2013年12月5日 のアーカイブ

2013年12月5日 木曜日

「来年の事を言えば鬼が笑う」といいますが、来る年の準備はしっかりとしておきたいものです。

神社でも種々の正月準備に余念がない日々を迎えています。

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さて、来年は平成26年、皇紀2674年、西暦では2014年を迎えます。

明治以来147年、大正以来103年、昭和以来89年となります。

干支(えと)は甲午(きのえうま)歳です。

干支早見表

当社には、源頼朝(みなもとのよりとも)公が妻・政子の安産祈願で神馬(しんめ)奉納という記録が残されていますが、拝殿には多くの奉納絵馬が掲げられています。

写真(下)は、昭和丙午(ひのえうま=昭和41年)に奉納された扁額(へんがく)形式の大絵馬です。

拝殿の大絵馬

拝殿の大絵馬

十二支で7番目の「午」(うま)は、「杵」(きね)の原字で、元々は「忤う」(さからう)という字が当てられましたが、十二支を浸透させるために、動物の馬が当てられました。

方位は南を表し、「正午」(しょうご)や「午前」「午後」という表現でわかる通り、時刻は昼の12時をはさむ前後2時間をいいます。

五行(ごぎょう)は火気性、季節は夏にあたり、草木の成長が極限を過ぎて衰微の傾向が生じたことを表します。

古来より馬は神さまの特別な乗り物として扱われ、神馬として飼われたり、流鏑馬(やぶさめ)などの神事に用いられてきました。

また、稲作文化とともに農耕生活には欠かせない存在であり、古墳からも馬の埴輪(はにわ)が出土しています。