4日・5日と九州を訪問し、神社参拝をいたしましたのでご紹介いたします。
福岡県太宰府市に鎮座する太宰府天満宮は、平安時代前期、豊かな学才を備え、時の朝廷から厚い信任を得て右大臣に登りつめた菅原道真公を御祭神とする天神さまです。
菅公が太宰府へ左遷された折に、慕って一夜のうちに京から飛んで来たという「飛梅」を始め、境内には6000本もの梅が植えられ、毎年清香を放ちます。
東風(こち)ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ
宇美八幡宮(うみはちまんぐう)は、応神天皇(おうじんてんのう)御降誕の地に鎮座する安産育児の神さまです。
誉田天皇(応神天皇)を筑紫に生み給ふ時人其の産所を号けて宇美といふ(日本書紀)
境内には、老楠のご神木(「湯蓋の森」「衣掛の森」)を始め、子安の木や信仰の象徴である子安石などが山のように積んでありました。
高良大社(こうらたいしゃ)は筑後国一宮、旧社格國幣大社で、九州総社、鎮西11ヶ国の宗廟とも称えられるお宮です。
天下の天下たるは高良の高良たるが故なり
熊本県阿蘇市に鎮座する阿蘇神社は延喜式内名神大社、旧社格は官幣大社、肥後国一宮です。火の国の象徴、世界有数の阿蘇カルデラの火口が参道の南側に位置します。
荘厳で堂々たる構えの楼門は、神社建築では珍しい二層式の屋根で、日本三大楼門に数えられるそうです。
また、これも珍しい三殿形式の社殿は、楼門他と並んで重要文化財に指定されています。
阿蘇の深山幽谷、上益城郡山都町に鎮座する幣立神宮(へいたてじんぐう)は、神話を思わせる巨木に囲まれた神域に鎮座します。
日本列島を縦断する大断層・中央構造線上に鎮座し、6000年ともいわれる巨杉の御神木を始め、八大龍王が鎮まる湧水池には、各地から神気を頂きにお参りが絶えないようです。
その他、青木天満宮(久留米市城島町)、北岡神社(熊本市)へもお参りをいたしました。