2010年11月3日 のアーカイブ

武道の精神

2010年11月3日 水曜日
素晴らしい青空のもと、祝日の境内は「七五三参り」の参拝者で賑わいました。
年賀状用の写真にする方も

年賀状用の写真にする方もいることでしょう

 そのような中、「まが玉祭」(5月第3土日)に毎年参画している「斎藤塾」(全日本戸山流居合道)の方が必勝祈願に来られました。

必勝祈願を終えて

必勝祈願を終えて

塾生の3名が、オーストラリアで行われる空手道選手権大会に出場されるとのこと。厳しい練習の成果を充分に発揮し、優秀な成績が修められるようお祈り申し上げますとともに、異国の地で宜しき交流を深め、貴重な体験となりますようご期待いたします。

勝守

勝守

教育基本法の改正により、武道は柔道・剣道・相撲の3種目が学習指導要領に明記され、中学男女で必修となりました。武道は品格を磨き、礼儀を重んじ、相手を思いやる精神性の高いスポーツです。

斎藤塾  まが玉祭での演武

斎藤塾  まが玉祭での演武

また、合気道や空手道、弓道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道も地域の実情によって採用されるよう、行政や学校関係者の皆さんの理解が深まることが望まれます。

文化の日に思ふ

2010年11月3日 水曜日

今日は文化の日。祝日法には、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とありますが、何のことやら理解しにくい祝日です。

学校において、祝日法の歴史や内容を学ぶことはありませんが、今日は明治天皇がお生まれになった日(旧暦では9月22日)です。昭和20年までは天長節(てんちょうせつ)といって国民の祝祭日として親しまれてきました。因みに、皇后陛下のお誕生日を「地久節」(ちきゅうせつ)といいました。

昭和23年、冒頭の意義で文化の日となりましたが、明らかに意義を異にする内容となりました。

しかしながら、著しい近代文化の発展を遂げた明治時代に思いを馳せることは、混沌とした今の世を生き抜くうえでも重要なことだと思います。

さて、明治天皇には、16歳で皇位を継承されましたが、時世はまさしく内憂外患の時代でありました。大政奉還、王政復古、五箇条の御誓文、東京遷都、版籍奉還、廃藩置県、帝国憲法発布、教育勅語などを始め、教育の普及、産業の興隆、文化の向上、国防の充実、国際交流などが半世紀の中で行われました。(明治神宮ホームページ参照)

ご事績(じせき)は申すまでもありませんが、国民の幸せを祈る広大無辺なご聖徳こそ、無二(むに)のものであります。

ちはやぶる神のまもりによりてこそわが葦原(あしはら)のくにはやすけれ

明治天皇御製

七五三で賑わう境内

七五三で賑わう境内