2013年12月 のアーカイブ

一陽来復と戌の日

2013年12月22日 日曜日

本日は二十四節気(にじゅうしせっき)の一で「冬至」(とうじ)。日照時間が最短で、夜が最も長くなります。

蜜柑(みかん)農家の方から柚子(ゆず)をたくさんいただきましたが、各地ではこの日、南瓜(かぼちゃ)や粥(かゆ)、蒟蒻(こんにゃく)などを食べて、柚子湯(ゆずゆ)に入ると冬は風邪をひかず、無病息災で送ることができるといわれています。

夕方、職員で冬至南瓜を食し、一陽来復(春の到来・吉事の再来)を期しました。

柚子

柚子

さて、今日は今年最後の「戌の日」でした。

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午前中から帯祝い(着帯祝い)を迎えた妊婦さんが、胎児の安全無事と成長、そして何より安産を願ってお参りになりました。

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お正月を前に、多くの祈願絵馬はお祓いをして浄火でお焚き上げをしましたが、真新しい祈りの絵馬が掛けられました。

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新年最初の「戌の日」は、1月3日(金)ですが、新年祈祷で混み合うと思いますので、ご承知おきください。

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雨の年越大祓

2013年12月21日 土曜日

昨日は年内最後の恒例祭「年越大祓」(としこしおおはらえ)を斎行いたしました。

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殿内における大祓奉告祭の後、雨脚が強まったこともあり、急遽「大祓神事」は拝殿で執り行うことになりました。

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神職とともに参列者が大祓詞(おおはらえことば)を繰り返し繰り返し奏上する間、〝 人形 〟 (ひとがた)に記された名前を一枚ずつ読み上げ、半年間の罪・穢(けが)れを祓い除けました。

比々多地区の氏子の皆さまには、役員さんを通して火防(かぼう)の門札を頒布させていただきます。

清らかで明るい新年が迎えられますようお祈り申し上げます。

25.12.20

ありがとっ! 生放送

2013年12月20日 金曜日

本日の正午、数日前に依頼のあったテレビ神奈川(TVK)の「ありがとっ!」の番組撮影(生放送)がありました。

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番組の中で、当社を訪れたウッズ一郎さん(リポーター)に「清めろ」という指令が出されました。

午後2時に斎行する「年越大祓」を紹介するとともに、神事で行う祓(はらえ)について説明する内容でした。

撮影を終えて

撮影を終えて

今年は年頭の「旬菜ナビ」(テレビ神奈川)の撮影に始まり、「かすていら」(NHKプレミアムドラマ)、「キンシオ」(テレビ神奈川)、映画「ゴーストバンド」(月川翔監督)と、撮影の多い年でした。

年内には「スーパーニュース」(フジテレビ)で、結婚式の参進のシーンが放送される予定です。

お知らせ

2013年12月19日 木曜日

今日は冷たい雨の一日となりました。

年内最後の恒例祭、明日(午後2時)の「年越大祓」に向けて準備も万端進めています。

明日正午には、テレビ神奈川(TVK)の「ありがとっ!」の取材(生放送)が予定されています。

おみくじ結所

おみくじ結所

拙ブログをご覧の方々の中にも、既に検定を受けられた方がいらっしゃいますが、「第3回神社検定」(神道文化検定)の試験日が来年6月29日(日)に決まりました。

参級(3級)のテーマは「祭りと神社の基礎」、弐級(2級)のテーマは「遷宮と神社の歴史」、そして今回から壱級(1級)が誕生し、全公式テキストから出題となっています。

日本の結婚式

日本の結婚式

『 日本の結婚式 』 No.14(1月4日発行) 神奈川の頁に当社が掲載されましたのでご紹介いたします。

疫病神を防ぐ

2013年12月18日 水曜日

北島三郎さんの「まつり」という歌に「 山の神 ~ ♪ 海の神 ~ ♪ 今年も本当にありがとう ・・・ 」とありますが、今年を振り返りながら色々なことに感謝をこめる季節となりました。

さて、今日は土地区画整理事業(平塚市真田・北金目)による造成工事のため、仮の引っ越しをしていた道祖神(どうそじん)さんが、4年ぶりに正式なところに遷(うつ)ることとなり、お祓いに伺いました。

冒頭の山の神・海の神ではありませんが、神社にまつられている神さまとは別に、民間信仰の神さまとしての道祖神は、疫病神(やくびょうがみ)の侵入を防ぎ、旅行安全や縁結び、夫婦円満、子孫繁栄をもたらしてくれるものと信じられてきました。

大久保 道祖神

大久保道祖神

村境や辻(つじ)、峠(とうげ)などに、男女二体の双体像(そうたいぞう)や石碑だけのもの、「道祖神」「塞神」(さえのかみ)と記したものなどがあります。

具体的には八衢比古(やちまたひこ)、八衢比売(やちまたひめ)、久那斗(くなど)という三神に対して行うおまつりで、古くは毎年6月・12月の両度、京の都に疫神(えきじん)が入り込まないように、四隅の道上で行われた「道饗祭」(みちあえのまつり)の信仰があります。

