館を行在所(あんざいしょ=御旅所)として、着御祭(ちゃくぎょさい)を執り行いました。

明日はいよいよ例祭本番です。