2013年7月11日 のアーカイブ

慎みてな怠りそ

2013年7月11日 木曜日

ここ数日、御守奉製業者や社寺建築の営業、結婚式雑誌の広告依頼など、神社に関係する業者の来社が続いています。全てを受け入れるわけにはいきませんが、酷熱の中を営業に歩く人たちの大変さを感じます。

本日、当社で結婚式を挙げられたご夫妻がお参りになりました。奥さまの本厄にあたり、厄除け祈願でしたが、交通安全や転職、開業など、事あるごとにご神前に額づく姿は感心いたします。

厄年表

厄年表

ご祭神の日本武尊(やまとたけるのみこと)は、叡智(えいち)に長(た)けた勇猛果敢(ゆうもうかかん)な神さまで、賊軍(ぞくぐん)を平定(へいてい)したご事績(じせき)から、難(なん)を切り拓くご神徳(しんとく)をおもちです。

日本武尊像 ( 焼津神社 )

日本武尊像 ( 焼津神社 )

その日本武尊が伊勢の神宮にお参りの際、叔母(おば)である倭姫命(やまとひめのみこと)に会い、叛(そむ)く者どもを平らげるよう告げられ、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を授かるとともに、「慎(つつし)みてな怠(おこた)りそ」という言葉を賜ります。そして、東征(とうせい)が始まります。

厄年はある意味、慎みの年まわりです。そして、足下を見据えて自らの行いを見つめ直す機会です。慎みの中に精進(しょうじん)を重ねることで、生成発展(せいせいはってん)がもたらされるのです。