2010年2月 のアーカイブ

お稲荷さんのお祭り

2010年2月8日 月曜日

2月8日は、所管社(兼務社)である稲荷神社(伊勢原市下平間鎮座)の大祭日です。東と西にお社が鎮座していて、今年は西のお稲荷さんでお祭りが行われました。

稲荷神社の幟

明日の幟(のぼり)返しまで立てられています。その後、稲荷講の当番宅に1本立てられます。

 東西2社のお稲荷さんの間に神明社が鎮座しています。平間の里は上平間と下平間があり、戸数は決して多くありませんが、農家を中心に神仏の信仰も篤く、節目の行事を大切にしています。

参列された皆様

参列された皆様

 西のお稲荷さんには、天神(てんじん)さまも祀られていて、梅が見頃を迎えていました。

東風(こち)吹かばにほひおこせよ梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ 【菅原道眞】

大山にはまだ雪が残っています

大山にはまだ雪が残っています

北方領土の日

2010年2月7日 日曜日
昭和56年(1981)1月6日の政府閣議により、2月7日が「北方領土の日」と定められました。これは、北方領土返還要求運動の民間関係団体の要望や、広く各界各層、自治体や学識者の運動の成果です。安政元年(1855)2月7日は、静岡県下田市に於いて日露和親条約(下田条約)が調印された日で、日本とロシアの国境を択捉島(えとろふとう)とウルップ島の間と定めたものです。これにより、択捉島(えとろふとう)、国後島(くなしりとう)、色丹島(しこたんとう)及び歯舞群島(はぼまいぐんとう)の北方四島は日本の領土として確定し、これ以後、両国の国境は何度も変わりましたが、北方四島は一貫して日本の領土でした。

根室・納沙布岬にある四島の架け橋には、沖縄返還のときの聖火が絶えず燃えています。

根室・納沙布岬にある四島のかけはしには、沖縄返還のときの聖火が絶えず燃えています。(平成19年撮影)

しかしながら、戦後の混乱の最中、ロシアは強制的に北方四島を支配し、未だに返還されない状況です。

旧島民や島民2世の人たちは奪われた故郷への熱い思いを消すわけにはいきません。

ここでしか捕れない花咲蟹。北方四島は、魚介類の宝庫で、漁師にとっても水産加工業者にとっても産業の拠点です。

ここでしか捕れない花咲蟹(はなさきがに)。北方四島は、魚介類の宝庫で、漁師にとっても水産加工業者にとっても産業の拠点です。

ご先祖さまが眠る大地を強引に奪い、その故郷に帰ることもままならないわけです。

今私たちに出来ることは、地方からその思いを根気よく支えることではないでしょうか。

神奈川県神道青年会と日本JC関東地区神奈川ブロック協議会による、北方領土返還要求のパネル展および署名活動

神奈川県神道青年会と日本JC関東地区神奈川ブロック協議会による、北方領土返還要求のパネル展および署名活動(平成21年2月)

 (神奈川県神道青年会) (JC神奈川ブロック協議会

何年かかろうともあきらめずに、北方四島一括返還を地道に訴え続けることが大切だと思います。

神道青年全国協議会による、北方領土返還要求の研修会に参加する子どもたち。

神道青年全国協議会主催の北方領土勉強会に参加した子どもたち。(平成21年7月・納沙布岬) 

   

人形感謝祭

2010年2月6日 土曜日

今日は仏滅ですが土曜日ということもあって、厄除祈願 (厄年表)の方が多く参拝に訪れました。

また、昨日から人形感謝祭の申込が少しずつ来られています。感謝祭は3月17日(水)午後3時から執り行います。今月中旬位から境内に人形を飾ります。

お預かりした人形にこもる魂を人形【ひとがた】にうつします

お預かりした人形にこもる魂を人形【ひとがた】にうつします

飼い猫が1匹境内に迷い込んで来ましたが、無事うちへ帰りました。

猫の置物の上で一休み、、、

猫の置物の上で一休み、、、

文化財の保存

2010年2月5日 金曜日

本日は伊勢原市文化財課の諏訪間さんが来られました。今年度の市重要文化財の保存処理の為です。

当社併設、郷土博物館所蔵の単竜環頭大刀柄頭(たんりゅうかんとうたちつかがしら)と金銅装鏡板(こんどうそうかがみいた)を国の選定技術保存者である桜井さん(国宝・重文処理の第一人者)にお願いをして保存の為の処理をお願いすることになりました。

