霜月を迎えましたが、今日は暖かい一日となりました。
今月は、4日(金)第63回榊会正式参拝、8日(火)酒祭、16日(水)・17日(木)第38回中・平塚・伊勢原連合神社総代会参拝旅行、23日(水)新穀勤労感謝祭、30日(水)神奈川県神社庁設立65周年・県総代会連合会設立55周年記念大会などの諸行事が予定されています。
また、所管社でも19日鶴巻・石座神社、20日笠窪・神明神社、串橋・雷電神社、23日北金目神社、26日坪ノ内・八幡神社、鶴巻・落幡神社、27日入野・八坂神社において、新穀勤労感謝祭並びに神宮大麻頒布奉告祭が予定されています。
ご神前では、常の如く「月次祭」(つきなみさい)を斎行し、国の安寧と皇室の弥栄、氏子崇敬者の平安と発展をご祈念申し上げました。
さて、本日はカトリックでは「諸聖人の日」(万聖節)にあたりますが、その前夜祭がハロウインです。アングロサクソン系の国(米国・英国・加奈陀・豪州・新西蘭)で盛んに行われていますが、商業ベースにのって日本でも大騒ぎでした。
多くの民話や神話、伝説をもつケルト民族にとって、10月31日は1年の終わりであり、この夜に死者の霊などがやって来ないように、魔除けの仮面をかぶったり、火を焚いて悪霊を追い払う民間伝承が、ハロウインパーティーとして広がりました。お化け南瓜(かぼちゃ)や蝋燭(ろうそく)で火を点す南瓜ちょうちん(ジャックオーランタン)もその象徴です。また、収穫感謝の意味合いも含まれています。
我が国では、毎年11月23日には、天皇陛下がその年の新穀を神々に御親供される「新嘗祭」(にいなめさい)が宮中において行われています。
戦後、11月23日は勤労感謝の日となり「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」(祝日法)となりましたが、現在でも全国津々浦々の神社では、神恩に感謝するおまつりを粛々と執り行っています。
これらのことを考えれば、単に勤労や生産に感謝する日とは異なることがわかると思います。
「吾が高天原(たかまのはら)にきこしめす斎庭(ゆにわ)の穂(いなほ)を以て、また吾がみこにまかせまつるべし」(『日本書紀』)
これが「斎庭の稲穂」といわれる件で、瑞穂国(みずほのくに)である日本人として、新嘗祭を毎年行ういわれであり、農業にとっての原点ともいえましょう。
昨日現れた白い鳩