今年は明治天皇が崩御されてから100年の年にあたります。(7月30日のブログ)
明治天皇の御生涯は、日本がアジアで初めて近代化を成し遂げた時期と重なり、大日本帝国憲法の発布や教育勅語の渙発(かんぱつ)、日清・日露戦争という大戦争を含めて諸外国との外交や領土問題など、悠久の皇室の歴史の中でも大転換の御治世です。
このたび、明成社から発刊された『明治の御代』(勝岡寛次著)は、現今の日本の原点や歴史観を探ることができる内容となっています。
明治天皇には、御生涯で10万首にも及ぶ御製(和歌)を詠まれていますが、その御製やお言葉(詔勅)を通して明治という御代を学ぶことができます。
今の時代を生きる私たちの指針として、是非ともお薦めしたい一冊です。