2011年4月 のアーカイブ

大祭準備2

2011年4月21日 木曜日

 大祭前日、例年なら宵宮(よいみや)の日。神輿の渡御(とぎょ)がない為、動座祭(どうざさい=神輿への御神霊入れ神事)がありません。

それでも、おまつりの支度はほぼ同じです。朝から総代さんが集まり、餅つきの準備。

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 昨日といだ「2斗(と)1升(しょう)5合(ごう)」の糯米(もちごめ)を蒸(ふ)かして餅をつきました。神さまへのお供えをつくった後、粽(ちまき)行事で俵に詰める餅をつくりました。輪番の三ノ宮の女性の皆さんも頑張り、立派な餅が出来ました。

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また、神輿を見学される方も多いので、神輿の清掃と飾り付けをしました。

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今年は神楽番は栗原(くりばら)の担当。神楽殿の掃除と設営、また参道に行燈(あんどん)を設置しました。

里神楽は、垣澤社中(かきざわしゃちゅう)により、22日午後1時半から3時、4時から5時頃まで演じられます。天下泰平を祈る伝統芸能をお楽しみください。

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俵には2,000個以上の餅が詰められました。3時の東日本大震災復興祈願祭ののちに、参列者にみたま分けとして頒布(はんぷ)いたします。

境内には皆さまからの「復興の祈り」を記すジャンボ絵馬を設置いたしました。

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ご神前には、篤志の方からの奉納品も沢山上がりました。

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境内には植木市をはじめ、露店の屋台の搬入も相次ぎました。

明日のお天気は良さそうです。多くの皆さまのお参りをお待ちしております。

 

(ツイッターには、今日の様子を多くツイートしていますのでご覧ください)

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大祭準備(総代奉仕)

2011年4月20日 水曜日

いよいよ大祭2日前を迎えました。

土手の草刈り

土手の草刈り

朝早くから総代さんにより、草刈り、境内外の〆張り、駐車場看板立て、国府祭(こうのまち)の杖(つえ)づくり、神楽控所設営、奉納板設営・・・など、実に手際良くこなしていただきました。

大ケヤキの縄も綯っていただきました

大ケヤキの縄も綯(な)っていただきました

奉仕作業は丸々一日になりました

神楽控所と奉納板設営

神楽控所と奉納板設営

境内の八重桜(牡丹桜)は、まだ1~3分咲き程度。大祭を待つようにゆっくりと開き始めました。

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気になる天気

2011年4月19日 火曜日

大祭を3日後に控えましたが、昨日はご神前の鈴緒を新調して掛け替えました。正絹(しょうけん)の八段結び、16個の鈴はとても良い音がします。祈りや願いを聞き届けてもらえそうです。

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また、3月11日の地震でずれた玉垣を修理しました。これで安心して例祭を迎えられます。

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予報では何とかもちそうですが、明日は二十四節気の1つ「穀雨」(こくう)。農作物を盛んに成長させる恵みの雨の時期です。五穀豊穣を願って始まったおまつりだけに、お天気は神さまに委ねるだけです。とはいうものの朝晩天気が気がかりです。

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神社下の御神田から望む裏山は、若葉で盛り上がってきましたが、靄(もや)が時折掛かって幻想的です。

 

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神社庁で会議

2011年4月18日 月曜日

本日は会議が3つ重なり、終日神社庁(横浜市磯子区)で過ごしました。

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来る4月27日、横浜・関内ホールにて神道政治連盟神奈川県本部の設立40周年記念行事を開催いたします。

安倍晋三元首相による記念講演、参議院議員・山谷えり子氏、同・有村治子氏、同・義家弘介氏、教育評論家・小林正氏によるパネルディスカッションを行います。テーマは「教育再生」です。

開催前の役員会を行い、諸々協議、確認をいたしました。

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また、午後からは本宗奉賛(ほんそうほうさん)特別委員会などがありました。

皇室の祖神で、日本人の総氏神さまである伊勢の神宮の御神札(おふだ)「神宮大麻」(じんぐうたいま)に関するアンケート結果を冊子にする編集作業や、平成25年に行われる「第62回神宮式年遷宮」の県内での広域広報の実施、お伊勢さまへの参宮促進などについて協議を重ねました。

