本日、東京都からの依頼で道灌(どうかん)神社の奉還祭(ほうかんさい)を執り行いました。
室町時代中期の武将であり、歌人の太田道灌公は、江戸城や川越城を築造したことで名を馳せました。道灌公の終焉の地は伊勢原ですが、北条早雲によって五霊神社(伊勢原市上粕屋鎮座)におまつりされたとされています。
昭和54年、『太田道灌』(沢八郎著・全8巻)を執筆した八王子市に、太田道灌の末裔の協力により、五霊神社から御分霊が勧請されました。
残念ながら、現在その地を管理するものもなく、代理人の弁護士と工事人立ち会いのもとで、本日おまつりを執り行う経緯に至ったわけです。
伊勢原で生涯を閉じた太田道灌公の顕彰奉賛(けんしょうほうさん)について、あらためて考える良い機会となりました。
*五霊神社については、拙ブログ(10月2日)をご覧ください。