2011年9月 のアーカイブ

大御心を拝して

2011年9月11日 日曜日

今日は、兼務社である八幡神社(伊勢原市坪ノ内)の例祭(大祭)。全国の八幡さんでも9月15日を中心にこの時期に祭礼が執り行われます。

また、真田神社(平塚市真田)では月次祭(つきなみさい)。毎月のことながら、氏子の平安と地域の発展を祈願いたしました。

玉垣など大規模な改修工事を行う真田神社

玉垣など大規模な改修工事を行う真田神社

そして、本日はあの恐ろしい東日本大震災から半年。両社でも未だ困難に立ち向かう人たちの暮らしの安全と一日も早い復興を祈願いたしました。

天皇陛下には、大震災から今日まで、被災地や被災者に大御心を寄せ続けてこられました。いち早く国民に異例のビデオメッセージを発せられ、御自ら避難所へ親しくご慰問になられ、被災地へも数次に亘って行幸啓あそばされました。節電の折には、御所の電源を落とされ、まさしく国民とともに歩まれる御姿に、目頭が熱くなりました。

かかる状況下、経済産業大臣の不真面目且つ不用意な発言や幼稚な行動の辞任騒動の体たらくに、おそらくは大御心を痛められていることと思います。

いついかなる時でも、国と国民の安寧をお祈りされる御姿を拝し、私たちは学ばねばならないところであります。

nijyuubasi

秋風にのって

2011年9月10日 土曜日

明日は坪ノ内・八幡神社の大祭(例祭)。比々多神社境内には、一山越えて太鼓の音が聞こえて来ました。土曜日とあって、多くの参拝がありましたが、秋風にのって伝わる鼓に心地良さを感じたことと思います。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

さて、今年で3回目となる「いせはら文化・芸術めぐり」ですが、10月1日から31日の期間、市内38会場で行われます。

bunka

昨年同様、スタンプラリーを実施いたします。当社では、三之宮郷土博物館が対象会場となっています。(対象期間10月28日まで

秋風にのって、芸術文化を観て歩きませんか?

お知らせ

2011年9月9日 金曜日

本日は「重陽」(ちょうよう)。五節句の1つで、重九(ちょうく)、菊の節句ともいわれます。陰陽思想では奇数は陽数ですが、その極である九が重なることから、重陽と呼ばれます。

神社では長寿を願い、還暦のご参拝もありました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

昨日、中・平塚・伊勢原連合神社総代会の研修参拝旅行(9月2日ブログ掲載)のチラシが旅行会社から到来。早速に関連の84社へチラシを発送いたしました。

例年同様、多くの方々のご参加をお待ちしています。

rykou

また、本日発行のタウンニュース厚木版に、神社庁絵画展で最高の「統理賞」を受賞された子供の記事が掲載されました。お住まいは厚木市ですが、秦野市の絵画教室に通い、当社を通じて作品を出品されました。感性が表れた素晴らしい作品です。絵画を通して豊かな情緒を育むとともに、今後とも更に精進して欲しいと思います。まことにおめでとうございます。

kaiga

神宮大麻奉斎運動

2011年9月9日 金曜日

本日は、県神社庁に於いて、「一千万家庭神宮大麻奉斎運動」の推進対策会議が開催されました。

何のことやら、という感じでしょうが、全国一千万世帯に及ぶ家庭の神棚に、「神宮大麻」(じんぐうたいま)をおまつりする運動です。

0120

さて、「神宮大麻」(じんぐうたいま)とは、、、

大麻は本来「おおぬさ」と読みます。「ぬさ」は、神さまに捧げるお供えもののことで、木綿(ゆう)・麻(あさ)のことをいいます。全国津々浦々の神社で用いられる「お祓い」も「大麻」(おおぬさ)と呼ばれますが、清浄を尊びながら厳重にお祓いを重ねて奉製されるお神札を大麻(たいま)と呼ぶようになりました。

神宮大麻

神宮大麻

伊勢の神宮は、三重県伊勢市に鎮座する日本人の総氏神さまであり、心のふるさとです。

皇室の御祖先である天照大御神(あまてらすおおみかみ)をおまつりする皇大神宮(こうたいじんぐう=内宮)と衣食住を司る豊受大御神(とようけのおおみかみ)をおまつりする豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮)を中心に、125に及ぶ宮社から成り立ちます。

「一生に一度は伊勢へ」とうたわれた江戸時代、「御師」(おんし)と呼ばれる旅のコーディネーターが、参宮や案内、宿泊の面倒、更にはお土産などの手配などを担い、爆発的な伊勢参りが流行しました。

この御師がお祓いして祈祷をこめた「御祓大麻」(おはらいおおぬさ)の頒布は、江戸時代後期の安永年間には、全国世帯の9割に及んだといわれています。

明治4年に神宮制度の改革があり、神宮大麻は神宮から直接頒布されることになりました。現在では、伊勢の神宮で奉製された「神宮大麻」を神社本庁が受けて、全国の神社庁から各支部、そして各神社の神職・総代を通じて各家庭に頒布されています。

神宮大麻の奉製

神宮大麻の奉製

人々の心が荒廃し、人のつながりが希薄化している一方で、パワースポットブームも影響し、若い人たちの神社参拝が増える傾向にあります。

伊勢の神宮はその最たるものですが、地域では氏神さま、そして家庭では神棚がそれに相当します。

自然災害の多い年だけに、先人がこめてきた畏敬と感謝の念を、生活の中で表してゆきたいものです。

国安かれ民安かれ

2011年9月7日 水曜日

台風12号による被害は拡大し、死者・行方不明者は100名を超え、平成に入ってから最悪となった模様です。

尊い命を落とされた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。現地では電気や水道などのライフラインが未だ寸断されているようで、一日も早い復旧を願うところです。

