2011年6月 のアーカイブ

第49回崇敬者祭

2011年6月19日 日曜日

お蔭様で雨が上がり、祭典日和となりました。

10時半の式典にもかかわらず、8時半過ぎには参列者の方々が少しずつ集まりました。境内に用意したテントで控えていただきましたが、色濃くなった木々の緑の森林浴は最高の心地よさだと思います。

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胡床(こしょう=社殿内の腰掛け)並べ、神饌(しんせん=お供えもの)準備、玉串の用意、祓所(はらえど=式に先立って行うお祓いの場所)の設営、奉納品並べ、手水具(てみずぐ=心身を清める具)、装束(しょうぞく)の用意など、、、おまつりの準備を万端整えて、定刻を迎えました。

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第49回崇敬者祭の始まりです。参列者は47名でした。

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先ずは、境内に設けた祓所でお祓い。参列者の皆さんは忌衣(いみごろも)となる参拝着(さんぱいぎ)を身につけてお祓いを受けました。

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昨日準備を整えたお酒とお花を一人一人の手でご神前に供えていただきました。

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式後は社務所にて恒例の講話となりました。一昨年はシンガーソングライターで画家のあべまりあ氏のトーク&ミニライブ、昨年は伊勢原市文化財課の諏訪間氏に地域の財産である遺跡についての説明をいただきました。

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本年は崇敬会長であり、川﨑運送株式会社社長である髙橋浩治氏に、大震災による政治経済状況について、自身の業界における具体的な事例をもとに、詳しくお話をしていただきました。

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直会(なおらい)では、ゲストのものまね芸人、似施明(にせあきら)さんの楽しいトークと歌で盛り上がり、終始和やかで楽しい交流の場となりました。

皆さま、比々多の大神さまの御神威(ごしんい)をいただかれ、元気に健康で、それぞれの生業に更に励まれますようお祈り申し上げます。

 

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崇敬者祭の準備

2011年6月18日 土曜日

本日は霧雨が降ったり止んだりでしたが、幸いにして地鎮祭の折には降られることなくご奉仕ができました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

初宮参りの方々も、ご祈願の時間帯は降られずにすみ、ほっとした様子でした。

明日は、第49回崇敬者祭です。前日準備もほぼ整いました。

献酒用のお酒

献酒用のお酒

お蔭様で、50名もの方々に参列いただくことになりました。

献花用の花

献花用の花

直会(なおらい)では、ものまねの似施明(にせあきら)さんに出演していただきます。笑いに溢れた和やかな一日になって欲しいと思います。

大工さんが高座の台を新調して納品してくれました。

境内の紫陽花

境内の紫陽花

 

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中・平塚・伊勢原連合神社総代会理事会

2011年6月17日 金曜日

昨日、中・平塚・伊勢原連合神社総代会の理事会が平塚八幡宮で開催されました。

平塚八幡宮

平塚八幡宮

昨年までは、総会を前鳥神社(平塚市四之宮)で行っていましたが、300名近い参加者があること、地震などの災害を考慮して、伊勢原市民文化会館で行うことになりました。

理事会

理事会

開催は7月29日(金)に決まりました。51名の方々の功績表彰も行います。

 

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本の寄贈

2011年6月16日 木曜日

本日の朝、急な土砂降りとなり、予定していた地鎮祭もどうなるかと心配いたしましたが、しばらくして雨は上がりました。多小肌寒い感じでしたが、過ごしやすい日となりました。

美しき比々多村の詩

美しき比々多村の詩

昨日、崇敬者の方々から本をご寄贈いただきました。

服部長七物語

服部長七物語

携帯電話で本が読める便利な時代となりましたが、製本されたものには著者や発行者の思いが沢山詰まっています。

 

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茅の輪づくり

2011年6月15日 水曜日

6月30日に斎行(さいこう)する恒例行事「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)に向けて、茅の輪(ちのわ)づくりを行いました。

茅(かや)

茅(かや)

