2016年4月23日 のアーカイブ

暴れ神輿にも勢いが増して

2016年4月23日 土曜日

お蔭様で、拝殿(はいでん)が溢れるほど多くの皆様にご参列を賜り、例祭式(22日)を滞りなく修めることが出来ました。

また、限られた時間ながら、「神人共食」(しんじんきょうしょく)となる直会(なおらい)を参集殿で執り行い、神さまの恩頼(みたまのふゆ)を頂きました。

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さて、午後からは神賑行事(しんしんぎょうじ)「神輿・山車供奉行列」(みこし・だし ぐぶぎょうれつ)の始まりです。

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「立ちお神酒」で内清浄(ないしょうじょう)、「火渡り」で外清浄(げしょうじょう)を伝統通り済ませた氏子の青年衆が、宵宮(よいみや:21日)に神さまがお遷(うつ)りになった神輿を拝殿(はいでん)から恐る恐る、しかしながら威勢良く担ぎ出しました。

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三ノ宮・栗原から神戸に渡り、「奉幣の儀」(ほうべいのぎ)を以て神さまの神威(しんい)を高め、御旅所(おたびしょ)にお着きとなりました。

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神幸祭(しんこうさい)の最中、神楽殿(かぐらでん)では垣澤社中(かきざわしゃちゅう)による伝統の里神楽(さとかぐら)が演じられ、多くの方々に楽しんで頂きました。

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神輿に続く三基のからくり人形山車が動き出す頃には、短縮授業で太鼓に小学生も加わり、一際賑やかな雰囲気となりました。

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今年も非常に多くのカメラマンや見物客が見守る中、青年たちの感情も高まり、浮き沈みする暴れ神輿にも勢いが増して来ました。

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宮入りの時間を惜しむかのようにゆっくりと、しかしながら冷静に時間通りに、鳥居前にお着きとなりました。

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神輿に続いて山車も境内に入り、太鼓の響きと活気は満ち溢れ、境内の群衆もクライマックスを堪能しました。

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神さまの無事鎮座を寿(ことほ)ぐ「粽行事」(ちまきぎょうじ)に、集まった人たちの気持ちが一つに向かい、比々多の祭礼も最高潮となりました。

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境内に所狭しと軒を並べた露店では、小・中学生を中心に、老若男女が思い思いに祭りの夜を楽しんでいました。

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明鏡止水の心得

2016年4月23日 土曜日

前日の雨も上がり、例祭当日(22日)は青空が広がる上天気になりました。

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本年度は神社本庁統理代理・神奈川県神社庁理事・箱根神社宮司様を献幣使(けんぺいし)にお迎えし、定刻通り午前10時に例祭式を厳修しました。

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参集殿前で手水(てみず)の儀を済ませ、氏子青年会の鉄棒(かなぼう)を前導(ぜんどう)に、宮司以下祭員、舞姫(まいひめ)、本庁幣唐櫃(ほんちょうへいからひつ)・献幣使・同随員、総代及び氏子崇敬者が境内に設けた祓所(はらえど)へと向かいました。

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宮司以下祭員全員が、年に一度の正服(せいふく)に身を包んで威儀を正しましたが、式後の参列者の言葉に「心地よい緊張感に包まれた」とありました。

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祭祀にあたっては、身を清潔にする「外清浄」(げしょうじょう)と心の清浄を期する「内清浄」(ないしょうじょう)を旨とします。

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清浄無垢(せいじょうむく)を期して明鏡止水(めいきょうしすい)の心得を第一義とするわけで、祭儀に先立つ「手水」と「修祓」(しゅうばつ・しゅうふつ)の重要性がここにあります。

浦安の舞

浦安の舞

天地(あめつち)の神にぞ祈るあさなぎの海のごとくに波たたぬ世を

昭和天皇の御製(ぎょせい)を神楽歌(かぐらうた)にした「浦安の舞」に、国土安泰の祈りを重ねて捧げました。