「タウンニュース」県内213万部に新聞折り込み

「タウンニュース」県内213万部に新聞折り込み

再来年には、「御白石持行事」(おしらいしもちぎょうじ)が行われますので、その企画検討についても話し合いました。

御白石持行事~完成した正殿( しょうでん)) が建つ御敷地(みしきち)に敷く白石を旧神領(きゅうしんりょう)に住む人々が奉献(ほうけん)する行事。

 

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おめでとうございます

2011年4月17日 日曜日

大安吉日の日曜日、多くの皆さまが参拝に訪れました。

初宮参りでお参りの方々を一部ご紹介させていただきます。

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まことにおめでとうございます。すくすくと健やかなる成長を祈念いたします。

また、外のおまつりも重なりました。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

東海大学湘南校舎では、体育会自動車部の50周年記念行事として、OB会から競技用車輌の運搬車としてトラックが寄贈され、その安全祈願祭が行われました。
安全祈願祭

安全祈願祭

皆さまのご健安をお祈り申し上げます。

 

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幟立て

2011年4月17日 日曜日

今日は幟(のぼり)立て。朝8時には三ノ宮の皆さんが集まり、例年通り幟竿(のぼりざお)を立てました。

約20メートルの幟竿

約20メートルの幟竿

以前はおまつりの前日、宵宮(よいみや)の日に立てていましたが、人出の必要な作業ということもあり、直前の日曜日に行っています。

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幟竿は新しいタオルで綺麗に拭いた後、三方からロープで支えながら、クレーンで引き上げました。

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その頂きには、神さまが宿るための常緑樹(カシ)と御幣(ごへい)が付けられました。

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『新編相模風土記稿』(江戸時代の官撰地誌・1841年)には、

「祈願ある者、木綿の幟を納む、疫病流行の時、此幟を家内に建置ば、必ず其難を逃ると云」と記されています。

おまつりに幟を奉納し、流行病(はやりやまい)の折にその幟を家内に建てれば、ご加護により病気は平癒するということです。

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左右の幟には、それぞれ異なる彫刻が施されています。おまつりの日にごゆっくりご覧下さい。

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境内の欅(けやき)は、若葉が目映(まばゆ)い色を放っています。

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ご奉仕

2011年4月16日 土曜日

今日は、所管神社の神明社(伊勢原市上平間)と北金目神社(平塚市北金目)の春の例祭。毎年の事ながら、4月に入って11社の大祭が無事済みました。

各社とも「東北地方太平洋沖地震復興祈願祭」を併せて執り行っています。各村々の鎮守神さまに、地域の皆さまの祈りを捧げています。

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昨晩は、総代さんたちが集まり、大祭(22日)の打ち合わせ会議を行いました。

境内外の注連縄(しめなわ)張り、神社回りや元宮の草刈り、臨時駐車場の確保と看板立て、餅つきと粽(ちまき)づくり、奉納板の設営、テント張り・・・・・など。翌日の片付けや御礼回りにいたるまで、入念に打ち合わせをしていただきました。

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今年は神賑行事(しんしんぎょうじ:神輿・人形山車・太鼓など)は取り止めとなりました。しかしながら、植木市をはじめ、露店商が例年通り屋台の出店をすることになりました。

また、午後から神楽殿では、国土創造の神さまに国土安泰を願い、伝統の「里神楽」(さとかぐら)が奉納されます。

小学校でも地域の伝統に親しむ機会として、授業の短縮措置を取っています。 

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明日は朝から幟(のぼり)立てです。三ノ宮では、各戸1人ずつご奉仕の案内が出ています。総代さんたちは、20、21、22、23日と4日連続のご奉仕となっています。

行事が縮小となっても、伝統あるおまつり、行事を守るために、皆さんが一生懸命に努力しています。

 

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桜の移ろひ

2011年4月15日 金曜日

乾燥が続いていますが、今晩あたり雨が降りそうです。

この辺りでは、「18日の大磯・高麗(こうらい)さんのおまつりが晴れるとこちらの22日の例祭は雨。向こうが雨ならこちらが晴れ」といわれています。予報では18日が雨なので、今年は平気でしょうか?

