2010年3月19日 のアーカイブ

花便り

2010年3月19日 金曜日

「山笑う」という言い方がありますが、周辺の山の木々が芽吹き始め、稜線(りょうせん)が膨(ふく)らんできました。     (^^)

各地から桜の開花情報が聞こえますが、当社のソメイヨシノはもう少しです。

ストーンサークル横の桜が一番早く開きそうです

ストーンサークル横の桜が一番早く開きそうです

伊勢原市内では、今日小学校の卒業式が行われました。春は別れの季節ですが、新しい出発の時でもあります。膨らむつぼみのように、希望に満ち溢れた生活が広がるよう祈念いたします。

 

お彼岸の今日、お葬式のご奉仕がありました。老いも若きも限りある命ですが、その現実は悲しくて残念なものです。

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しかしながら、江戸時代に伊勢の祠官(しかん)であった中西直方(なかにしなおかた)の歌に見られるように、生命(いのち)はご先祖さまから自分、そして子々孫々に受け継がれ、血や心、DNAの絆がつむがれていることを表しています。まさしく命は不連続の連続であります。これが神道の霊魂観であり生死観です。

「日の本(もと)に生れ出(い)でにし益人(ますひと)は神より出でて神に入るなり」 中西直方『死道百首』(宝永4年刊)