本日は11月15日の七五三。しかしながら、平日ということもあり、七五三のお参りは数えるほどでした。
境内では山王幼稚園の園児が、どんぐり拾いで賑わいを見せていました。
霜月も半ばとなりました。月次祭(つきなみさい)では、皇室の安寧と弥栄、氏子崇敬者の平安と発展をお祈りいたしました。
とりわけて、天皇陛下には体調をお崩しになられ、病の床に臥されていますが、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。
さて、県道の歩道拡幅工事により、仮遷座しいていた「上平間道祖神」の鎮座祭を執り行いました。
道祖神(どうそじん)は多様な民間信仰で、塞神(さいのかみ・さえのかみ)、衢神(ちまたのかみ)、岐神(くなとのかみ・ふなとのかみ)、道陸神(どうろくじん)あるいは猿田彦(さるたひこ)の神などといわれます。
村境や道の辻(分岐点)、峠などにあって、疫病や悪霊の侵入を防ぐ神さまとされています。形態は自然石だけであったり、石碑に「道祖神」「塞神」と刻んだもの、「男女2体の神像」など種々あります。
生殖器を象ったものもあり、子孫繁栄や五穀豊穣の信仰、下の病の治癒や安産子育ての信仰もあります。
また、子どもの神さまともされ、正月の締めくくりの行事、どんど焼き・左義長(さぎちょう)とも結びついています。
今後、新東名や国道246号線バイパスなどの建設により、車の往来が繁くなることも予想されます。道祖神さんに手を合わせる機会も多くなるかもしれません。