2013年6月 のアーカイブ

赤ちゃん産まれるの?

2013年6月13日 木曜日

今日は戌の日

雨の中、親子連れが安産祈願のお参りに見えました。

3歳ぐらいでしょうか、ご祈祷が始まるや否や「赤ちゃん産まれるの?」とお母さんに質問。

殿内の厳粛な雰囲気を感じたのか、あるいはお母さんを気遣ったのか、何か幼心の温かい気持ちに包まれながらお仕えさせていただきました。

命を授かることで教わることは沢山あります。

安産祈願授与品 「 腹帯 」

安産祈願の授与品 「 岩田帯 」

さて、午後から中・平塚・伊勢原連合神社総代会の監査、そして理事会が平塚八幡宮において開催されました。

総会は7月23日(火)午後2時、伊勢原市民文化会館小ホールで行うことが決定しました。

冒頭、「皇室日記 特別編 伊勢神宮式年遷宮」(日本テレビ)の特別映像をご覧いただきます。

皇室日記 特別編 伊勢神宮式年遷宮

皇室日記 特別編 伊勢神宮式年遷宮

日本人らしさ

2013年6月12日 水曜日

昨日・本日の2日間にわたり、神道政治連盟(神政連)の諸行事が続きました。

神道政治連盟国会議員懇談会総会

神道政治連盟国会議員懇談会総会

11日は役員会他諸会合が神社本庁で開催され、夕刻には神道政治連盟国会議員懇談会総会並びに懇親会がホテルニューオータニで行われました。

神社本庁田中総長と国会議員懇談会安倍会長

神社本庁・田中恆清総長と国会議員懇談会・安倍晋三会長

また、12日は神社本庁において中央委員会が開催されました。

神殿拝礼、開会儀礼ののち、神政連・長曽我部延昭会長、神社本庁・田中恆清総長、靖國神社・徳川康久宮司、高市早苗衆議院議員の挨拶が続き、議事に入りました。

神社本庁議場

中央委員会 ( 神社本庁 )

夕刻には、神政連の推薦候補である有村治子参議院議員の総決起大会がホテルニューオータニで催され、全国の神社から多くの神職・総代が集まりました。

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サッカー日本代表が5大会連続5度目のワールドカップ出場を決めた4日夜、ユーモアを交えて巧みにサポーターを誘導した機動隊の広報担当者 〝 D J ポリス 〟 に、警視総監賞が授与されることが決定しました。諸外国では見られない日本らしい光景だと思います。

神政連は世界に誇る日本の文化・伝統を後世に正しく伝えるとともに、正直、勤勉、真面目で思い遣りのある日本人の 〝 日本人らしさ 〟 をテーマに、今後も精神文化を大切にして様々な課題に取り組んでいきます。

shinseiren logo

小学生の稲作体験

2013年6月11日 火曜日

暦の上ではちょうど「入梅」(にゅうばい)となりましたが、気象庁の予報によると、前線と台風3号の影響で、数日は雨が続きそうです。

台風はゆっくりと北上を続けるようで、今後の情報に十分注意をしたいところです。

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さて、神社下の御神田では8日に神奈川県神道青年会主催の「御田植ゑ」が実施されましたが、今日はその一部で小学校5年生が稲作体験をしました。

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120名余りの児童が学級ごとに4班に分かれて稲作を体験しました。

ほとんどが初めての経験のようでしたが、田んぼには喜びに満ちた子供たちの声が響きわたっていました。

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私たちの主食の稲は〝 命の根 〟 であること、米は八十八の行程あるいは八十八人の手によって食卓にもたらされること、八百万(やおよろず)の神さまが宿っていることなどをお話させていただきました。

祖霊の安定・鎮魂

2013年6月10日 月曜日

昨日、霊園の礼拝堂において五十日祭、続いて奥津城(おくつき=墓所)において埋葬祭の奉仕がありました。

この施設では仏式の法要ばかりで、神道は初めてとのことでしたが、近くの住職さんからのご紹介ということで早めに出掛けて準備を整えました。

みつぼなす 仮(か)れる身そとは 知れれども なほし願ひつ 千歳(ちとせ)の命を 大伴家持

五十日祭

五十日祭

本来は、祖先のまつりは自宅の祖霊舎(それいしゃ)や祖霊社(祖霊殿)で行われるものですが、当社を含めて物故者の霊をおまつりする祖霊社という施設を設けている神社はほとんどないのが実情です。

