相模国三ノ宮・比々多神社

文化の日に思ふ

今日は文化の日。祝日法には、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」とありますが、何のことやら理解しにくい祝日です。

学校において、祝日法の歴史や内容を学ぶことはありませんが、今日は明治天皇がお生まれになった日(旧暦では9月22日)です。昭和20年までは天長節(てんちょうせつ)といって国民の祝祭日として親しまれてきました。因みに、皇后陛下のお誕生日を「地久節」(ちきゅうせつ)といいました。

昭和23年、冒頭の意義で文化の日となりましたが、明らかに意義を異にする内容となりました。

しかしながら、著しい近代文化の発展を遂げた明治時代に思いを馳せることは、混沌とした今の世を生き抜くうえでも重要なことだと思います。

さて、明治天皇には、16歳で皇位を継承されましたが、時世はまさしく内憂外患の時代でありました。大政奉還、王政復古、五箇条の御誓文、東京遷都、版籍奉還、廃藩置県、帝国憲法発布、教育勅語などを始め、教育の普及、産業の興隆、文化の向上、国防の充実、国際交流などが半世紀の中で行われました。(明治神宮ホームページ参照)

ご事績(じせき)は申すまでもありませんが、国民の幸せを祈る広大無辺なご聖徳こそ、無二(むに)のものであります。

ちはやぶる神のまもりによりてこそわが葦原(あしはら)のくにはやすけれ

明治天皇御製

七五三で賑わう境内

七五三で賑わう境内

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