市重文・単竜環頭大刀柄頭

市重文・単竜環頭大刀柄頭

アルコールの液に浸して塩抜きの処理を施し、その後鉄地金銅張(てつじこんどうばり)といって銅を塗りその上に金を施します。

金銅装鏡板

市重文・金銅装鏡板

立春

2010年2月4日 木曜日

本日は「立春」(りっしゅん)です。冬と春の分かれ目で、春の気が立つ意です。「春」は草木の芽が張る、田畑を墾(は)る、気候の晴るの意からとされています。

しかしながら、今朝は外の水道が凍って出ませんでした。大山を見上げると雪化粧が残っています。

昨日の疲れもあろうかと思いますが、朝早くから総代さんが舞台を片付けてくれました。職員もテントや看板、幟(のぼり)など終日外回りの片付けに追われました。

夕方にはもとの静かな境内に戻りました。暦の上では、寒さの頂点を越え、これからは残寒、余寒となるわけですが、陽気が上向くのは心が弾むものです。

片付け途中に比べてみました。右が170センチくらいの人の裃(かみしも)、左がお相撲さんの裃。

片付け途中に比べてみました。右が170センチくらいの人の裃(かみしも)、左がお相撲さんの裃。

こちらもすごい、奉納いただいた長芋。何と165㎝。れんこんが小さく見えます。

こちらもすごい、奉納いただいた長芋。何と165㎝。れんこんが小さく見えます。

鬼は外、福は内!

2010年2月3日 水曜日

お蔭様で天候にも恵まれ、無事に節分追儺祭(10時・12時・3時)を終えることが出来ました。

ご協賛をいただいた皆様、ご参列ををいただいた皆様、終日ご奉仕をいただいた総代さんを始めご関係の皆様に感謝申し上げます。

ご参集いただいた多くの参拝者に、福がもたらされますようお祈り申し上げます。

画像でつづる節分祭をご覧ください。

10時祭典(玉串拝礼)

10時祭典(玉串拝礼)

10時豆まき・宝まき

10時豆まき・宝まき

10時直会(なおらい)

10時直会(なおらい)

景品の自転車

景品の自転車

12時社殿に参進

12時社殿に参進

12時鬼逐(やら)いの儀

12時鬼逐(やら)いの儀

12時豆まき・宝まき

12時豆まき・宝まき

景品は家電製品・雑貨品など2千点

景品は家電製品・雑貨品など2千点

3時祭典

3時祭典

3時鳴弦(めいげん)の儀

3時鳴弦(めいげん)の儀

3時鬼逐いの儀

3時鬼逐いの儀

3時豆まき・宝まき

3時豆まき・宝まき

3時は子どもたちが大勢集まり賑やかに

3時は子どもたちが大勢集まり賑やかに

関取との握手会の折りに(玉鷲関と歌手の平浩二さん)

関取との握手会の折りに(玉鷲関と歌手の平浩二さん)

3時直会(お相撲さん紹介)

3時直会(お相撲さん紹介)

平浩二さんと年男・年女のみなさんで故郷(ふるさと)を合唱

平浩二さんと年男・年女のみなさんで故郷(ふるさと)を合唱

市内外の商店や企業の皆様に多くのご協賛をいただきました

市内外の商店企業の皆様に多くのご協賛をいただきました

多くのご奉納も賜りました

多くのご奉納も賜りました

福小判

2010年2月2日 火曜日

テレビのニュースで流れていましたが、今日は東京でも雪が降り、その影響で事故や怪我が多かったようです。大山を見上げると雪が降った様子ですが、幸い当社周辺は冷たい雨が降る程度でした。

明日の節分祭の準備も大詰めで、今日は慌ただしく時間が流れました。

福豆とともにまかれる「福小判」

福豆とともにまかれる「福小判」

福を授かり温かな気持ちで春を迎えていただきたいと思います。

神池のカモ卵を産みました

神池のカモが卵を産みました

初午

2010年2月1日 月曜日

2月最初の午(うま)の日を初午(はつうま)といって、全国的にお稲荷(いなり)さんの行事が行われます。

京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)の神さまが稲荷山に降りてこられたのが、和銅4年(711)の初午の日だったといわれています。

正一位はお稲荷さんの異称

正一位はお稲荷さんの異称

この日に、田の神さまが山から降りてくるという民間信仰があり、農耕の始まりにあたって豊作を祈ったり、地域の稲荷講で油揚げをお供えする風習もあります。

江戸時代には、屋敷内にお稲荷さんをおまつりする信仰が増え、「町内に伊勢や稲荷に犬の糞」ともいわれました。

企業のお稲荷さんでの初午祭

殖産興業のご神徳で会社に繁栄がもたらされますように、、、

今日は初午にあたり、各企業の邸内社(お稲荷さん)で初午祭が行われました。