2011年11月 のアーカイブ

結婚式の選日

2011年11月11日 金曜日

今日は冷たい雨が終日降り続きました。

それでも地鎮祭等は予定通り執り行われました。

また、出張の結婚式(元湯 陣屋)もありました。

新郎は紋付き羽織袴、新婦は白無垢に綿帽子、とてもお似合いの二人でした。

和婚としては、平成ですが、、、西暦では2011年11月11日。11時30分に開式。1が末広に8つ並びました。おまけに、お二人は10月10日生まれと7月7日生まれ。思い入れのある選日をされました。

さて、結婚式を行う前には、必ず「習礼」(しゅらい)といって、儀式の流れや礼作法の確認を行い、意義などについてお話をさせていただきます。本日も丁寧にお話をいたしました。

結婚式前の習礼(しゅらい=リハーサル)

誓詞を練習

祝言(しゅうげん)の結びに、お祝いの言の葉を添えますが、「雨降って地固まる」が出しとなる挨拶となりました。

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お二人の末長き幸せと、ご両家の宜しきご交流、弥栄をご祈念申し上げます。

道灌神社

2011年11月10日 木曜日

本日、東京都からの依頼で道灌(どうかん)神社の奉還祭(ほうかんさい)を執り行いました。

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室町時代中期の武将であり、歌人の太田道灌公は、江戸城や川越城を築造したことで名を馳せました。道灌公の終焉の地は伊勢原ですが、北条早雲によって五霊神社(伊勢原市上粕屋鎮座)におまつりされたとされています。

昭和54年、『太田道灌』(沢八郎著・全8巻)を執筆した八王子市に、太田道灌の末裔の協力により、五霊神社から御分霊が勧請されました。

残念ながら、現在その地を管理するものもなく、代理人の弁護士と工事人立ち会いのもとで、本日おまつりを執り行う経緯に至ったわけです。

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伊勢原で生涯を閉じた太田道灌公の顕彰奉賛(けんしょうほうさん)について、あらためて考える良い機会となりました。

*五霊神社については、拙ブログ(10月2日)をご覧ください。

菊華展

2011年11月10日 木曜日

本日は、お参りの方々に好評な菊華展の様子をご紹介いたします。

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比々多神社菊華会の方々が、丹精込めて作られた菊です。

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菊の様子見と水やりのため、毎日欠かさず来ていただいています。

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見頃は来週ぐらいまでです。

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大輪の菊はとても華やかさがあります。

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盆栽は小さな枝振りに多くの花がついているので見ていて楽しいです。

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是非ともお立ち寄りいただき、ゆっくりとご観賞ください。

醸造安全・工場安全

2011年11月9日 水曜日

今日は平日ながら大安ということで、3歳児・5歳児の七五三参りが続きました。

また、栗原(くりばら)の蜜柑狩りがシーズンを迎えて、ウオーキング客も含めて、終日人出の多い一日となりました。

結婚奉告のお参りに来られた男女もありました。実りの季節に新たな始まりを迎える2人は幸せそうな様子でした。末長くお幸せにお過ごしください。

ヒラタケ(平茸)

ヒラタケ(平茸)

今朝、氏子さんからキノコを頂きました。炒めたり鍋や汁物など、調理法は色々で、季節らしい味覚です。

昨日は酒祭を斎行いたしましたが、本日は醸造元で醸造安全祈願祭並びに蔵祓いがありました。

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ようやく気温が下がりましたが、酒造りには温度がとても重要です。今年も美味い酒が出来ることを願います。

また、大きな工場で怪我や事故が相次ぎ、厄災消除・工場安全祈願祭を執り行いました。

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式後、敷地内にある数多くの工場を、安全衛生委員の方々と隈無く回り、お祓いをいたしました。これを機に心新たに、更なる安全管理に努めていただき、職務に精励されますようお祈り申し上げます。

ボイラー火入式(鞴祭)

2011年11月8日 火曜日

本日は冬の節となる立冬でしたが、体感的にもぐんと気温が下がった感じでした。

温もりを求める時期ですが、大学のボイラー室で火入式、「鞴祭」(ふいごまつり)が行われました。

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ボイラー室は、地下などに設けられることが多いようですが、まさしく縁の下の力持ちです。

ぬくぬくと過ごせるのもそのお蔭。また、危険を伴い作業面でもきつい場所ですが、安全あっての暖房設備です。

引き締まる気候とともに、気を引き締めて作業に当たっていただきたいと思います。

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各家庭でもそろそろ暖房器具の準備を始める頃合いでしょうか。

風邪の対策やインフルエンザ予防も早めに対応したいものです。

酒祭 其の二

2011年11月8日 火曜日

続いて、神社に戻ってからの祭典についてご紹介いたします。

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沢山(さわやま)から戻り、お水をご神前に並べ、準備を整えて11時半に社務所前から参進しました。

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遠く大化元年(645)、大酒解神(おおさかとけのかみ)・小酒解神(こさかとけのかみ)が当社におまつりされた折に、「うずら瓶」(うずらみか:県重文)が奉納されたといいます。(天保5年社伝記)