流行語大賞の〝 お ・ も ・ て ・ な ・ し 〟 ではありませんが、しばし神さまをお迎えして、あらましをお伝えして、更なるご加護を祈りました。

どんど焼き(1月14日)における、笑顔あふれる子供たちの姿が思い浮かびます。

地神講解散式

2013年12月17日 火曜日

12月の暦を眺めると、納めの水天宮(5日)、納めの薬師(8日)、納めの金毘羅(10日)、納めの観音(18日)、庚申(20日)、納めの大師(21日)、納めの地蔵(24日)、終い天神(25日)、納めの不動(28日)とあるのに気付きます。

年明けの1月となれば、初水天宮(5日)、初子(5日)、初寅(7日)、初薬師(8日)、初卯(8日)、初巳(10日)、十日えびす(10日)、初金毘羅(10日)、えんま詣り(16日)、初大師(21日)、初地蔵(24日)、初天神(25日)、初不動(26日)とあります。

また、氏神さまやお寺さんに年末の御礼参りや初詣などのお参りもするわけで、日本人の神仏への信心を感じます。

ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されましたが、その美しさや食材の豊かさ、食生活とともに、上記のような季節行事との関わりも和食文化の特徴といえます。

さて、本日は「地神講」(じじんこう)の解散式を執り行いました。

地神講とは、農家の人たちから土地の神さまとして信仰されるもので、春秋の「社日」(しゃにち)に行われるものです。

地神講解散式

地神講解散式

残念ながら、産業構造の変化と地域のつながりが薄れる現在では、その存続も難しいのが現状です。

この数年で、伊勢講、金毘羅(こんぴら)講、甲子(きのえね)講、不動講などの解散式を行っています。

また、本日は地鎮祭に伴う埋井祭、池埋にあたり邸内祠(ていないし)の奉還祭(ほうかんさい)などもありました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

感謝の心を忘れずに、その成り立ちや歴史を言い継ぎ、言い伝えて欲しいと思います。

授与品の準備 2

2013年12月16日 月曜日

冬晴れの天気ながら、風の冷たい一日となりました。

絵馬

絵馬

この時期は御神札や授与品の準備など、机の上を広げて行う社務が多く、結婚式や行事の度に片付けたり移動したりしながら正月準備に勤しむ日々です。

土鈴

土鈴

12日のブログでも正月の授与品をご紹介しましたが、今日もその一部をご覧いただきます。

六角天

六角天

小正月(15日)までは通常の授与所に加え、参道の反対側に特設の授与所を設ける予定です。

湯呑

湯呑み

夫婦円満と子孫繁栄

2013年12月15日 日曜日

今日の境内では、初宮詣りを始め、人生儀礼のお参りが目立ちました。

その中でも重要な慶事が結婚式です。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

「三三九度」(さんさんくど)の酒盃(しゅはい)を取り交わす儀式は厳粛(げんしゅく)極まりないものです。

一の盃(いちのさかずき)を新郎・新婦・新郎、二の盃を新婦・新郎・新婦、三の盃を新郎・新婦・新郎と、鄭重(ていちょう)に九度の酌(く)み交わしを行う様はとても厳かで、固唾(かたず)を飲んで見つめる親御さんはもちろんのこと、見守る親族の姿にも表れます。

神さまのお酒をいただき、夫婦の円満と子孫繁栄を願う儀式でもあります。

参進の儀

参進の儀

夕方には、来春挙式予定のお二人が結婚式の申込みに来られました。

本日の結婚式では、「スーパーニュース」(フジテレビ)の特集企画「ままも族」の撮影があり、後日(年内)放映が予定されています。

注連縄掛け替え

2013年12月15日 日曜日

平成数え25年も結びの師走、月の折り返しとなる15日を迎えました。

ご神前では「月次祭」(つきなみさい)を斎行し、皇室の御安泰と国の安寧、氏子・崇敬者の安全と発展を大前で祈り上げました。

大安の日曜日とあって、初宮詣りの家族連れを始め、多くの人たちがお参りになりました。

さて、11月17日に三ノ宮・西谷戸組による注連縄(しめなわ)づくりが行われましたが、今日は朝から注連縄の掛け替えのご奉仕がありました。

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注連縄はその内が神聖で清浄なことを示すものですが、当社では神社の入口となる鳥居と杉の御神木に青々とした大きな注連縄を掛けています。

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境内では、張り替えられた大注連縄を撮影する人たちが目立ちました。

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今日も一つ正月準備が整えられました。

清々しい気持ちで新年を

2013年12月14日 土曜日

本日は南金目神社(平塚市南金目)と熊野神社(平塚市千須谷)において、新穀勤労感謝祭(新嘗祭)並びに神宮大麻頒布式及び大祓行事を執り行いました。

明日の神明社(伊勢原市上平間)を以て、所管社の年内祭事は全て修めることができます。

当社の所管社の関係では、氏子総代さんを通して、神棚におまつりする新年の御神札をお頒(わか)ちしています。

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神棚には、お伊勢さんの「神宮大麻」(じんぐうたいま)を中心にして、「氏神さま」(うじがみさま)、「歳神さま」(としがみさま)の御神札をおまつりします。また、台所の神さま「荒神さま」(こうじんさま)も一式にして神社で頒布(はんぷ)しています。

各社の御神札

各社の御神札

年末に向けて家庭や会社の大掃除をする折りには、神棚もしっかりと綺麗にして、新しい御神札をおまつりのうえ、清々しい気持ちで新年を迎えましょう。

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家庭のまつりについてわからないことは、どうぞ神社にお尋ねください。

電話 0463-95-3237  メール hibita@athena.ocn.ne.jp