2013年5月3日 のアーカイブ

管絃と舞楽の夕べ

2013年5月3日 金曜日

既にご案内していますが、今年の「第26回まが玉祭」は、5月18日(土)・19日(日)の両日に開催いたします。

18日(土)、神前特設舞台において「まが玉祭奉告祭(火入れ)」(17:10~18:30)を執り行い、続いて横浜雅楽会演奏による「管絃と舞楽の夕べ」(17:10~18:30)をお楽しみいただきます。

演奏は御神楽(みかぐら)、管絃(かんげん)、舞楽(ぶがく)の三部構成となっています。

御神楽 mikagura

御神楽 mikagura

雅楽(ががく)には管絃(器楽)と歌物(声楽)があり、舞がある場合には舞楽といい、我国固有の楽、中国から伝来した唐楽(とうがく)、朝鮮から伝来した高麗楽(こまがく)に分けられます。

演奏に用いられる楽器は、吹物(ふきもの)と呼ばれる笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・笛(ふえ)の三管(さんかん)、弾物(ひきもの)という箏(そう)・琵琶(びわ)の二絃(にげん)、打物(うちもの)という鞨鼓(かっこ)・楽太鼓(がくだいこ)・鉦鼓(しょうこ)の三鼓(さんこ)で編成されています。

鉦鼓は雅楽器に残された唯一の金属楽器です。

鉦鼓 syouko

鉦鼓 syouko

舞楽には左舞(さまい)と右舞(うまい)があります。

左舞には唐楽を用い、楽器は龍笛(りゅうてき)・篳篥・笙と太鼓・鞨鼓・鉦鼓を用います。装束は赤色系で、陵王(りょうおう)・胡飲酒(こんじゅ)・萬歳楽(ばんざいらく)などがあります。

右舞には高麗楽を用い、楽器に笙を用いません。装束は緑色系で、納曽利(なそり)・還城楽(げんじょうらく)・抜頭(ばとう)などがあります。

納曽利の面  nasori

納曽利の面  nasori