2014年5月25日 のアーカイブ

出雲研修旅行 2日目

2014年5月25日 日曜日

山陰屈指の名湯・玉造温泉に鎮座する式内社・玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)に朝一番の参拝。

当社のご祭神でもる櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)をおまつりする神社で、境内には約350点の玉類(国指定重要文化財)を収める収蔵庫もあります。

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温泉地を旅立ち、先ずは縁結びの親神さま・八重垣神社で正式参拝。

宮司さんから大社造(たいしゃづくり)の本殿構造や出雲神楽に歌われる佐久佐女(さくさめ)の森のお話、宝物収蔵庫に展示される本殿壁画(重要文化財指定)や鏡の池(縁結占の池)など、境内一円を懇切丁寧にご案内いただきました。

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意宇(おう)六社の一、神魂神社(かもすじんじゃ)へ。

現存最古の大社造のご本殿(国宝)を拝み、神話の世界に誘(いざな)われました。

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出雲国庁跡に隣接する出雲国総社・六所神社へ。

ここでは禰宜さんから由緒や六角形の亀甲紋、建造物や諸祭事などについて、詳細な説明を伺うことができました。

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同じく意宇六社の一、出雲国一之宮・熊野大社に参拝。

古来、杵築大社(きづきたいしゃ=出雲大社)と並び、出雲国の大社として遇される格式高いお社で、境内・施設など整備が行き届いていました。

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須佐之男命(すさのおのみこと)が「八岐大蛇退治」(やまたのおろちたいじ)の後に、稲田姫(いなだひめ)とともに美しい雲の立ち昇るさまが清々しい(須賀宮)として、日本で初めて宮殿をつくったとされる須我神社(すがじんじゃ)。

また、我が国で最も古い歌「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる この八重垣を」は和歌発祥の地として伝えられています。

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出雲国最古の八幡さん・平濱八幡宮・武内神社へ。

霊験あらたかで、平日ながら病気平癒のご祈願が続いていました。

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出雲研修旅行の締めくくりは、出雲国二ノ宮・佐太神社へ。

重要文化財に指定される大社造の三社のご本殿はとても豪壮ですが、損傷も生じているとのことで神さまは御仮殿にお遷り中で、御造営修復工事が行われていました。

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本研修旅行では、神話につながる出雲国の由緒正しき古社・名社を参拝することができました。

また、それぞれの宮司さんや禰宜さん、権禰宜さんからも多くの説明を受けることができ、とても有意義な機会となりました。

出雲研修旅行 初日

2014年5月25日 日曜日

昨日に続いて、社頭は初宮参りなどのご祈願や御朱印参拝などで賑わいました。

さて、相模類社会の有志で出掛けた出雲研修参拝(22・23日)の様子をご報告します。

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羽田から空路で飛び立ち、米子空港からゑびす様の総本宮・美保神社へ向かいました。

居合わせた権禰宜さんより、橿原神宮(かしはらじんぐう)や平安神宮明治神宮の設計に携わった建築家・伊東忠太氏の設計監督により造営された国指定重要文化財のご本殿について詳しくお話を伺うことができました。

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そして、一行は昨年大遷宮を迎えた出雲大社で正式参拝。

総務部長さんから今次の大修造事業に関する苦労話の一端を拝聴し、感慨深いお参りとなりました。

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神話の世界を彷彿(ほうふつ)させる出雲大社ですが、平日にもかかわらず大勢の参拝者で賑わいを見せていました。

名物の出雲割子蕎麦(いづもわりこそば)に舌鼓(したつづみ)を打ち、島根県立古代出雲歴史博物館をゆっくりと見学しました。

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鎌倉時代始めに造営された巨大なご本殿の「宇豆柱」(うづばしら)や大量に出土した青銅器や大刀(たち)、『出雲国風土記』の世界などについて学ぶ機会となりました。

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続いて、島根半島の西端に位置する朱に彩られた日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)に参拝。

伊勢の神宮が「日の本の昼の守り」に対し、下の宮本社である日沈宮(ひしずみのみや)は「日の本の夜を守る」との勅命(ちょくめい)により創建された尊き神社で、重要文化財に指定される桃山時代の艶(あで)やかな建築は目を見張る美しさです。

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「国譲り神話」や「国引き神話」の舞台であり、出雲国に八百万(やおよろず)の神々が集う神在月(かみありづき)の神迎神事(かみむかえしんじ:旧暦10月10日)を執り行う〝 稲佐の浜 〟(いなさのはま)に立ち寄り、神さまの息吹(いぶき)を感じてきました。

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出雲国の神在祭(かみありさい)の最後に全国の神々が立ち寄り、神等去出(からさで=旅立ち)となる万九千(まんくせん)神社にお参りし、玉造温泉へと向かいました。