当社では、社務所で通夜・葬儀以降の霊祭(れいさい)や祖霊祭を行うことも可能ですが、昨日のように霊園の礼拝施設で行うこともしばしばあります。

私たち祠職として「敬神・崇祖」(けいしん・すうそ)の念を大切にする以上、祖霊の安定・鎮魂を祈るのは重要な役割です。

世の中は 空(むな)しきものと 知る時し いよよますます 悲しかりけり 大伴旅人

虫送祭

2013年6月9日 日曜日

昨日は神社下の御神田で御田植ゑが行われましたが、当支部内の川勾神社平塚八幡宮の御神田でも今日執り行われているようです。

さて、兼務社の真田神社(平塚市真田)では、毎月「月次祭」(つきなみさい)を斎行していますが、今日は生産者も参列して「虫送祭」(むしおくりさい)を行いました。

氏子に頒布する「虫除守」

氏子に頒布する「虫除守」

蝗(おおねむし=稲虫)の災禍なく、年穀豊稔を祈りました。

真田神社では、7月14日(日)に祭礼を控えていますが、 〝 真田のお天王 ( てんのう ) さん 〟 といって近郷では名の知れた夏まつりです。

御田植ゑ

2013年6月8日 土曜日

本日は好天のもと、神奈川県神道青年会主催の「御田植ゑ」が行われました。

行事に先立ち、参加者が当社に参拝しました。

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神社下の御神田には、県内各地より約80名の参加者が集まりました。

御神田のお清め

斎主による御神田のお清め

青年会員奉仕により、雅楽(ががく)の音色が鳴り響く中、厳粛に御田植祭が執り行われました。

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参加の子供たちは待ちきれない様子で、蛙や蟹(かに)などを捕まえていましたが、これも田んぼの楽しみの一つです。

イセヒカリの苗

イセヒカリの苗

苗はイセヒカリと古代米(アカマイ・クロマイ)で、参加者はイセヒカリを植えました。

古代米は神社の注連縄(しめなわ)づくりに用いています。

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青年会員が田んぼの両端で紐を引き、等間隔に付けられた色付きの玉のところに植えていきます。

縦横等間隔に植える 〝 正条植え 〟 をすることにより、一定量の収穫が見込めるとともに、日が十分にあたり、空気も通りやすく、稲の成長や害虫・草の除去がしやすいいといった長所があるようです。

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無事に田植えを終えた面々は、会心の笑みを浮かべていました。

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総代について

2013年6月7日 金曜日

残念ながら、少雨を解消するほどの雨とはなりませんでしたが、涼しい一日となりました。

明日は神社下の御神田で「御田植ゑ」(主催:神奈川県神道青年会)が計画されています。

水が張られた田んぼでは、鳥や蛙たちも楽しみにしているように思えます。

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さて、今月は16日(日)の「第51回崇敬者祭」、30日(日)の「夏越大祓」の準備を進めていますが、7月23日(火)に予定している「第41回中・平塚・伊勢原連合神社総代会総会」に向けて、事務局として職務にあたる日々です。

神社には「総代」(そうだい)といって、氏子・崇敬者の中から選ばれた徳望の厚い人が役目にあたっています。

お祭りをつとめる神職と力を合わせ、神社の護持運営や祭礼の執行に物心ともに力を尽くしています。総代の総の字は 〝 惣 〟 という字をあてていたことを考えるとまさしくそのものです。

総代

総代

神奈川県内には神社本庁包括の神社が1122社鎮座していますが、中郡(大磯町・二宮町)・平塚市・伊勢原市内に鎮座する神社は144社で、前述の「中・平塚・伊勢原連合神社総代会」には81社498名が加わっています。管内の神職数50名と比較すれば、その力の大きさが明らかです。

中・平塚・伊勢原連合神社総代会は、神社神道の昂揚(こうよう)並びに会員相互の親睦を図り、以て神社総代の責務を完(まっと)うすることを目的として、総会・参拝旅行・研修会などの事業を行っています。

神道は本(もと)を立て、世を助け、人を救ふ、この三つより外(ほか)にあることなし 大国隆正

山岡鉄舟

2013年6月6日 木曜日

熱中症指数も徐々に高まり注意を要する時期ですが、今夜は久しぶりの雨となるようです。

駐車場下の土手の紫陽花(あじさい)も間もなく見頃を迎えます。

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さて、当社では年4回発行されている 『 皇室 Our Imperial Family 』  ( 扶桑社ムック ) を定期購読しています。

