「夏も近づく八十八夜 ~ ♫ 」と唱歌に歌われる今日は立春から数えて八十八夜。
農家では播種(はしゅ)など、野良仕事が忙しい時期となります。
来春、後継祠職として権禰宜が実家に帰ることとなり、神職養成機関である國學院大學まで奉職求人の願いに出掛けました。
昨年創立130周年を迎えた大学は、最新設備を完備した真新しい施設となりましたが、他の大学には見られないのが神殿です。
松尾芭蕉の俳諧(はいかい)の理念に、「不易流行」(ふえきりゅうこう)という言葉がありますが、「不変と変化」は根源は同じで、不易を確立するために流行を生み出していく必要性もあるのでしょう。
國學院大學の建学の精神は「本(もと)を立つる」ということにあり、日本の歴史や民族性に基づくことにより、国の永遠なる繁栄があるということをうたっています。
「凡學問ノ道ハ本ヲ立ツルヨリ大ナルハ莫シ故ニ國體ヲ講明シテ以テ立國ノ基礎ヲ鞏クシ徳性ヲ涵養シテ以テ人生ノ本分ヲ盡スハ百世易フベカラザル典則ナリ而シテ世或ハ此ニ暗シ是レ本黌ノ設立ヲ要スル所以ナリ」
國學院大學初代総裁 有栖川宮幟仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう) 告諭より