相模国三ノ宮・比々多神社

正直は清浄を以て本となす

本日は、伊勢原清掃工場からの委託業務で、業者の方がダイオキシン類の分析調査にやって来ました。ここ数年、同時期に行っている調査ですが、処分場周辺の地下水や土壌調査を行っています。

井戸水の水質調査

井戸水の水質調査

市内小学校では、6月に4回ほど大気中の放射線量を測定したようですが、国の基準値を下回っていて大きな変動もない状況です。

環境の保全を図り、衛生の改善を進めることは、健全な暮らしを維持して行く上でとても大切なことであり、皆さんの関心も高いところです。

諸外国から「清潔で綺麗好きな日本人」とよくいわれますが、古く奈良や平安の都はもちろんのこと、江戸の町をつくる時にも、生活廃水や下水処理、疫病予防には神経を遣って先人たちは環境衛生を整えてきました。

心身を清める伊勢・五十鈴川の清き流れ

心身を清める伊勢・五十鈴川の清き流れ

南北朝時代、伊勢・豊受大神宮(とようけだいじんぐう=外宮)の禰宜(ねぎ)で、伊勢神道を大成したといわれる度会家行(わたらいいえゆき)は、著書『神道簡要』(しんとうかんよう)に、

凡(およ)そ神は正直を以て先きとなし、正直は清浄を以て本(もと)となす

と記しています。正直に生きることが神さまの理に適うことで、美しい日本人の心ですが、清い心清らかな行いこそが根本であることを教えています。

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