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同社伝記によると、天長9年(832)相模国の国司・橘朝臣峯嗣(たちばなのあそんみねつぐ)を勅使として、当国総社・冠大明神の神号を賜りました。

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この橘氏の氏神さまは京都・梅宮大社で、ご祭神は酒解神です。当時の地方長官が、氏神さまを思う気持ちは強く、当社へも庇護の思いがあったと推察されます。

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さて、三段の滝のお水は、神さまにお供えされ「御神水」となりました。

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蔵元や卸、酒販店の神棚に1年間供えられ、生業の安全と発展のみしるしとなります。

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商売の厳しさはどの業界でも同様だと思いますが、神さまに頭を垂れて感謝の念を捧げ、新たな気持ちで励むことが大切だと思います。それが、「正直の頭に神宿る」です。

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1時間余りに及ぶ祭典を修め、直会(なおらい)に移りました。早朝から長丁場の儀式でしたが、それぞれ心を新たにされた様子でした。

酒解神のご神威(しんい)をいただかれ、生業の繁栄をお祈り申し上げます。

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明日は酒蔵の蔵祓が予定されています。

撮影:増山正芳氏

酒祭 お水取り神事

2011年11月8日 火曜日

本日行われた酒祭(さかまつり)についてご紹介いたします。

2回に分けてご報告いたしますが、先ずは沢山(さわやま)でのお水取り神事です。

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午前9時45分、比々多神社境内に参集した参列者(蔵元・卸・酒販店・神社総代)35名は、各々車に乗り合わせ、栗原の三段の滝入り口まで参りました。

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そこから約10分程でしょうか。山道を歩き、三段の滝の斎場に向かいました。

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ここには小さな石祠ですが、水神さまがおまつりされています。御食御酒をお供えして、お水取り神事を執り行いました。

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昨日よりぐっと気温が下がったせいか、沢ガニや蚊などの姿も見られませんでした。

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しかしながら、澄んだ空気の中、神気を浴びながら粛々と神事が行われました。

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既述(11月6日ブログ)の通り、台風被害により滝壺前に大木が倒れ、土砂が崩れたため、足場の悪い状態での祭儀でしたが、お水は清らかでした。

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この後行われる酒祭において、神実(かむざね)「うずら瓶」(うずらみか:県重文)に注がれます。

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総代さんたちは、祭典の正装である「紋付羽織袴姿」で山を登り、準備片付けが伴いましたが、そのお蔭で例年通りに儀式を行うことが叶いました。

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撮影:増山正芳氏

酒解神のご神徳

2011年11月7日 月曜日

明日の酒祭に備えて、お水取り神事を行う斎場確認のため、三段の滝へ様子を見に行きました。

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山は台風被害で倒木・土砂崩れなどひどい状況でしたが、総代さんたちのお蔭で、足下は綺麗に整えられていました。

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沢には例年以上に多くの沢ガニがいました。昨日総代さんはヤマメもいたといっていました。

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酒解神(さかとけのかみ)のご神徳をいただいて、新酒醸造安全、酒類業者の営業繁盛はもちろんのこと、酒難や禁酒などお酒にまつわるご神威が発揚されるよう祈りをこめたいと思います。

本卦還り

2011年11月7日 月曜日

先週の土曜日に事業を開催した小学校が多く、その代休で平日にもかかわらず七五三参りがありました。

七五三は人生のまつり、人生儀礼の節目の一つですが、年祝いといわれる長寿のお祝い「還暦祝」(数え61歳)のご祈願もありました。

還暦は生まれ年の干支(えと)に帰ることから、赤ちゃんに戻るということで、赤頭巾やちゃんちゃんこ、座布団を贈って祝う習慣もあります。

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また、「本卦還り」(ほんけがえり)ともいわれます。

因みに、易(えき)の占いで「当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦」という言葉を聞いたことがあると思いますが、「八卦」(はっか)とは、乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)の8卦を基本に、64卦の変化を生じて天地人全般の現象を象徴するものです。

意志にかかわりなく巡る運命とは異なり、運勢は四季のように巡ってくるものですから、それに逆らわずに生きるのが自然の摂理ともいえます。

沢山の整備奉仕

2011年11月6日 日曜日

霜月の佳き日、第28回比々多地区駅伝大会が開催されました。小雨交じりでしたが、選手の皆さんは普段の成果を発揮されたと思います。

神社境内も昨日同様、七五三参りで賑わいました。

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明後日(8日)に迫った酒祭(さかまつり)に向けて、総代さんたちが沢山(さわやま)に整備奉仕で上がりました。

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9月21日に襲った台風15号による被害は殊のほか大きく、お水取り神事を行う三段の滝までの道程は、倒木に埋もれていました。

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例年なら、草刈り機と熊手・箒(ほうき)を手に、清掃が中心でしたが、今回はチェーンソーやのこぎり、スコップなども必要となり、重装備での作業となりました。

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水神さまの手前にも大木が倒れましたが、お社の手前で何よりでした。

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お水取り神事の斎場も整備をしていただきましたが、足下はぬかるんでいるようで、明日再度確認に行く予定です。

総代の皆さま、1日本当にありがとうございました。