2012年6月16日 のアーカイブ

はじめての古事記

2012年6月16日 土曜日

現存する最古の歴史書、『古事記』が和銅5年(712年)に撰上されてより、本年で1300年を迎えます。

上中下の3巻から成り、多くの神話・伝説・歌謡を含み、古典文学としての価値も高いものです。『日本書紀』とともに「記紀」(きき)と称されますが、国の始まりや歴史、日本人の精神をありありと知ることができます。

この度、神社本庁では『はじめての古事記-日本の原点にふれる-』氏子のしおり)を発行いたしました。

はじめての古事記(氏子のしおり) 

はじめての古事記(氏子のしおり) 

どこの国でも国の起源や神話を必ず学ぶものですが、現在の日本の教育ではそれがなされていません。

身近な書物で神話に触れることにより、心豊かな健全な子供が育まれるのは間違いありません。

まんが古事記 (社頭で頒布中)

まんが古事記 (社頭で頒布中)

今年は市販でも多くの本が発行されていますので、興味のある本を手にとって読んでいただきたいと思います。

『 現代語 古事記 』 (学研) 竹田恒泰著

『 現代語 古事記 』 (学研) 竹田恒泰著

古事記序文には「古(いにしへ)を稽(かんが)へて今を照らす」と書かれています。昔を参考にして、今日の在り方を考える。経験を通して反省の資とする。人生とはそういうものです。