2011年4月 のアーカイブ

新旧総代歓送迎会

2011年4月4日 月曜日

今晩は、新旧総代さんの歓送迎会及び新入職員の歓迎会を社務所で行いました。震災後の状況ではありますが、神社のために3年間ご奉仕いただいた総代さんたちに、感謝の意をもつとともに、今後3年間ご奉仕いただく皆さまをお迎えする意味で、ささやかながら実施いたしました。

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伝統ある神社の総代さんとして、任期の間一生懸命ご奉仕をいただきありがとうございます。和気藹藹(わきあいあい)とした雰囲気の中で、多くの祭典や行事におつとめをいただきました。今後も、指導的立場で氏子の皆さんを引っ張っていただきながら、神社にも気軽に足を運んでいただきたいと思います。

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終始色々な思い出を語り合いながら、あっという間の2時間でした。

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恒例によりアーチをつくり、星影のワルツ ♪ で卒業総代さんを送りました。

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ご本人は当然ながら、支えていただいた奥さまやご家族の皆さまにも感謝申し上げます。

挨拶回り

2011年4月4日 月曜日

春の大祭(4月22日)並びに国府祭(こうのまち 5月5日)に関して、警察、役所、商工会、商店会、行在所(あんざいしょ)などに、役員さんとともに挨拶に伺いました。

国府祭でお世話になる宿(大磯)の屋敷内には、「御両大明神」(ごりょうだいみょうじん)という神さまがまつられています。

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比々多神社のお神輿が、大磯・神揃山斎場(かみそろいやまさいじょう)入口に到着すると、在庁の当番さんが出迎えに来ています。そこで、当社のお神輿に御両さんがお乗りになって、神揃山・大矢場(おおやば)での諸神事が行われます。全ての神事が終わると、いずれ明年まで御両さんは大磯のお宅にお帰りになります。

 

午後、イベント商業組合の方が、22日の大祭における露店出店について打ち合わせに来ました。境内の一部は、東日本大震災及び原発事故復旧復興祈願祭の設営で例年通りの出店は出来ませんが、多くの店舗が出店を希望しているとのことでした。

植木市などの露店は、北関東や東海地方からもやって来ますが、イベントの中止が続いているため、伝統のおまつりに出店するとともに、売上金の一部を義捐金として寄付したいとのことでした。

おまつりは交流の場

2011年4月3日 日曜日

昨日に続き、今日は十二柱神社(伊勢原市田中)、雷電神社(伊勢原市串橋)、八坂神社(平塚市入野)、熊野神社(平塚市千須谷)で春の例祭がありました。

神社のおまつりは、老若男女(ろうにゃくなんにょ)が揃い、宗教宗派をこえて、地域の人々が一体感をもつ最大の行事です。ITの世界では味わえない心地良さがあります。

式典後の熊野神社拝殿

式典後の熊野神社拝殿

また、神社は古くから情報発信基地の役割を果たし、利益なしに集まる人たちが様々な交流をなす場所でもあります。そして、目に見えない神さまのご神縁によってつながりがつくられています。

入野 水神祭

入野 水神祭

入野・八坂神社では、式後に水神塔で水神祭が執り行われました。例年なら川沿いに満開の桜が眺められますが、寒さ続きの今年はまだ開花が見られません。

桜の「さ」は早乙女(さおとめ)や早苗(さなえ)の「さ」と同じく、接頭語で稲霊、「くら」は倉(くら)を表すといわれます。山から穀物の神さまが早く降りて来て開花をもたらし、そして田の神として五穀豊穣をもたらすよう、願うところです。

明治天皇御製 (明治19年)

高殿にのぼりて見ればをちこちの花も今日こそ盛りなりけれ

 

4月に入って、御朱印(ごしゅいん)を受けるお参りの方が少しずつ戻ってきました。境内では、初宮参りで写真撮影をされる家族連れが目立ち始めました。 

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

 

提灯吊し

2011年4月3日 日曜日

提灯の献灯募集をいたしましたが、お蔭様で多くの皆さまからご奉納をいただきました。心より感謝申し上げます。

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予定では、明日(4日)総代さんのご奉仕で提灯を掲げていただく予定でしたが、俵づくりの作業が早く済んだため、急遽提灯を掛けていただきました。

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提灯は、明かりが灯ることにより雰囲気が出ますが、この度の節電を考慮して、消灯のまま掲げることになりました。また、提灯奉納金の一部を被災地の義捐金として、日本赤十字社に寄付させていただくことになりました。

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俵づくり

2011年4月3日 日曜日

今朝早くから総代さんが集まり、大祭と国府祭の粽(ちまき)行事用の俵(たわら)をつくりました。

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ご案内の通り、今年の大祭は神賑行事(神輿・人形山車・太鼓・行列)を自粛する形で執り行います。粽行事は神輿の無事鎮座(ちんざ)を寿(ことほ)いで行われる行事ですが、ここ数年は俵を総代さんの手でつくっていることもあり、伝統継承の意味合いでつくることになりました。

