2013年12月17日 のアーカイブ

地神講解散式

2013年12月17日 火曜日

12月の暦を眺めると、納めの水天宮(5日)、納めの薬師(8日)、納めの金毘羅(10日)、納めの観音(18日)、庚申(20日)、納めの大師(21日)、納めの地蔵(24日)、終い天神(25日)、納めの不動(28日)とあるのに気付きます。

年明けの1月となれば、初水天宮(5日)、初子(5日)、初寅(7日)、初薬師(8日)、初卯(8日)、初巳(10日)、十日えびす(10日)、初金毘羅(10日)、えんま詣り(16日)、初大師(21日)、初地蔵(24日)、初天神(25日)、初不動(26日)とあります。

また、氏神さまやお寺さんに年末の御礼参りや初詣などのお参りもするわけで、日本人の神仏への信心を感じます。

ユネスコの無形文化遺産に「和食」が登録されましたが、その美しさや食材の豊かさ、食生活とともに、上記のような季節行事との関わりも和食文化の特徴といえます。

さて、本日は「地神講」(じじんこう)の解散式を執り行いました。

地神講とは、農家の人たちから土地の神さまとして信仰されるもので、春秋の「社日」(しゃにち)に行われるものです。

地神講解散式

地神講解散式

残念ながら、産業構造の変化と地域のつながりが薄れる現在では、その存続も難しいのが現状です。

この数年で、伊勢講、金毘羅(こんぴら)講、甲子(きのえね)講、不動講などの解散式を行っています。

また、本日は地鎮祭に伴う埋井祭、池埋にあたり邸内祠(ていないし)の奉還祭(ほうかんさい)などもありました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

感謝の心を忘れずに、その成り立ちや歴史を言い継ぎ、言い伝えて欲しいと思います。