2013年7月 のアーカイブ

慎みてな怠りそ

2013年7月11日 木曜日

ここ数日、御守奉製業者や社寺建築の営業、結婚式雑誌の広告依頼など、神社に関係する業者の来社が続いています。全てを受け入れるわけにはいきませんが、酷熱の中を営業に歩く人たちの大変さを感じます。

本日、当社で結婚式を挙げられたご夫妻がお参りになりました。奥さまの本厄にあたり、厄除け祈願でしたが、交通安全や転職、開業など、事あるごとにご神前に額づく姿は感心いたします。

厄年表

厄年表

ご祭神の日本武尊(やまとたけるのみこと)は、叡智(えいち)に長(た)けた勇猛果敢(ゆうもうかかん)な神さまで、賊軍(ぞくぐん)を平定(へいてい)したご事績(じせき)から、難(なん)を切り拓くご神徳(しんとく)をおもちです。

日本武尊像 ( 焼津神社 )

日本武尊像 ( 焼津神社 )

その日本武尊が伊勢の神宮にお参りの際、叔母(おば)である倭姫命(やまとひめのみこと)に会い、叛(そむ)く者どもを平らげるよう告げられ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授かるとともに、「慎(つつし)みてな怠(おこた)りそ」という言葉を賜ります。そして、東征(とうせい)が始まります。

厄年はある意味、慎みの年まわりです。そして、足下を見据えて自らの行いを見つめ直す機会です。慎みの中に精進(しょうじん)を重ねることで、生成発展(せいせいはってん)がもたらされるのです。

夏の風物詩

2013年7月10日 水曜日

このところ「暑いですね」が挨拶代わりとなっています。

伝統的な京都の夏の風物詩である八坂神社「祇園祭」(ぎおんまつり)と同様、13日(土)・14日(日)は真田神社(平塚市真田:旧称・八坂神社)の例祭「天王祭」(てんのうさい)です。

ご祭神である素戔嗚尊(すさのおのみこと)に、夏野菜である沢山の胡瓜(きゅうり)をお供えして、疫病退散・無病息災を祈ります。

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さて、子供たちが七夕の願いや誓い、和歌などをしたためた約1200枚もの短冊のお焚き上げの依頼がありました。

短冊には素直な心が描かれていて、一つ一つ目を通しているだけで時間を忘れそうです。

天の川 棚橋(たなはし)渡せ 織女(たなばた)の い渡らさむに 棚橋渡せ 『万葉集』

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境内では、鉢植えの山百合(やまゆり)が背丈を一気に伸ばし、明日にも清楚な白い大輪を咲かせそうな状況です。

さ百合花(ゆりばな)(ゆり)も逢はむと したはふる 心しなくは 今日も経めやも 『万葉集』 大伴家持

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神明のご利益

2013年7月9日 火曜日

昨日に続いて、酷暑、炎暑、などと表現すべき猛烈な厳しい暑さとなりました。

暑いながらも、木々の緑に覆われる神社の杜(もり)は、市街地より1~2℃は気温が低く、自然のクーラーといったところでしょうか。

遠方からのお水取りや、ご朱印参拝の方も、束の間の時間を境内で過ごされていました。

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今朝は早くから廃棄物処理業の皆様がお参りになり、安全祈願祭を行いました。

職場の環境は、それぞれの仕事により全く異なりますが、業務の安全は日々の願いだと思います。

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また、社頭では厄災除けや方災除けの祈祷が相次ぎました。

大なり小なりの厄難(やくなん)を留(とど)めたい一心でのお参りは、神さまにすがる気持ちをどことなく感じます。

それ故に、当方も気を引き締めて、緊張感を以てあたらねばなりません。

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神明の利益(りやく)を蒙(こうむ)ることは信力の厚薄(こうはく)に依(よ)るとなり

『 倭姫命世記 』 ( やまとひめのみことせいき )

神さまを信じる心、それがすなわちご利益となってその身に溢れ出ると古書は教えてくれています。

護国神社

2013年7月8日 月曜日

夏の高気圧が張り出し、今日も猛烈な暑さの一日となりました。

北海道・東北を除く地域でも梅雨明けとなりましたが、夕方近くに雷がゴロゴロと鳴り、大雨もありそうな気配です。

宗教文化講座

宗教文化講座

さて、来る9月3日(火)、神奈川県宗教連盟主催による「第72回宗教文化講座」(立正佼成会横浜普門館)が開催され、茂木貞純氏による「伊勢神宮の式年遷宮」と題した講演が行われます。

