昨日、「第2回神社検定」が全国の試験会場で開催され、昨年同様6000名の受験申込みがあったようです。
当社の崇敬者で、今回弐級(2級)を受験された方から問題が届きましたので、一部ご紹介いたします。
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(問3) 天つ神・国つ神の説明について間違っているものを選んでください。
1.天つ神とは、高天原にいらっしゃる神のことをいう
2.大国主神は天つ神である
3.天つ神とは、高天原から葦原中国に降られた神様も含む
4.木花之佐久夜毘売は国つ神である
(問4) 次の[ ]に入る言葉として、最もふさわしいものを選んでください。
第29代欽明天皇の2代あとの「用命天皇紀」に初めて文献場に[ ]の用語が見出せます。
1.惟神 2.仏教 3.神社 4.神道
(問22) 吉田兼俱は神祇伯を世襲した家柄である白川家に対抗して、自らをいくつかの称号で称しました。以下のうち、その称号として間違っているものを選んでください。
1.神祇院総裁 2.神祇管領長上 3.神祇長上 4.神道長上
(問23) 吉田兼俱は吉田神社近くの吉田山に太元宮を建立します。この太元宮について間違っているものを選んでください。
1.太元宮は八角形の独創的な神殿だった
2.吉田兼俱は太元宮を全国諸社の根源と位置づけた
3.太元宮には天照大御神が主祭神として祀られた
4.この斎場所は、吉田兼俱が唱えた神道説を実際に見える形で表現したものといえる
(問74) 宇治橋の萬度麻(まんどぬさ)の説明として間違っているものを選んでください。
1.萬度麻は饗土橋姫神社のお守り神札である
2.「麻」とはお祓いに際して用いられるものを指している
3.「萬度」とは江戸時代まで、橋の架け替え竣工に際し、神職により十万度以上のお祓いが行われたことに由来するという
4.萬度麻は宇治橋の橋脚の中に埋め込まれている
(問95) 『古事記』についての以下の文章で間違っているものを選んでください。
1.すべてが漢字を用いて書かれている
2.神代から天武天皇のことまでが書かれている
3.元明天皇の命により太安万侶が録した
4.上巻には年代の表記がない
(問97) 春日大社の式年遷宮について間違っているものを選んでください。
1.鎮座から2年後の神護景雲4年(770)を第1次式年造替としている
2.1200年以上にわたって、ほぼ中断なく連綿と行われてきた
3.仮殿となるのは「移殿」(うつしどの)という社殿である
4.25年に一度行われる
(問99) 平成25年2月に第62回神宮式年遷宮の遷御の日時が御治定されました。皇大神宮の遷御の日時は以下のうちどれでしょうか。
1.10月2日午後8時 2.11月2日午後8時 3.10月2日午後6時 4.11月2日午後6時
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如何でしたか?
神職でさえ、専門的に勉強しないと難しい問題の数々でした。
更に試してみたい方は「プチ検定」に挑戦してください。
解答(問3)2 (問4)4 (問22)1 (問23)3 (問74)4 (問95)2 (問97)4 (問99)1