地区戦歿者慰霊祭の後、招魂社を正面に望む神社第二駐車場において、太鼓連による鎮魂奉納太鼓が行われました。
先ず、開会に先立って招魂社に向かい、参加者全員で拝礼をいたしました。
老若男女が一つとなって、打ち鳴らす太鼓の音に心を寄せて、地域の先人に感謝の真心を捧げました。
澄みわたる秋空の下、9団体の太鼓の競演は、比々多の郷に響きわたりました。
正祭(しょうさい)の祭典を修めて間もなく、神社西側の招魂社において、地区戦歿者慰霊祭を執り行いました。
招魂社には、日清・日露戦争をはじめ先の大戦に至るまで、尊き命を落とされた地域の先人182柱の名前が石碑に刻まれています。
沖原光孚(おきはらこうふ)陸軍中将(明治時代の軍人)の筆による「忠勇貽範」(ちゅうゆういはん)と記された石碑の前に祭壇を設け、青葉常磐木(あおばときわぎ)に御幣(ごへい)を垂らし、英霊を招魂いたしました。
傷痍軍人会や軍恩会など、90歳以上の人たちも元気に参列、遺族会、県議、市議など、地区自治会連合会主催のもと大勢参列いたしました。
現今の繁栄と発展の礎を築かれた先人への感謝の念を忘れずに、後の世に伝えることが私たちの使命です。
招魂社には、当時の報国会などによる慰霊塔や忠魂碑、殉国碑、殉難碑、凱旋記念碑などが数多く建てられています。