 国府祭(5月5日)の折には、粽(ちまき)づくりの茅が生育不足でしたが、今回は青々とした背の高い茅(かや)を沢山採ることができました。

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遠い神代(かみよ)の昔、スサノヲノミコトが旅の途中で蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に一宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦はこれを断り、兄の蘇民は貧しいながらも手厚くもてなしました。スサノヲノミコトは御礼に悪疫退散の「茅の輪」の作り方を蘇民に教え、それを腰に付けました。すると、蘇民一家はその年流行した疫病から逃れることができました。『備後国風土記』(びんごのくにふどき)

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比々多神社では、この故事にちなみ、罪・穢れ(つみ・けがれ)や厄災を祓い、生命力を強める行事として、毎年6月30日の大祓に「茅の輪くぐり」を行っています。

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水無月の 夏越の祓する人は千歳の命 延ぶといふなり

昔より 命のぶてふためしとて 夏越の祓 せぬ人ぞなき

母のぶん もひとつくぐる 茅の輪かな

 

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子どもの心を育む

2011年6月15日 水曜日

本日は15日で月次祭(つきなみさい)を斎行(さいこう)し、氏子崇敬者の安寧と発展を願いました。

さて、今年も神奈川県神社庁主催の「青少年書道展・絵画展」が、8月8日(月)・9日(火)新都市プラザ(そごう横浜店 地下2階正面入口前)にて開催されます。

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 昨日、応募作品が集まりましたので、出品手続きを整えて神社庁に送りました。

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 書道・絵画を通して、清らかで豊かな青少年の心を培い、道徳心の養成を図るのを目的に開催しています。更には、神社に対する敬神の念を育むきっかけとなれば幸いです。

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 子どもたちが一生懸命に書いた作品をながめていると、こちらもほのぼのとした気持ちになります。 

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 境内では、昨日に続いて比々多小学校1年生約60名が、「三ノ宮探検」ということでやってきました。

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神社の大きな木、鳥居、神社で働く人、鳥の声、青い空、紫陽花、カタツムリなど課題のものを発見して丸印を付けていました。

また、それぞれ発見したカブト虫の幼虫やモグラの穴などしっかりとメモを残して学校へ帰って行きました。

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景観まちづくり市民ワークショップ

2011年6月14日 火曜日

本日は、比々多地区の景観散策の提案ということでお誘いをいただき、地域の方や伊勢原市の方とともに、近くを散策しました。

埒面(らちめん)古墳の見学

埒面(らちめん)古墳の見学

先ず、昭和43年に(元)恵泉女学園短期大学建設中に発見された「らちめん古墳」を見学しました。墳丘は40メートル、推定全長は90メートルの円墳とも考えられる相模國最大規模の古墳で、銀装の大刀や金銅製の馬具など一級品の埋葬品が発掘されました。(三之宮郷土博物館所蔵)

ブルーベリーの実

ブルーベリーの実

その後、比々多神社の北西約150メートルの高台にある元宮へ上がりました。戦国時代に北条氏と三浦氏の争いにより、この地から現社地(昔は神主屋敷)にお宮を遷したと社伝記には記されています。

西は湘南平、東は江ノ島や横浜のランドマークタワーを望む、大パノラマの絶景ポイントです。

ストーンサークル

ストーンサークル

再びお宮まで下り、下谷戸縄文遺跡(ストーンサークル)を見学。昭和40年に東名高速道路建設中に発見され、敷石住居や環状に配石された立石(メーンヒル)を境内に移築保存したもので市指定遺跡となっています。

田園風景とアヤメ

田園風景とアヤメ

続いて、市内で最も古い斉藤家住宅(266年前建築・1745年)を訪れました。広い土間、太い梁、黒光りする大黒柱、竈の跡など、とても趣深い民家で、今でもここに住む古老からは、沢山の温かいお話を伺いました。

