2013年9月 のアーカイブ

諸会合

2013年9月13日 金曜日

台風18号が発生し、この連休は荒れた天気も予想されますので、外にお出かけの際には十分にお気をつけください。

当社でも16日に控えた「一心泣き相撲比々多場所」の準備を、雨対応で進めるところです。何とか雨や風が治まることを願うばかりです。

さて、一昨晩は「第64回三ノ宮・木津根橋産土講祭」(9月22日15時)の役員会、昨晩は「第67回榊会正式参拝」(10月28日18時)の役員会が開催されました。

また、今晩は宮鐘の修復について話し合いをいたしました。

秋の夜長を虫が鳴いていますが、お宮のことは話し合いで進めるのが昔からの物事の決め方です。

宮鐘

宮鐘

伊勢参宮 二日目

2013年9月12日 木曜日

昨日に続き、伊勢の参宮報告です。

楽天会の一行36名は、朝8時に鳥羽の宿を出発、身を正して一路外宮へと向かいました。

外宮第一鳥居

外宮第一鳥居

古くからの慣わしに従い、外宮を先にお参りしました。

その後、昨年4月に完成したせんぐう館を見学いたしました。

外宮 正宮にて

外宮 正宮にて

32度に達する暑さでしたが、お蔭様で内宮へと向かいました。

遷御の準備が進められる新宮

遷御の準備が進められる新宮

多くの参列者のための席も準備が整いつつあります。

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明日は第62回神宮式年遷宮「御戸祭」が斎行されるため、本日が最後の特別参拝でした。

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郷土(伊勢原市)出身の権禰宜(ごんねぎ)さんにお出迎えをいただき、内宮神楽殿で御神楽を奉納、そして饗膳をいただきました。

饗膳の儀

饗膳の儀

何事のおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるる 西行

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今日の行事

2013年9月11日 水曜日

昨晩は総代の慰労会が開催され、前責任役員・前総代の皆さんも参加され、和やかな一時を過ごしました。

さて、本日は中・平塚・伊勢原連合神社総代会の評議員会が平塚八幡宮で開催され、宮司・責任役員が出席いたしました。

来る11月に熱田神宮に参拝することに決まりました。詳細が届き次第、あらためてご案内いたします。

また、伊勢原市内最大の親睦会「楽天会」の35周年記念事業として、伊勢参拝旅行が企画され、禰宜がお供として参加いたしました。

二見 夫婦岩

二見 夫婦岩

今日は浜参宮をして、明日は外宮参拝、内宮で御神楽奉納、御垣内特別参拝となります。

まんがで読む古事記 倭建命

2013年9月10日 火曜日

当社には六柱の神さまがおまつりされていますが、その中に叡智(えいち)と武勇(ぶゆう)に猛(たけ)た日本武尊(やまとたけるのみこと)という神さまがいます。

全国では、この神さまを御祭神とする神社が1196社にものぼります。

当社は相模国三宮ですが、尾張国三宮であり、伊勢の神宮につぐ格別に尊いお宮として親しまれる熱田神宮の宮庁内に「日本武尊を仰ぐ会」という組織があります。

この度、まんがで読む古事記 『 倭建命 』 が発行され、当社にもご恵送賜りました。

*やまとたけるのみことの神名は、『 古事記 』 では倭建命、『 日本書紀 』 では日本武尊と表記されています。

倭建命

『 倭建命 』 発行:日本武尊を仰ぐ会

第12代景行天皇の子供として生まれた小碓命(おうすのみこと=倭建命)が、大王(おおきみ)の命により、朝廷に従わない九州の熊曾建(くまそたける)兄弟を征伐(せいばつ)し、その後も東国平定に向かう途次、伊勢で叔母である倭比売(やまとひめ)からいただいた天叢雲剣(*あまのむらくものつるぎ)のお蔭で難を逃れ(焼津)、更に身を賭(と)して海を鎮めた妃(きさき)の弟橘比売(おとたちばなひめ)の物語など、とてもわかりやすく描写されています。

*天叢雲剣~三種の神器の一で、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)として熱田神宮の創祀にあたる

さねさし 相模(さがむ)の小野に 燃ゆる火の 火中(ほなか)にたちて 問ひし君はも

naimen

倭は 国のまほろば たなづく青垣 山隠(やまごも)れる 倭し 美(うるわ)

ご祈祷の控室に置いてありますので、どうぞ手にとってご覧ください。

足踏み台

2013年9月9日 月曜日

氏子の大工さんが日参して、参集殿玄関の足踏み台(欅の無垢材)を作ってくださいました。

今月から祭事や寄合が徐々に増えるため、特に年配者には上り下りが楽になると思われます。

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昨日は大安の日曜日で、初宮参りや安産、交通安全などのご祈祷、ご朱印などの参拝で境内は賑わいました。

今月は17日(火)と29日(日)が安産祈願の戌の日となります。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

兼務社では、八幡神社(伊勢原市坪ノ内)が大祭を迎えました。

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境内に移転された遺跡

2013年9月7日 土曜日

現在、新東名高速(伊勢原北IC-御殿場JCT)の開通に向けた工事が進められていますが、昭和44年に全線開通した東名高速の工事では、神社周辺で多くの遺跡が発掘調査されました。

神奈川毎日新聞 昭和40年

神奈川毎日新聞 昭和40年

当社の先代宮司が、当時私費を以て古墳を移転・保存したことが新聞に掲載されました。(写真上)

発掘調査(昭和39年12月)にあたった明治大学考古学研究室(大塚初重博士)は、「三ノ宮三号墳」(写真下)は6世紀頃伊勢原地方に勢力をもった古代豪族の墓としています。