また、国宝など8府県で36件の被害が各府県教育委員会を通じて確認されているようです。世界遺産に登録されている熊野那智大社(和歌山県東牟婁郡那智勝浦町)では、本殿の一部が土砂で埋まるなどの大きな被害に遭っています。

日本の南には台風14号(クラー)が発生し、週末には沖縄に接近の様子です。あらためて自然の猛威、畏れを感じるところです。

9月1日が二百十日(8月31日のブログに掲載)でしたが、暦の雑節通りに台風がやって来ました。野を吹き分ける意から「野分」(のわき・のわけ)といわれるこの季節の激しい風は、二百二十日(11日)までにはおとなしくなって欲しいです。

十五夜(今年は12日)には、穏やかなお月さんを眺めたいところです。

otukimi

教科書採択報告会

2011年9月7日 水曜日

一昨日は日本会議(西湘北支部)の会合があり、来年度から中学校で使用される歴史と公民の教科書の採択結果について報告会がありました。

また、昨日は神道政治連盟神奈川県本部主催の教科書採択報告会が横浜で開催されました。

義家参議院議員の報告

義家参議院議員の報告

報告会には、国会議員・県会議員・教科書を良くする県民の会の代表の方々からお話をいただきました。

教科書採択は教育委員会の権限と責任で行われますが、教育基本法の趣旨に照らして偏向のない正しい内容のもので子供たちに学んで欲しいと思います。

学習指導要領には、「神話・伝承などの学習を通して、当時の人々の信仰やものの見方などに気付かせる」となっていますが、古事記・日本書紀の紹介はたった1行で終わりだったり、神話の独立した項目すらない教科書もあります。

また、同要領には、「国家・社会及び文化の発展や人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物」とありますが、柿本人麻呂・新田義貞・上杉鷹山・二宮尊徳・勝海舟・高杉晋作などの歴史上の人物が出てこない教科書が存在します。

そして、「領土(領海、領空を含む)、国家主権、主権の相互尊重・・・を理解させる」とありますが、竹島も尖閣諸島も全く記述のない教科書が使用されているのが現状です。

更には、「我が国の安全と防衛及び国際貢献について考えさせる」となっていますが、大震災で大活躍された自衛隊についても、平和主義に反すると記されたものまであります。

全国の採択は終わりましたが、来年は高校、そして小学校と続きます。子供たちの教科書に目を通すことも大切です。

おもてなし

2011年9月6日 火曜日

温暖の変化が生じると、不思議と生命の節目が訪れるようです。一昨晩、昨日と葬儀のご奉仕がありました。

nino

お葬式というと大半がお焼香なので、神葬祭(しんそうさい・神道の葬儀)の儀式について、どういう形式なのか興味をもたれて参列される方も多いようです。

おまつりは、まつる側がまつられる側に対して、おもてなしをするようなものです。式に先立つお祓いは、遠くからやって来たお客さんに会うため、綺麗にしてお迎えし、迎えられる側もそれなりの身なりでやってきます。

一拝は、只今から始めます、また以上をもちまして終わりますというご挨拶です。そして、献饌(けんせん)はご馳走を振る舞う行為です。祭詞は遙々お越しいただいたお客さまに対して、最大の賛辞を送り、玉串拝礼は自分の思いを相手に伝えるためのものです。

こうして、お迎えをしてもてなし、安心してお帰り頂くという流れです。

台風状況

2011年9月4日 日曜日

紀伊半島を中心に記録的豪雨をもたらした大型の台風12号(タラス)は、ノロノロとした動きで北上し、列島に多くの被害をもたらしました。南からの湿った空気が断続的に流れ込んだのも大きな要因のようです。被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げるとともに、行方不明者の無事発見を祈るところです。

taifu

当地では、夜になってから豪雨が断続的に降っていますが、幸い今のところ被害はありません。

今日は戌(いぬ)の日でしたが、多くの安産祈願者がお参りになりました。台風の様子を気にしながらの参拝だったと思いますが、無事で何よりでした。

また、昨日からの延期も含め、地鎮祭などの外祭が相次ぎました。多少の雨に遭ったものの、無事ご奉仕出来ました。

霊園での埋葬祭

霊園での埋葬祭

組の仕事

2011年9月4日 日曜日

本日は市民総ぐるみ清掃デー。朝8時前には西谷戸組の人たちが集まって、常の通りおもむろに作業が始まりました。組内では、「道普請」(みちぶしん)といっています。道路工事をするわけではありませんが、舗装された道路の前は草が生えたり、砂利や土が流れたり、まさしく道づくりの作業だったかもしれません。

NEC_0179

スコップや鍬(くわ)、ジョレン、箒(ほうき)など思い思いの道具で周辺道路を綺麗にしました。

西谷戸組では、従前から鳥居と御神木の注連縄(しめなわ)づくりのご奉仕を担っています。今年は11月13日(日)に行うことが報告されました。良い稲藁で立派な注連縄が綯(な)われることを楽しみにしています。

鯉のご縁

2011年9月3日 土曜日

局地的な豪雨で、増水を気にしているのは私たちだけではありません。野分立つ気象に、神池のカモもわななき、落ち着かない感じです。水中は濁っているため、鯉の様子は分かりません。

kamo

本日、屋敷の池にいる鯉を奉納したいと氏子の方から話がありました。その直後に、初宮参りされた赤ちゃんは、鯉月くんという名前で、鯉に縁のある日となりました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

夕方、総代会議を開催し、会計整理と今後の予定確認等を行いました。残り4ヶ月足らず、年末に向けて各祭儀や行事が続きますが、例年通り準備を進めていきたいと思います。