夏の高気圧が張り出し、今日も猛烈な暑さの一日となりました。
北海道・東北を除く地域でも梅雨明けとなりましたが、夕方近くに雷がゴロゴロと鳴り、大雨もありそうな気配です。
さて、来る9月3日(火)、神奈川県宗教連盟主催による「第72回宗教文化講座」(立正佼成会横浜普門館)が開催され、茂木貞純氏による「伊勢神宮の式年遷宮」と題した講演が行われます。
神奈川県宗教連盟は、神道・仏教・天理教・キリスト教・諸宗教などで組織され、世界平和を願う気持ちを一つに活動をしています。
ご案内の通り、全国には必ず1社は護国神社が鎮座していますが、神奈川県のみ存在しません。
というのも、建設計画が進み、竣工を目前にして、横浜大空襲により消失してしまったのです。
戦後、サンフランシスコ講和条約発効により、ようやく日本は7年にわたる占領政策から解き放たれ、国家としての主権を回復(昭和27年4月28日)することができました。
その後、平和を祈る県民の思いが、「県慰霊堂」(横浜市港南区)という形で、建設が実現しました。
現在でも、神道・仏教・天理教・キリスト教による慰霊堂大祭(5月10日)や月次祭(つきなみさい)が行われ、官民一体、宗教大同団結の慰霊祭は「神奈川方式」ともいわれています。
広島の原爆ドームや長﨑の平和公園などのモニュメントを訪れた人は多いと思いますが、靖國神社をはじめ、全国各地の護国神社をお参りされる方は意外に少ないのではないでしょうか。
それぞれの故郷には、それぞれの英霊が現在もおまつりされています。
お出かけの際に、そっと手を合わせてみませんか。