2012年6月10日 のアーカイブ

御神田の御田植ゑ

2012年6月10日 日曜日

梅雨入りとなった昨日の雨がうそのように、晴れわたる良いお天気となりました。

今日は神社下の御神田において、神奈川県神道青年会主催の御田植ゑが行われました。

青年神職による御田植祭

青年神職による御田植祭

例年通り、始めに神事を執り行い、主催者と参加者の代表が玉苗(品種:イセヒカリ)を御神田に植え付けました。

もちろん、子供たちも一緒に参列してお参りをしました。

当社責任役員の長嶋さんの説明指導のもと、一斉に田植えが始まりました。

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今年は近所の子供の他に、次代を担う子を育てるまほろば教育財事業団の参加もありました。

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午後には、恒例となった神話の紙芝居がありました。今回は「八岐大蛇」(やまたのおろち)でした。学校では神話を教わる機会もなく、稲作体験とともに貴重な機会となっています。

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玉乃島断髪式

2012年6月10日 日曜日

本日、大相撲 片男波(かたおなみ)部屋 元関脇 玉乃島関の引退にあたり、両国国技館において断髪式が行われました。

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玉乃島関は当社の節分祭に、玉ノ洋(たまのなだ)時代から長年にわたり参加してくれました。

土俵中央に北面して座る玉乃島関に対して、東西から土俵に上がった500名近くの参加者が、関取の象徴である大銀杏(おおいちょう)に、少しずつはさみを入れました。

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初めに男性が行い、土俵に張り出して設えた舞台に玉乃島関が移動し、女性の参加者も一人ずつ髷(まげ)にはさみを入れました。

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父が元プロボクサー(日本チャンピオン)、母が元大関・清國の妹であり、体格(188㎝ 163㎏)にも恵まれ、兄(玉ノ国)とともに相撲を始め、史上初となる兄弟同時での幕下付出(まくしたつけだし)で初土俵を踏みました。

一年半で十両に昇進、その後一年で新入幕を果たし、左四つと寄りを得意として、十両優勝、最高位西関脇(三役四場所)、敢闘賞5回・技能賞1回、金星2個(武蔵丸・朝青龍)という輝かしい成績を残しました。

怪我に悩んで闘い続けた土俵人生でしたが、年寄 西岩を襲名し、部屋付親方として後進の指導に精進して欲しいと思います。

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断髪式後に、十両以上の関取衆が結い上げる大銀杏を、床山(とこやま)さんが実演したり、寄せ太鼓(客寄せ)、はね太鼓(取組の終わりに鳴らし、明日の興行にもお越し下さいとの意)など、太鼓の種類についての解説がありました。

父親の出身地である福島県西白河郡、出生地の秋田県雄勝郡、相撲留学した石川県金沢市を始め、地方巡業の各地から多くのファンが集まっていましたが、これも郷土愛、大相撲の魅力の一つかもしれません。

大相撲が不祥事により揺れた時期もありましたが、お相撲さんが真剣に打ち込む姿や伝統がなせる技、守り伝えるしきたりなどを垣間見て、不動の国技の奥深さを感じた一日でした。