今号(春58号)には、天皇・皇后両陛下の沖縄県ご訪問特集「慰霊の旅」や皇太子・同妃両殿下ご結婚20年記念アルバムなどが掲載されています。

国民とともに歩まれる皇室のご動静、皇室の 〝 今 〟 を感じ取ることができます。

祈祷控室に置いてありますので、どうぞご覧ください。

皇室 春58号

皇室 春58号

宮内庁三の丸尚蔵館において、近代日本を築いた人たちの肖像写真展が開催されたそうですが、その中に山岡鐵太郎(鉄舟)の姿がありました。

鉄舟(1836-88)は、勝海舟・高橋泥舟とともに〝 幕末の三舟 〟 といわれた幕臣です。駿府(静岡)で、官軍参謀の西郷隆盛と会談し、徳川慶喜の思いを伝えて江戸城無血開城に導いた立役者ともいわれます。

剣豪としても有名ですが、禅や書にも長じていて数多くの書を残しています。

山岡鉄舟筆

山岡鉄舟筆

当社には、山岡鉄舟揮毫(きごう)の掛け軸が残されています。

夏越大祓のご案内

2013年6月5日 水曜日

来る6月30日(日)午後2時、大祓(おおはらえ)を斎行いたします。

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古来より日本人は、季節の折り目ごとにお祓いの行事を修め、神々やご先祖さまをお招きして子供の成長や一家の繁栄を願ってきました。

氏子・崇敬者の人形

氏子・崇敬者の人形

『源氏物語』にも記されているように、一年を二期に分け、「夏越大祓」「年越大祓」として、全国津々浦々の神社で行われる伝統行事です。

半年の間に知らず知らずのうちに犯した罪、積もり積もった穢(けがれ)を「人形」(ひとがた)に負わせて心身を祓い清め、本来の清浄な姿に立ち返る神事です。

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今月半ば過ぎ頃、青々とした茅(かや)で作った茅輪(ちのわ)を参道に設ける予定です。

遠い遠い神代の昔、スサノヲノミコトが旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に一宿を求めたところ、裕福な弟・巨旦はこれを拒んだのに対し、兄・蘇民は貧しいながらも厚くミコトをもてなしました。

ミコトは御礼として悪疫退散(あくえきたいさん)の「茅輪」の作り方を蘇民に教え、小さな茅輪を腰につけさせると、蘇民一家はその年流行した悪疫から逃れることができました。

( 『 備後国風土記 』 より )

茅の輪

茅輪

茅輪は、正面から順に「 左 ・ 右 ・ 左 」 と八の字にくぐってお参りください。

茅輪神事は、「夏越祓」(なごしはらえ)とも「名越祓」とも記します。水無月(みなづき)の晦日(みそか)は夏にあたり、和(な)ごし、和儺(なごし)で、人の心を和やかにするともいわれます。

茅の輪の説明

茅輪の説明

社頭では、上記の故事に因み、特別限定「茅輪守」の奉製作業を進めているところです。

この御守を神棚や門戸におまつりして、厄災から身を守る信仰に基づくものです。

茅輪守 初穂料五百円

茅輪守 初穂料五百円

罪・穢を負わせる人形(ひとがた)は社頭でお配りしていますので、どうぞお申込みください。

尚、6月30日の大祓にもどうぞご参列ください。

6月30日 大祓

6月30日 大祓

昔より 命のぶて ふためしとて 夏越の祓 せぬ人ぞなき

崇敬会について

2013年6月4日 火曜日

来る6月16日(日)、「第51回崇敬者祭」を執り行います。

比々多神社崇敬会(すうけいかい)は、ご祭神(さいじん)の高きご神徳(しんとく)のもと、日々息災に充実した生活を送れることに感謝するとともに、神社発展に寄与する崇敬者の集いです。

どなたでも入会は可能で、会員には年一度の崇敬者祭への参列、元旦祈祷神札・神饌(がんたんきとうふだ・しんせん)の授与などがあります。年会費は一口五千円で、随時申込みを承っています。

記念植樹(昨年の崇敬者祭)

記念植樹(昨年の崇敬者祭)

本年の崇敬者祭では、元衆議院議員・東京財団研究員として政策提言活動で活躍される亀井善太郎氏をお迎えして、「みんなで担うみんなのこと」と題した講演会を行います。

伊勢神宮崇敬会 入会案内

伊勢神宮崇敬会 入会案内

本日、神社本庁が発行する機関誌『月刊若木』が届きました。その内容の約8割が神宮式年遷宮についてのものでした。

「神宮式年遷宮の心と祭祀の伝統を次世代へ継承すること」、「 お伊勢参りを多くの人たちにしていただくこと」、「毎年、各家庭の神棚に神宮大麻(じんぐうたいま)をおまつりしていただくこと」が私たち神職の大きなつとめといえます。

一般財団法人伊勢神宮崇敬会の入会案内もあわせてご案内いたしますのでご覧ください。