世界文化遺産に登録された富士山が本日、山開きを迎え、多くの登山客の姿を報道で目にしました。
往古(おうこ)より先人が噴火への畏(おそ)れを抱くとともに、様々な恵みに対する感謝の祈りが重ねられてきました。
日本人がこよなく愛してやまないお山は、神宿る霊峰であり、信仰の山であることを頭の片隅に置いていただきたいと思います。
さて、昨日の大祓をもって半年が過ぎ去り、新しい半年、新しい月が始まりました。
本日も常の如く、「月次祭」(つきなみさい)を執り行い、皇室の御安泰と国の安寧、氏子崇敬者の安全と発展を祈り上げました。
ご神前には篤農家(とくのうか)の方から、枝豆や茄子(なす)などの夏野菜が上がりました。
今週は全国的に暑さが厳しくなりそうで、いよいよ本格的な夏を迎えます。
神社の境内でも蝉(せみ)が鳴き始めるのは時間の問題のようです。
風鈴の優しい音が、僅(わず)かに涼しさを運んでくれそうです。
夏本番、皆様ご自愛のうえ元気にお過ごしください。