2011年3月15日 のアーカイブ

国府祭 類社会議

2011年3月15日 火曜日

本日、大磯・松月に於いて、平成23年度相模国府祭(こうのまち)類社会が開催されました。

一之宮・寒川神社、二之宮・川勾神社、三之宮・比々多神社、四之宮・前鳥神社、一国一社・平塚八幡宮、総社・六所神社の神職・総代が一同に会し、国府祭(こうのまち:5月5日 県無形民俗文化財指定)の斎行(さいこう)について協議をいたしました。

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律令制度の確立に端を発する1300年の伝統行事、類社(6社)による合同祭典とあって、伝統に倣(なら)い、各社の口上(こうじょう)が告げられました。

「一之宮・寒川神社、例年通りご奉仕させていただきます」「二之宮・・」「三之宮・・」「四之宮・・」「一国一社・・」それらを受けて、「総社・・・五社の御成(おなり)を準備万端(じゅんびばんたん)お待ちしております。」

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今年は「日本の祭り」(提供:ダイドードリンコ)で、テレビ神奈川による特集が組まれます。会議の様子もテレビカメラで撮影されました。

比々多神社では、氏子(三ノ宮・栗原・神戸)が輪番でご奉仕しており、今年は三ノ宮が字番となります。例年通り、白木のお神輿での渡御(とぎょ)が行われます。また、三ノ宮「撫子会」(なでしこかい)がお囃子で供奉(ぐぶ)いたします。

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古式に則った伝統神事「国府祭」(5月5日)に是非ともお出掛けください。

東北地方太平洋沖地震復興祈願祭

2011年3月15日 火曜日

昨日14日、神社本庁では、以下の総長談話(田中恆清総長)を発表いたしました。

去る3月11日の午後に発生した東北地方太平洋沖地震及び翌12日未明の長野県北部地震、さらには地震発生による大津波は、前例のない広域災害を齎(もたら)しました。この未曾有の大災害は、死者・行方不明者一万人以上といふ深刻な様相を呈し、現地の神社及び氏子崇敬者にも甚大な被害が出てゐると伺ってをります。
今回の地震及び津波により被災された神社関係者に対し、心からお見舞ひを申上げます。
現在、神社本庁では、被災されたそれぞれの神社の正確な被災状況の把握に努めてをり、今後の早期復興に向けた支援活動に全力を傾注する所存であります。此度の被災に対しては、発生後直ちに神社本庁災害対策本部を設置し、速やかなる情報収集と復旧復興対策に向けた検討に取り掛かってをります。
つきましては、今後、対策本部で策定した具体的な事項を斯界各方面の御協力を得て、執り進めて参りますので、その際は、全国神社関係者の物心両面に渉る御支援、御協力をお願ひ申上げます。

 *神社本庁では、日本人が永い年月をかけて積み上げてきた美しい日本語を守るために、「歴史的仮名遣ひ」を使用してゐます。

 

本日15日は、恒例の「月次祭」(つきなみさい)です。氏子・崇敬者の平安と繁栄を祈願いたしました。併せて、「東北地方太平洋沖地震復興祈願祭」を斎行(さいこう)いたしました。

「・・・余震津波を鎮め給ひて、一日も速(すみや)けく、旧(もと)の状(さま)に立帰(たちかえ)らしめ給ひ・・・」

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今は、神職として、鳥居の内からひたすらに祈ること、それが私たちの職分です。

 

今後、義捐金活動などに協力していきますが、神社復興募金としての「被災神社義捐金」を全国の神社で広く募っていきますので、ご協力方お願い申し上げます。

 

※尚、義捐金募集の名を借りた詐欺的行為が発生する恐れもありますので、呉々もご注意ください。