神奈川県宗教連盟は、神道・仏教・天理教・キリスト教・諸宗教などで組織され、世界平和を願う気持ちを一つに活動をしています。

秋田県護國神社

秋田県護國神社

ご案内の通り、全国には必ず1社は護国神社が鎮座していますが、神奈川県のみ存在しません。

というのも、建設計画が進み、竣工を目前にして、横浜大空襲により消失してしまったのです。

愛知縣護國神社

愛知縣護國神社

戦後、サンフランシスコ講和条約発効により、ようやく日本は7年にわたる占領政策から解き放たれ、国家としての主権を回復(昭和27年4月28日)することができました。

その後、平和を祈る県民の思いが、「県慰霊堂」(横浜市港南区)という形で、建設が実現しました。

三重県護国神社

三重県護国神社

現在でも、神道・仏教・天理教・キリスト教による慰霊堂大祭(5月10日)や月次祭(つきなみさい)が行われ、官民一体、宗教大同団結の慰霊祭は「神奈川方式」ともいわれています。

高知県護国神社

高知県護国神社

広島の原爆ドームや長﨑の平和公園などのモニュメントを訪れた人は多いと思いますが、靖國神社をはじめ、全国各地の護国神社をお参りされる方は意外に少ないのではないでしょうか。

長崎県護国神社

長崎県護國神社

それぞれの故郷には、それぞれの英霊が現在もおまつりされています。

山梨縣護國神社

山梨縣護國神社

お出かけの際に、そっと手を合わせてみませんか。

先祖まつり

2013年7月7日 日曜日

昨日は霊園で埋葬祭(まいそうさい)、本日は斎場で五十日祭のご奉仕がありました。

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どちらも5月に神葬祭(しんそうさい)の葬儀奉仕で伺ったお宅です。

奥津城

奥津城 ( おくつき )

神道では、一般的に五十日祭を以て「忌明け」(きあけ)とすることが多く、家庭の神棚に覆っていた半紙を外し、神事を再開いたします。

また、故人へ哀悼の気持ちを表す服(ふく)の期間は一年祭までとし、これ以降は祖霊祭として先祖まつりを行います。

祖霊舎

祖霊舎 ( 一例 )

日本人は古くから、家庭に神さまとご先祖さまをおまつりして生活してきました。

神道では神棚に神さまを、ご先祖さまは仏壇同様、祖霊舎(それいしゃ)または御霊舎(みたまや)におまつりして、日々のご加護をいただきます。

間もなくお盆を迎える地域もありますが、祖霊を迎えるのは神道の信仰に基づくものです。

先祖まつりの仕方や祖霊舎などについてのご相談は、随時(8:30-16:30)承っていますので、お気軽に問い合わせください。

hibita@athena.ocn.ne.jp  0463-95-3237

七夕の安産祈願

2013年7月7日 日曜日

梅雨明けから一日経過しましたが、今日も日差しの強い日となりました。

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

平塚駅前では、本日まで七夕まつりが行われ、多くの人たちで賑わっていますが、午前中は八剱神社(平塚市上吉沢)、午後は北金目神社(平塚市北金目)と平塚市の二社で大祓となりました。

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

戌(いぬ)の日の日曜日、社頭は安産祈願の家族連れで賑わい、和やかな談笑が聞こえてきました。

祈願絵馬

祈願絵馬

お参り後、「岩田帯(安産帯)の巻き方を教えてください」という方もあり、ホームページでご紹介している巻き方についてお話をいたしました。

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

安産祈願 ご懐妊おめでとうございます

夏の盛りのお参りですが、ほとんどの方が年末の出産、冬場の育児となります。

祈願絵馬

祈願絵馬

七夕では星に願いを寄せますが、祈願絵馬にはお母さんの素直な願いが込められていました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

