2011年8月30日 のアーカイブ

相模の早鐘朝団子

2011年8月30日 火曜日

本日、「座間ふるさとガイドの会」ご一行がバスで参拝されました。座間市の郷土史を学ぶため、他の地域を視察しているとのことでした。

参拝者の一人から境内の宮鐘について質問がありました。神社の境内に鐘があるのは珍しいとのことでしたが、県央地域には割合多いようです。

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当社の宮鐘の起源については分かりませんが、江戸中期(宝暦4年)に寄進されたものは、先の戦で供出を余儀なくされました。戦後氏子中の願いにより、人間国宝・香取秀真(かとりほつま)氏に新鐘の制作を依頼して、昭和25年秋、香取秀真・正彦父子により完成いたしました。

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銘鐘には「相模の早鐘朝団子」という俚諺が記されています。鎌倉武人にならって朝早くに鐘をつき、団子を食す良き風習があったようです。

銘鐘に「祭礼に欽(か)くべからざる寶器(ほうき)なり」とあるように、今でも大祭を始め各祭典で、宮司が鳥居をくぐる直前に社頭(総代)さんがつくことになっています。

本年は、各地で防災訓練が盛んに行われていますが、この宮鐘は風水の害、失火の災の警鐘としての備えであることが同文に書かれています。

七五三参りのご案内

2011年8月30日 火曜日

先週あたりから「七五三」について問い合わせの電話があります。着物や写真を取り扱うお店で、宣伝が始まった影響だと思います。

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本来、七五三は11月15日に行うのが節目正しい行いです。しかしながら、実際はその前の土曜日・日曜日、また祝日にお参りの方が多くなっています。因みに、今年の11月15日は火曜日の大安です。

県内の飴屋さん特製の千歳飴

飴屋さん特製の千歳飴

本年は七五三用に奉製した特製御守をご用意しています。また、今年も特製の千歳飴を準備いたします。社務所ではお下がり用の袋の準備を進めています。

今年のお下がり袋はセサミストリート

今年のお下がり袋はセサミストリート

当社では、七五三のご祈願は予約制ではありませんので、随時(8:30~16:30)承ります。但し、恒例式や結婚式などの予定もありますので、電話(0463-95-3237)で確認いただければ間違いありません。

 

七五三は「七・五・三」という陽数を男女児の年齢に当てはめたもので、三歳男女児の「髪置」(かみおき=それまで剃っていた髪を伸ばしはじめる)、五歳男児の「袴着」(はかまぎ=袴を着け始める)、七歳児の「帯解」(おびとき=付け紐の着物から帯でしめる着物にかえる)という儀式に由来します。

七五三参りは、これまでの成長に感謝し、さらなる無事成長を祈るもので、11月15日にお祝いをします。11月15日に祝うことになったのは、この日が二十八宿(にじゅうはっしゅく)の鬼宿日(きしゅくにち)にあたり、何事の祝い事にも最良の日であることによります。