相模国三ノ宮・比々多神社

心の教育・女性フォーラム

昨日は土曜日で、ご祈祷や年祭(祖霊祭)などもありましたが、大きな行事が2つ重なりました。

1つは「春の大運動会」(比々多小学校)。禰宜がPTA会長のお役目で出掛けました。

子供たちの一所懸命に頑張る姿に、多くの元気をもらいました。保護者はもちろんのこと、地域の方々も大勢駆けつけていただき、演技や競技に大きな声援と拍手を送りました。

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2つ目は「心の教育・女性フォーラム」(横浜・関内ホール)。東京・大阪・愛知・広島・京都・岡山・愛媛に次ぐ8回目の開催で、神社から婦人会を含め6名が参加しました。

心の荒廃が社会問題視される中、女性の視点や感性から家庭教育の重要性や心の教育について考えるシンポジウムでした。

500名を上回る参加者

500名を上回る参加者

髙橋史朗氏(明星大学教授・一般財団法人親学推進協会理事長)による「脳科学から見た日本の伝統的子育て」という基調講演では、虐待児の半数以上、引きこもりの3割弱が発達障害であり、障害児にテレビやDVDのない生活を用意し、豊かな言葉や「あやし」「笑わせ」「高い高い」などを実施することにより改善が見られることの報告を披露されました。

また、伝統的な子育て「しっかり抱いて 下に降ろして 歩かせろ」や「三つ子の魂百まで」、什の掟(じゅうのおきて・日新館)「なぬものはならぬ」、茶道や武道における自立までの段階「守・破・離」などを引き合いにして、家庭の躾、親学の重要性を説かれました。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

後半はパネルディスカッションで、コーディネーターに安倍・福田両政権で教育再生担当の総理大臣補佐官をつとめた山谷えり子氏(参議院議員)、シンポジストに髙橋史朗氏、全国の教員1万人以上が参加するTOSS(教師としての優れた教育技術を法則化運動する団体)代表である向山洋一氏、文部科学大臣政務官として教育基本法改正に尽力した有村治子氏(参議院議員)、高校教諭・横浜市教育委員などの経験から教育問題に詳しい義家弘介氏(参議院議員)という豪華メンバーで、親の役割や家庭教育などについて熱い議論が交わされました。

教育は学校教育・社会教育・家庭教育からなりますが、新教育基本法にはようやく家庭教育の重要性が明記され、教育の一義的責任は親にあることが明確となりました。子供とともに育つ親学をいよいよ推進する時だと思います。

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