移築・復元された三ノ宮三号墳 ( 現在 )

移築・復元された三ノ宮三号墳 ( 現在 )

また、昭和40-42年に発掘調査された「下谷戸縄文遺跡環状列石及住居跡」(市指定史跡)は昭和42年5月に同様に当社境内地に移築されました。(写真下)

敷石遺跡 写真:大場磐雄博士

敷石住居跡 写真:大場磐雄博士

七五三について

2013年9月6日 金曜日

昨日、七五三に頒布(はんぷ)する千歳飴(ちとせあめ)の袋が届きました。

暑さが弱まって秋らしくなったお彼岸過ぎに、千歳飴の準備を整える予定です。

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また、本日は七五三祈祷のお下がり(御神札・御守・記念品など)用の袋が届きました。

七五三のお祝いは、本来は11月15日にするものですが、衣装や写真などの関係もあってか、10月の週末には家族連れのお参りが目立ち始めます。

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< 七五三について >

七・五・三の陽数を男女児の年齢に当てはめたもので、三歳男女児の「髪置」(かみおき=それまで剃っていた髪を伸ばし始める)、五歳男児の「袴着」(はかまぎ=袴を着け始める)、七歳女児の「帯解」(おびとき=付け紐の着物から帯でしめる着物に変える)という儀式に由来します。

七五三参りは、これまでの成長に感謝し、さらなる無事成長を祈るもので、11月15日にお祝いします。11月15日に祝うことになったのは、この日が二十八宿(にじゅうはっしゅく)の鬼宿日(きしゅくにち)にあたり、何事の祝い事にも最良の日であることによります。

七歳までは節目となる多くの儀式が行われますが、昔から「七つまでは神の子」といい、神さまと人との変わり目に位置するからです。

七五三に欠かせない「千歳飴」の袋には、鶴・亀・松・竹・梅などが描かれていて、幾久しく健やかな成長の願いが込められています。

七五三のご祈願は11月15日前後に随時承っています。昔は数え年で行いましたが、現在は満年齢で行っています。

稲妻

2013年9月5日 木曜日

昨夜は稲光(いなびかり)とともに、雷鳴(らいめい)が一晩中とどろきました。〝 稲の夫 (つま)〟が語源といわれる稲妻は、稲の実る時期に多いことから、これによって稲の穂がはらむと昔の人は考えていたようです。

秋の田の穂の上を照らす稲妻の光の間(ま)にも我や忘るる 『 古今和歌集 』

神葬祭の祭詞では、「愛(いと)しき妻子(つまこ)に先立ちて・・・」と用いたりしますが、以前に「神主さん、夫と妻と間違えていましたね。」といわれたことがあります。妻も夫も「つま」と発音し、男女が互いに相手を呼ぶ称で、男女どちらにもいいます。

御神田の稲の様子

御神田の稲の様子

しかしながら、当地では大雨・洪水警報が発令し、土砂災害警戒情報が発表され、電車が止まったり、停電などもあったようです。とにかく、稲妻の風情を感じるような美しさではなく、怖ろしい闇夜でした。

午前中、時折強く降る雨の中を地鎮祭に出掛けました。気の毒なことに、場所によっては収穫前の稲が一斉に倒れている田んぼも目にしました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます


大型ダンプのお祓い

2013年9月4日 水曜日

今月2日(月)に埼玉県や千葉県で竜巻が発生しましたが、今日は栃木県で突風による被害が起きました。

また、午前中には地震が発生し、当地でも震度以上に強い長い揺れを感じました。

生憎(あいにく)の雨の中、地鎮祭の奉仕がありましたが、式後に自然の驚異についてお話をしました。

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さて、本日は産業廃棄物収集運搬車(大型ダンプ)のお祓いがありました。

社殿で交通安全祈願祭を執り行った後、車両の清め祓いを行いました。

普通車両については祓所(第一駐車場)でお祓いをいたしますが、ダンプやバスなどの大型車両、また一度に15台以上のお祓いを希望される場合は、第二駐車場で行うことにしています。

参考 当社駐車場

所有者によるお清め ( 御神水 )

所有者によるお清め ( 御神水 )

様々な御神札

2013年9月2日 月曜日

今月25日には県神社庁において、例祭並びに神宮大麻頒布始奉告祭(じんぐうたいまれきはんぷはじめほうこくさい)が執り行われます。毎年毎年、家庭の神棚におまつりする御神札(おふだ)の準備が今年も始まります。

神棚には三社造りや一社造りの種別はありますが、神宮大麻、氏神さま、崇敬する神社の御神札をおまつりします。

家庭のまつり

神宮大麻をおまつりした神棚

神宮大麻をおまつりした神棚

当社では、ご祈祷(結婚式・安産・初宮参り・七五三・交通安全・厄除など)の折に、木神札(きふだ)を授与していますが、その大きさも尺二寸、尺三寸、尺四寸などがあり、これらは神棚の横に立て掛けておまつりします。

神棚のないお宅では、床の間や棚の上におまつりすることもありますが、授与所では木神札用の御神札立てを用意しています。

御神札立て

御神札立て ( 木神札用 )

また、御神札には頂点が剣先のようにとがった剣先神札(けんさきふだ)や紙の切神札(きりふだ)などもあり、竹串にはさんだり、玄関や門戸に貼り付けておまつりすることもあります。

写真 ( 左下 : 各種大麻  右下 : 切神札 )

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夕方、大工さんが御神札立ての試作品を作って持って来てくれました。

いづれにしても、粗末にならないよう、明るくて清浄なところ、家族が集まる場所、南か東向きの高いところに設けるのが宜しいと思います。

御神札立ての試作品

御神札立ての試作品