残念ながら一部の皆様しかご紹介できませんが、本日はようこそご参拝くださいました。

当社では月遅れの七夕を予定しています。

森の哲学者

2013年7月6日 土曜日

連日、夕刻頃から闇夜に掛けて梟(ふくろう)が鳴いています。

毎年のことですが、境内の夫婦欅(めおとけやき)の樹洞(じゅどう)に巣をつくる青葉木菟(あおばずく)で、「ホーッ、ホーッ」と必ず2回ずつ規則正しく鳴きます。

感度は人間の百倍、前面に位置するその目は、深い洞察力を感じさせます。

まるで森の哲学者のように、木の上から下の世界を俯瞰(ふかん)しているように思えます。

高所27メートルからの眺め

高所27メートルからの眺め

本日、関東甲信越では平年より15日も早く、梅雨明けとなりました。

そして、気温がぐんぐん上がって今年一番の暑さとなりました。

神域ではそれを察知するかの如く、夏の主役の出番とばかりに、朝早くから蝉(せみ)が鳴き始めました。

水神さま

水神さま

さて、本日は上平間の水神講で6箇所、また熊野神社(平塚市千須谷)の境内社(八坂神社・水天宮)において、それぞれ水神祭を執り行いました。

夏の盛り、日照りにも涸(か)れることなく、大雨にも溢(あふ)れることなく、常に水の恵みをもたらしてくれるよう祝詞を上げました。

昔も今も、五穀豊穣(ごこくほうじょう)は萬民(ばんみん)の願いです。

水の信仰

2013年7月5日 金曜日

局地的に激しい雨が降ったところもありますが、このあとは急激な温度上昇もあるようで、熱中症対策や体調を崩さないようにお気をつけください。

さて、朝の内は小雨の中、地鎮祭などの外祭奉仕がありました。

井戸埋清祓

井戸埋清祓

家屋を新築されたお宅(平塚市北金目)では、区画整理地内に調整池がつくられたことにより、井戸に水が湧かなくなりました。そこで、敷地内に新たな井戸を掘り、この度古井戸を埋めることとなり、本日の清祓となりました。

この地域では、金目川の豊富な水の恵みにより、井戸を設けているお宅が多く、一方で堰(せき)が決壊して水害の歴史もあります。

恵みへの感謝と災害への畏(おそ)れという信仰もあってでしょうか、この近隣ではお稲荷さんをおまつりしているお宅が多いのも特徴的です。

まほろ合宿

まほろば合宿

まほろば教育事業団から夏の小学生合宿の案内が届きました。

来る8月5日(月)・6日(火)、寒川神社少年館において開催(参加費6千円)されます。

現役の小学校教員が中心となって指導にあたるため、安心してご参加いただけると思います。

徳育を中心とした体験活動を通して、思い出深い楽しい夏休みの思いでづくりをしてみませんか。

神前結婚式の予約

2013年7月4日 木曜日

夏も盛りに向かい、週末は熱帯夜、週の始めに掛けて気温も一気に上昇との予報が出ています。

既に夏休みの計画を立てているご家庭も多いと思われますが、充実した夏になることを願います。

さて、当社では7・8月のみ「月次祭」(1日・15日)以外の恒例祭典がありません。(*所管の兼務22社ではあります)

この期間は、ご祈祷や出張祭典も年間を通して比較的少ない時期で、まとまってあるのはお盆の祖霊祭ぐらいでしょうか。

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特に、出張以外の神前結婚式はありませんが、秋の予約が入る時期になります。

10月下旬から11月中旬は、七五三参りで社頭が賑わうので、お確かめの上ご予約はお早めにお願いいたします。

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神前結婚式についてのお問い合わせやご相談は随時(8:30-16:30)承りますので、お気軽にご連絡ください。

0463-95-3237

hibita@athena.ocn.ne.jp

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教化育成にあたること

2013年7月3日 水曜日

本日は大安で、午前中は地鎮祭が重なりましたが、幸いにも雨に降られずにご奉仕ができました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

さて、高校3年生の男の子をもつ親御さんから「夏休みに神社で、一日体験学習をさせてもらえませんか。」との問い合わせが入りました。

ここ数年、教員の社会体験研修として、市内小学校の先生を受け入れていますが、高校生の男の子は初めてのことです。

指導にあたったり、前もって準備をするには、手間と時間を要しますが、〝 氏子・崇敬者の教化育成にあたること 〟は、神職の使命の一つでもあり(神社本庁憲章第十一条)、快くお受けすることになりました。

体験学習の様子 (昨年)

体験学習の様子 (昨年)

明日は中等教育学校の生徒7名が、歴史や文化財、遺跡などの学習でやって来ます。

理解を深めたり、興味をもつきっかけとなるよう、当方も真面目にあたりたいと思います。