膨らみ始めた梨

膨らみ始めた梨

山里の田園風景を眺めながら、叔母様観音(おばさまかんのん)に手を合わせ、山道を上がって浄業寺(じょうぎょうじ)廃寺跡を訪れました。

史跡 浄業寺跡

史跡 浄業寺跡

孟宗竹が生い茂る中に、かなりの古刹(こさつ)だったと想像できる歴代和尚の石塔が数多く並んでいます。

開山大和尚の石塔

開山大和尚の石塔

静かに手を合わせたくなるほどの歴史の重みを感じる場所です。

風情ある土壁の蔵

風情ある土壁の蔵

竹ノ内の集落を抜け、臨済宗の能満寺を参詣して、比々多神社へと戻りました。

3時間足らずのウオーキングでしたが、地域再発見の散策となりました。

今後、地域特性を活かしたうえで、「景観まちづくり」が広がりを見せるよう、様々な意見を集約し、研究成果が上がるよう、神社としても協力していきたいと思っています。

 

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雨の境内

2011年6月13日 月曜日

昨晩はものすごい土砂降りでしたが、朝は曇り空に。午前中また小雨が降り、まさしく梅雨の空模様。

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境内で少しずつ咲き始めた紫陽花をご紹介いたします。

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御神田の早苗も少しですが背が伸びた気がいたします。順調に生育するよう願います。

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水黽(アメンボ・=アメンボウ・水馬・カワグモ)も気持ちよさそうに滑走しています。

 

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戌の日のお参り

2011年6月12日 日曜日

國學院大學の学生さんが、指定神社実習でやってきました。学生さんといっても、子ども3人を育て終えた主婦の方です。

神職の資格は既に数十年前に取得していたものの、更なる向学心をもって上の階位を得るために、高等機関である専攻科に進まれたとのことです。

今日を含めて4日間、比々多神社で神職としての道を学んでいただきます。

安産祈願  元気な子を授かりますように

安産祈願  元気な子を授かりますように

本日は日曜日の戌(いぬ)の日とあって、安産祈願のお参りの方が大勢お見えになりました。

安産祈願 母子ともに健康でありますように

安産祈願 母子ともに健康でありますように

妊娠5ヶ月目の戌の日に神社にお参りし、安産を祈願して帯祝いを行うのが古き良き慣わしです。

安産祈願 産宮(三宮)の神さまの御神威を授かりますように

安産祈願 産宮(三宮)の御神威を授かりますように

帯祝いには、岩田帯(いわたおび=斎肌帯)をしめて、岩のように丈夫に育つようにとの意がこめられます。昨今、この腹帯の良さがあらためて見直されています。

安産祈願 丈夫な子を授かりますように

安産祈願 丈夫な子を授かりますように

また、初宮参りでお越しの家族連れも多かったです。

初宮参り  すくすくと元気に成長しますように

初宮参り  すくすくと成長しますように

若竹のごとく、すくすくと真っ直ぐに、元気に成長して欲しいと思います。

初宮参り 元気に育ちますように

初宮参り 元気に育ちますように

恐ろしい大震災の起きた年だけに、新しい命の誕生は本当に嬉しいものです。

 

戌の日カレンダー

 

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雨のもたらすもの

2011年6月11日 土曜日

今日で東日本大震災発生から丸3ヶ月となりました。未だ8千人を超える人たちの行方が分からず、避難所生活を強いられている人たちは、9万人余りもいます。そして原発事故も収束への道のりは遙か彼方という状況です。

あらためて、尊い命を失った人たちのご冥福をお祈り申し上げるとともに、行方不明者の早期発見を願います。

ご神前に一日も早い復旧復興の念を捧げました。

雨の地鎮祭  工事の安全無事をお祈りいたします

雨の地鎮祭  工事の安全無事をお祈りいたします

今日の三ノ宮は土砂降りでしたが、東北の被災地へも梅雨の雨が浸水や土石流などの災害をもたらす可能性があり、心配されるところです。

 

雨にもかかわらず、篤農家の方がご神前に野菜を奉納されました。

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雨はイヤだとつい口にしがちですが、畑の恵みを目にすると、他方でありがたいと思います。

 

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