2011年9月 のアーカイブ

神前結婚式

2011年9月19日 月曜日

大安吉日、晴れの良き日に行われた神前結婚式についてご紹介いたします。

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台風による影響を心配いたしましたが、お陰様で好天のもと祝言を挙げることができ、ご両人はもとより、ご両家の親族は満面の笑顔で幸せそうでした。

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新郎は紋付き羽織袴、新婦は白無垢に綿帽子、伝統的な和婚らしい衣裳でとてもお似合いでした。

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我が国で最も古い書物『古事記』には、結婚の始まりが記されています。イザナギ・イザナミ二柱の神さまが夫婦となり、国土を始め多くの神々をお生みになりました。

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「あなにやし、えおとこを」(あなたは何て素敵な男なんでしょう)「あなにやしえおとめを」(あなたは何と美しい女なんだろう)

お互いに最初に交わした言葉ですが、言葉には霊力があります。相手をけなすよりは、相手を褒めることにより、幸せがもたらされることを語っています。

幸せな家庭を築いてください。本日はおめでとうございます。

産土講祭

2011年9月19日 月曜日

昨日の午後3時、恒例の産土講祭が執り行われました。

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三ノ宮・木津根橋地区の生産者の行事で、36名の講員・来賓が参列いたしました。

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ご神前には、生産者が丹精込めて収穫した心づくしの品々などが上がりました。

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祭典後の直会(なおらい)では、終始和やかにお互いの懇親を深め、様々な話が飛び交って、宜しき情報交換の場となった様子でした。

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中締めでは、「大震災や先日の台風などを振り返りながら、当たり前のことが当たり前に出来ることがありがたく、産土の神さまのご加護に感謝したい」とご挨拶がありました。

台風の進路を気に掛けながら、良き実りの秋、収穫時期が迎えられますようお祈り申し上げます。

結婚式の申し込み

2011年9月18日 日曜日

年末に向けて種々の行事・祭典が続くこともあり、社務所の障子を全て張り替えました。

欄間を含め18枚張り替え明るくなりました

欄間を含め18枚張り替え明るくなりました

連休の中日で、境内は初宮参りの家族連れなどで賑わいました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

次の台風の進路が気になるところですが、今日も残暑の厳しい一日となりました。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

明日は結婚式の予定がありますが、10月以降も週末は予約が入っています。

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結婚式は、神社への直接申込みの他、元湯・陣屋婚礼プロデュースでのプランがありますので、色々とご検討ください。

婚礼プロデュースの案内

婚礼プロデュースの案内

老人会清掃奉仕

2011年9月18日 日曜日

明日は敬老の日。週休2日制の定着に伴う「ハッピーマンデー法」導入後、成人の日・海の日・体育の日などと同様に、月曜日の祝日となってから幾年か経過しましたが、未だ祝日としてしっくりしない感じがいたします。

さて、今朝は三ノ宮老盛会・栗原老盛会による境内清掃奉仕が実施されました。30名以上の会員の方々に、境内中を綺麗に掃き清めていただきました。

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祝日法には、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」と記されています。日本は世界一の長寿国であるとともに、古来から年配者に尊敬と感謝の念を抱いてきました。あらためて敬愛の念を表したいものです。

お彼岸を前に曼珠沙華(まんじゅしゃげ=彼岸花)が咲きました

曼珠沙華(まんじゅしゃげ=彼岸花)

来月20日には、比々多地区老人クラブ連合会(7老人会)の健康祈願祭を執り行います。世の長人に教わることは沢山あります。

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神職の資格・階位・身分

2011年9月17日 土曜日

本日は、神職の資格・階位・身分について説明をいたします。

昭和20年12月の神道指令により、それまでの神祇院(じんぎいん)が解体となり、全国の神社は宗教法人令の下、宗教法人となりました。

昭和21年2月2日、神社の国家管理が廃止されたことに伴い、それまで政府または地方長官がおこなっていた神職の任用は、翌2月3日、新たに設立された神社本庁に引き継がれることになりました。

地方長官(神祇伯)からの裁許状(文治元年)

地方長官(神祇伯)からの裁許状(文治元年)

神社本庁は、大日本神祇会(全国神職会)・皇典講究所・神宮奉斎会という神祇関係の3団体が大同団結して設立された組織です。

皇典講究所が神職資格として発行していた「学階」「学正」「司業」という階位を改め、新しい制度を設け、「浄階・明階・正階・直階」に分け、その後「権正階」が加わって、現在5つの階位となっています。

明治から戦前は、神社は国家管理下にあり、伊勢の神宮に奉仕するものを神官、官社及び諸社に奉仕するものを神職といいました。その身分は官吏(かんり:国家公務員)もしくは官吏待遇とされていました。

戦前の官吏制度は、勅令を以て定められ、官吏は武官と文官に分かれ、文官は更に高等官と判任官に分類されました。高等官は、1等から9等までの等級があり、1・2等が勅任官、3等以下が奏任官とされました。

神社本庁設立後は、神職身分に関する規定が定められ、「特級・1級・2級・3級・4級」が設けられ、その後2級上が加わって6等級となりました。

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因みに、身分の表示は、大祭に身に付ける正服である「袍」(ほう)や普段身に付ける「袴」(はかま)の色目の違いで表されています。

ご祈願

2011年9月16日 金曜日

本日は戌(いぬ)の日で、午前中は安産祈願の妊婦さんで賑わいました。

今月の戌の日は28日(水)、来月は10日(月)、22日(土)です。お示しした3日間は全て仏滅ですが、戌の日にこだわることなく、大安や友引でも良いですし、一番に体調を考えてお参りいただくのが宜しいと思います。