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粽行事では、ご神前にお供えした3つの俵を氏子総代から青年会の手に渡し、数度空高く放り上げたのち、中に詰めた餅を境内に参集した人たちに四方八方に放ります。

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この散り撒く(ちりまく)動態から「ちまき」といわれています。本年は、3時の参列者に手渡しでお配りいたします。

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授かった粽は、御供(ごっく)としていただきます。無病息災を祈る「みたま分け」行事です。

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立派な俵が出来上がりました。総代さんお疲れ様でした。

今日の出来事

2011年4月2日 土曜日

今日は石座神社(秦野市鶴巻)と神明社(伊勢原市白根)で例祭式が粛々と執り行われました。4月に予定されている比々多神社を含む13社の例祭は、全て神輿・太鼓などが取り止めとなっています。

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白根・神明社では、新入学児童の交通安全祈願祭を併せて行っていますが、今年は大震災からの復興祈願祭の祝詞(のりと)も奏上し、子どもたちもじっーと頭を垂れて参列していました。小さいながらも頭の中や胸の奥深くに、それぞれの想いをもってもらえたと思います。

 

また、2月にお隠れになられた方の五十日祭・埋葬祭のご奉仕がありました。

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親戚はもちろんのこと、近隣の人たちも大勢集まり、故人を偲(しの)んで玉串が捧げられました。何方(どなた)も口にするのは大震災のことばかり。家族の大切さを身にしみて感じながらの参列だったと思います。

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遺族は無事に納骨が済み、ほっとした様子でした。安心立命の心持ちで安らかにお鎮まりください。みたま安かれとお祈り申し上げます。

大祭会議

2011年4月1日 金曜日

今日4月1日は、毎年恒例の大祭会議。新年度の責任役員・自治会三役・総代・青年会三役が集まり、例祭(春の大祭:4月22日)と国府祭(こうのまち:5月5日)について協議をいたしました。

委嘱状伝達式

委嘱状伝達式

会議に先立ち、新しく総代を務める方々に、委嘱状の伝達式がありました。

既に、本年の例祭は、神賑行事(しんしんぎょうじ)を自粛して斎行することが決定していますが、東日本大震災復旧復興祈願祭を氏子中で行うため、諮(はか)る事柄は数多くあり、1つずつ細かな意見をいただきながら確認を進めました。

また、国府祭は例年通り伝統と格式を以て執り行うよう、準備について万全に運べるよう確認をいたしました。

平成23年度 責任役員・総代一同

平成23年度 責任役員・総代一同

会議後、新年度の責任役員・総代が揃い、集合写真を撮りました。

一年を通して、多くのおまつりや諸行事がありますが、皆さまに支えられて、伝統ある神社を護持運営してまいります。何卒ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

戌の日のお参り

2011年4月1日 金曜日

今日は戌(いぬ)の日。犬が多産で比較的お産が軽いことから、安産の祈りを捧げる方が多く詣でます。

安産守と岩田帯

安産守と岩田帯

安産のご祈願の方には、岩田帯を授与いたします。「岩のように丈夫に育ちますように」との意があります。岩田帯の語源は「斎肌帯」(いはだおび)ともいわれ、「胎児を保護しその位置を安定させる」、「お腹を冷やさない」、「胎児が育ちすぎない」などの効果がありますが、母親にとって精神的・心理的な安心感などの効果もあります。

安産祈願 おめでとうございます

安産祈願 おめでとうございます

岩田帯の巻き方は、当社ホームページをご覧ください。【岩田帯の巻き方

今月の戌の日は、4月13日(水)先勝と25日(月)先勝です。

 

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こちらは「うさぎ」ですが、うさぎは生まれて数ヶ月で子を産める生理機能をもつ動物で、繁栄の象徴ともいえます。

神前結婚式

2011年4月1日 金曜日

あの大震災から3週間が経過しました。比々多神社でも、余震やガソリン不足、計画停電などがあり、お参りする人がかなり減少していました。

しかしながら、今日の境内は家族揃って、あるいはスーツ姿でお参りする人たちの姿が目立ちました。新入園、新入学、新学期、就職、異動しての新しい職場での始まりなど、心新たに良き生活が送れるようお祈りいたします。

 

神社では結婚式が執り行われました。

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とても幸せそうなお二人でした。新婦さんの白無垢(しろむく)の衣裳には桜が象(かたど)られ、とても温かい気持ちになりました。

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誓詞(ちかいのことば)では、言葉を噛みしめるように、「互いに相和し相敬し苦楽をともにし終生変わらぬ、、、」と誓われました。

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お二人の末長き幸せと、ご両家のよろしき交流、お立ち栄えをお祈り申し上げます。