しきしまのやまと心を人問はば朝日に匂ふ山桜花  本居宣長

時折強い風が吹き、桜の花吹雪をくぐって子どもたちが遊んでいます。足下には桜の絨毯(じゅうたん)。川には桜の花筏(はないかだ)、、、。中国では牡丹(ぼたん)が花王といわれますが、日本の春の代名詞、文句なく桜が花王でしょう。

淡紅白色の花容は、何とも日本人に好まれるものです。栄華ともろさ、頼りなさもその象徴です。

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ  紀友則

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世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  在原業平

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そして、爛漫に咲き誇ったのとは対照的に、散り際の慌ただしさが、ひとしお愛惜されます。

散 る 桜 残 る 桜 も 散 る 桜     良 寛

境内では、花期が遅くて濃艶な八重桜(牡丹桜)が開き始めました。

九重に久しくにほへ八重桜のどけき春のかぜと知らずや  金葉和歌集

 

地鎮祭  おめでとうございます

地鎮祭  おめでとうございます

 

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まが玉祭について

2011年4月14日 木曜日

本日は気温がぐんと上がり、外でのおまつり奉仕は汗ばむ程でした。さえずる鳥たちも心地良さそうでした。

地鎮祭 おめでとうございます

地鎮祭 おめでとうございます

午後から、まが玉祭【5月21日(土)・22日(日)】の打ち合わせをいたしました。例年なら広報を始める頃ですが、節電の関係もあり、開催内容について検討を重ねていました。

本年は、照明の使用を控え、日中のみの開催となりました。初日に行っていた「管絃と舞楽の夕べ」は、夕方の早い時間に、2日目の「富くじ」については、チャリティでくじを配布し、集まったお金を義捐金とすることとなりました。

参画団体・実行委員の全体会議は、5月8日(日)午後7時に開催いたします。

昨年の様子 「同志會」の空手演武

昨年の様子 「同志會」の空手演武

「まが玉祭」は、ご祭神である玉づくりの祖神「天明玉命」(あめのあかるたまのみこと)を称(たたえ)え、伝統文化の興隆と地域の交流を図るためのおまつりです。

昨年の様子 「和の会」日本舞踊

昨年の様子 「和の会」日本舞踊

境内には野外特設舞台を設えます。居合抜刀術、空手、少林寺拳法、太鼓、日本舞踊、詩吟、ビックバンドジャズなどの団体が、鍛錬した成果をご神前に奉納します。

また、郷土博物館では重文資料の公開、社務所では書道展・絵画展・華道展、境内では菓子組合による菓子製作実演やフリーマーケット、地元農産物の販売、観光推奨みやげの販売などが行われます。

昨年の様子 まが玉づくり体験

昨年の様子 まが玉づくり体験

 

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産育儀礼 安産の神さま

2011年4月13日 水曜日

今日は戌(いぬ)の日。桜吹雪が舞う中、安産のご祈願や安産御守を受けに来る参拝者が目立ちました。

妊娠・出産は、女性にとって重大な事柄でありますが、家族や親戚にとっても喜びと不安が交錯した関心事といえます。新しい生命の誕生に希望をもち、母体の安全を祈ることは、医学が発達した現在でも昔と変わらぬ祈りです。

安産守・岩田帯・腹帯イロハ

岩田帯・安産守・腹帯イロハ

比々多神社には、「木花開耶姫」(このはなさくやひめ)という妊娠と出産を守護する神さまがおまつりされています。

神話では、天孫(てんそん)・瓊々杵尊(ににぎのみこと)と出会い、その日の内に子を孕(はら)みます。「一夜で娠(はら)むなど、私の子ではない。」といい放たれますが、戸の無い室屋に籠(こ)もり、「もし天孫(あなたの子)であるなら、元気に生まれるでしょう」といって、室に火を放った中で、立派な3人の神さまを生みました。

また、『吾妻鑑』(あづまかがみ)建久3年(1192)8月9日条には、時の征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)・源頼朝公(みなもとのよりともこう)が、妻・政子(まさこ)の安産を祈願して、「三宮冠大明神」へ神馬(しんめ)を奉納したことが記されています。そして、無事に実朝公(さねともこう)を授かっています。

産育を司る安産の神さまのご加護のもと、元気な赤ちゃんを授かり、すくすくと成長することを願います。

銀(しろがね)も金(くがね)も玉もなにせむにまされるたからこにしかめやも

 

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