2010年11月23日 のアーカイブ

新穀勤労感謝祭(新嘗祭)

2010年11月23日 火曜日

本日、天皇陛下には、皇居内生物学御研究所脇の稲田において、御自らお田植、お刈り取り遊ばされた新穀(糯米・マンゲツモチと粳米・ニホンマサリ)を宮中神嘉殿(きゅうちゅうしんかでん)にお供えされ、新嘗祭(にいなめさい・しんじょうさい)を御親祭(ごしんさい)遊ばされます。

全国の神社でも御神恩に感謝するおまつりとして新嘗祭が執り行われます。

宮司・祭員・白丁・責任役員・自治会長・総代が参進

定刻10時に、宮司以下祭員、白丁(はくちょう)、責任役員、自治会長、総代が参進いたしました。

祓所(はらえど)でお祓い

祓所(はらえど)でお祓い

新嘗祭の起源は『日本書紀』によると、アマテラスオオミカミが「吾が高天原(たかまのはら)にきこしめす斎庭(ゆにわ)の稲穂を以て、また吾が児(みこ)にまかせまつるべし」と仰り、皇御孫命(すめみまのみこと)の降臨(こうりん)に際して、 “ 斎庭の稲穂 ” を授けられたことに遡(さかのぼる)といわれています。

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宮司の祝詞(のりと)では、「山野(やまの)の物は甘菜辛菜(あまなからな)海川の物は鰭(はた)の広物(ひろもの)鰭の狭物(さもの)奥(おき)つ藻菜(もは)辺(へ)つ藻菜に至るまで横山の如く置き足(た)らはし種種(くさぐさ)の物をも合わせて献奉(たてまつ)りて」と、秋の実りである海の幸山の幸を沢山にお供えして感謝の意を捧げます。

唐櫃(からひつ)担ぎのご奉仕をいただいた白丁さん

唐櫃(からひつ)のご奉仕・白丁さん

私たちの生活の根本である農林水産業はもちろんのこと、商工業やあらゆる産業の実りに感謝し、更なる繁栄を祈念いたしました。

直会(なおらい)の様子

直会(なおらい)の様子

このおまつりが終わると、年末年始の準備に一気に入ります。