昨晩の暴風雨はすさまじいものでした。午後になっても時折突風が吹き荒れました。今日は境内の枝や落ち葉を運ぶのに、軽トラックで数え切れないほど往復をしました。
折れた大枝の年輪を数えたら200年近くありました。幸い夜だったので怪我人がなくてほっとしています。
さて、今日は春分の日。太陽が真東から昇り、真西に沈む日で、昼夜の長さが同じになります。宮中では、春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)が行われますが、前後3日間を含め7日間を彼岸(ひがん)といいます。ご先祖さまをおまつりして、お墓参りをします。
祝日法には「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」と記されていますが、秋分の日も同様に、ご先祖さまを敬う気持ちをもつことが大切です。
ご先祖さまにお供えする「ぼたもち」と「おはぎ」は同じものですが、春の牡丹・秋の萩と季節の花になぞらえて呼んでいます。
お彼岸の中日(ちゅうにち)ですが、お宮参りに多くの方が来られました。両親や祖父母があっての私たちです。親になって初めて親の気持ちが分かるわけで、そのことが子どもへとつながっていきます。生命の尊さと絆を深く考える日でもあります。