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さて、神社では七五三に向けて準備を整えています。本日は御神札やお下がりにお頒(わか)ちする撤下品(てっかひん)が奉製業者から納められました。

写真スタジオ(指定写真店)は昨年同様、神楽殿の中に設けます。(10月20日過ぎ)

また、特製(県内飴製造業者)の千歳飴も時期にあわせて準備いたします。

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七五三のご祈願は随時(8:30~16:30)承りますが、恒例行事や結婚式などでお待ちいただくこともありますので、事前に電話(0463-95-3237)でご確認ください。

正直は清浄を以て本となす

2011年9月15日 木曜日

本日は、伊勢原清掃工場からの委託業務で、業者の方がダイオキシン類の分析調査にやって来ました。ここ数年、同時期に行っている調査ですが、処分場周辺の地下水や土壌調査を行っています。

井戸水の水質調査

井戸水の水質調査

市内小学校では、6月に4回ほど大気中の放射線量を測定したようですが、国の基準値を下回っていて大きな変動もない状況です。

環境の保全を図り、衛生の改善を進めることは、健全な暮らしを維持して行く上でとても大切なことであり、皆さんの関心も高いところです。

諸外国から「清潔で綺麗好きな日本人」とよくいわれますが、古く奈良や平安の都はもちろんのこと、江戸の町をつくる時にも、生活廃水や下水処理、疫病予防には神経を遣って先人たちは環境衛生を整えてきました。

心身を清める伊勢・五十鈴川の清き流れ

心身を清める伊勢・五十鈴川の清き流れ

南北朝時代、伊勢・豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮)の禰宜(ねぎ)で、伊勢神道を大成したといわれる度会家行(わたらいいえゆき)は、著書『神道簡要』(しんとうかんよう)に、

凡(およ)そ神は正直を以て先きとなし、正直は清浄を以て本(もと)となす

と記しています。正直に生きることが神さまの理に適うことで、美しい日本人の心ですが、清い心清らかな行いこそが根本であることを教えています。

描く思い

2011年9月14日 水曜日

暑さが未だ衰えず、蝉の鳴き声も途絶えない境内です。昨日は、団体の方が絵を画きにお参りになりました。是非とも完成した作品を拝見したいところです。

奉納画

奉納画

また、高校野球の応援の祈りを込めた「千羽鶴」のお焚き上げで、生徒のお母さんたちのお参りがありました。折鶴一羽ずつに、様々な願いや思いが描かれていることでしょう。

選抜大会必勝の願いを込めた折鶴

選抜大会必勝の願いを込めた折鶴

比々多神社では、守札や御神札については、感謝の真心を捧げて古札納所(社殿向かって左手)にお納めください。

また、人形に関しては「人形感謝祭」(3月17日:受付期間は節分後から3月16日)を行っています。

神棚については、随時ご祈願を承っていますが、一度社務所にお尋ねください。

生命の尊さ

2011年9月12日 月曜日

昨晩、本日と神葬祭(神道のお葬式)のご奉仕がありました。

最近は、家族葬向けに小さく設えた斎場もあります。当然のことながら、大きなものも小さなものも同様に心を込めておつとめをいたします。

御霊安かれ

御霊安かれ

祖先のまつりは、「御霊(みたま)まつり」というように、御霊に対しておまつりが行われます。

しかしながら、亡くなった直後に行う神葬祭ではおまつりの対象が2つあります。1つは遺体に対するもので、通夜の儀にあたる「通夜祭」(つやさい)、告別式にあたる「葬場祭」(そうじょうさい)、そして火葬の儀の「火葬祭」などです。

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一方で、2つめは御霊に対するものです。遺体から霊璽(れいじ:仏教の位牌に相当)に御霊を遷(うつ)す「遷霊祭」(せんれいさい)、葬儀が無事済んで家に戻ったことを告げる「帰家祭」(きかさい)、そして「十日祭」や「五十日祭」などです。

実際の葬儀では、悲しみとともに気持ちの動揺や感情の高ぶり、葬儀を迎えるまでの疲労の蓄積、また会葬者への配慮などで、1つずつの儀式について考える機会もないと思います。

日本人は古くから、四季や人生の節目を大切にしてきました。初宮や七五三、成人式などの人生儀礼(通過儀礼)は、両親はもとより、遠くご先祖さんに連なる生命の尊さを確認する機会です。人生最後の重儀として、葬儀は行われるべきものであり、その延長に祖先まつりもつながっています。

先祖の魂は子孫に伝はる我が身生れてあるは、即ち是れ、先祖の身分れたる故也

林羅山・神道伝授

一入の思い

2011年9月11日 日曜日

農家にとっては3大厄日といわれる「二百二十日」(にひゃくはつか)でしたが、風の災いもなくつつがなく過ごされたことと思います。

さて、真田神社の月次祭に続いて、真田自治会館の地鎮祭がありました。暑さ厳しい中でしたが、土地区画整理事業の長引く地域住民にとっては、長年の懸案事項だっただけに、一入の思いがあったことと思います。

真田自治会館新築工事地鎮祭

真田自治会館新築工事地鎮祭  おめでとうございます

真田神社(平塚市真田)の大祭では、御仮屋(おかりや)として御神輿が一晩お泊まりになりますが、来夏の大祭には新しい御仮屋となりそうです。

御神田の様子

御神田の様子

御神田の古代米も穂がしっかりとつきました。案山子(かかし)もしっかりと見守っています。

明日は十五夜(仲秋の名月)ですが、今宵は小望月(こもちづき)が楽しめました。

小望月(こもちづき)

小望月(こもちづき)