昨日に続いて、社頭は初宮参りなどのご祈願や御朱印参拝などで賑わいました。
さて、相模類社会の有志で出掛けた出雲研修参拝(22・23日)の様子をご報告します。
羽田から空路で飛び立ち、米子空港からゑびす様の総本宮・美保神社へ向かいました。
居合わせた権禰宜さんより、橿原神宮(かしはらじんぐう)や平安神宮、明治神宮の設計に携わった建築家・伊東忠太氏の設計監督により造営された国指定重要文化財のご本殿について詳しくお話を伺うことができました。
そして、一行は昨年大遷宮を迎えた出雲大社で正式参拝。
総務部長さんから今次の大修造事業に関する苦労話の一端を拝聴し、感慨深いお参りとなりました。
神話の世界を彷彿(ほうふつ)させる出雲大社ですが、平日にもかかわらず大勢の参拝者で賑わいを見せていました。
名物の出雲割子蕎麦(いづもわりこそば)に舌鼓(したつづみ)を打ち、島根県立古代出雲歴史博物館をゆっくりと見学しました。
鎌倉時代始めに造営された巨大なご本殿の「宇豆柱」(うづばしら)や大量に出土した青銅器や大刀(たち)、『出雲国風土記』の世界などについて学ぶ機会となりました。
続いて、島根半島の西端に位置する朱に彩られた日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)に参拝。
伊勢の神宮が「日の本の昼の守り」に対し、下の宮本社である日沈宮(ひしずみのみや)は「日の本の夜を守る」との勅命(ちょくめい)により創建された尊き神社で、重要文化財に指定される桃山時代の艶(あで)やかな建築は目を見張る美しさです。
「国譲り神話」や「国引き神話」の舞台であり、出雲国に八百万(やおよろず)の神々が集う神在月(かみありづき)の神迎神事(かみむかえしんじ:旧暦10月10日)を執り行う〝 稲佐の浜 〟(いなさのはま)に立ち寄り、神さまの息吹(いぶき)を感じてきました。
出雲国の神在祭(かみありさい)の最後に全国の神々が立ち寄り、神等去出(からさで=旅立ち)となる万九千(まんくせん)神社にお参りし、玉造温泉へと向かいました。