2013年7月6日 のアーカイブ

森の哲学者

2013年7月6日 土曜日

連日、夕刻頃から闇夜に掛けて梟(ふくろう)が鳴いています。

毎年のことですが、境内の夫婦欅(めおとけやき)の樹洞(じゅどう)に巣をつくる青葉木菟(あおばずく)で、「ホーッ、ホーッ」と必ず2回ずつ規則正しく鳴きます。

感度は人間の百倍、前面に位置するその目は、深い洞察力を感じさせます。

まるで森の哲学者のように、木の上から下の世界を俯瞰(ふかん)しているように思えます。

高所27メートルからの眺め

高所27メートルからの眺め

本日、関東甲信越では平年より15日も早く、梅雨明けとなりました。

そして、気温がぐんぐん上がって今年一番の暑さとなりました。

神域ではそれを察知するかの如く、夏の主役の出番とばかりに、朝早くから蝉(せみ)が鳴き始めました。

水神さま

水神さま

さて、本日は上平間の水神講で6箇所、また熊野神社(平塚市千須谷)の境内社(八坂神社・水天宮)において、それぞれ水神祭を執り行いました。

夏の盛り、日照りにも涸(か)れることなく、大雨にも溢(あふ)れることなく、常に水の恵みをもたらしてくれるよう祝詞を上げました。

昔も今も、五穀豊穣(ごこくほうじょう)は萬民(ばんみん)の願いです。