2012年6月6日 のアーカイブ

夏越大祓のご案内

2012年6月6日 水曜日

来る6月30日(土)午後2時、「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)を斎行いたします。

古くは大宝令(701年)や延喜式(927年)にも記される儀式で、朝廷では文武百官を集めて、中臣氏が約900字の大祓詞(おおはらえことば)を宣読(せんどく)して公の祓を行いました。

大祓詞

大祓詞

現在では、6月と12月の両度、全国津々浦々の神社で恒例式として行われています。

『古事記』『日本書紀』の神話に見られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)を起源としますが、常に清らかな心身に立ち返る、日本人の伝統的な考え方、清浄な心の表れともいえます。

社頭では人形(ひとがた)の申込みを承っています。人形に氏名を記し、気持ちを鎮めて息を3度吹きかけ、体中をくまなく撫でて、半年の間に知らず知らずに積もった罪・穢れを人形に負わせます。

神事では大祓詞を繰り返し奏上する間、人形に記された名前を1体ずつ読み上げて、各家庭の清浄を祈念します。

hitogata中旬には、参道に「茅の輪」を設けますので、厄災消除・無病息災の思いを込めて、左右左と「茅の輪くぐり」をしてお参りください。

水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶといふなり 『拾遺和歌集』

限定授与品 茅の輪守 ( 初穂料 五百円 )

限定授与品 茅の輪守 ( 初穂料 五百円 )

ご先祖さまを迎える暑い季節を前に、心身ともに清々しく、折り目正しく新たな半年を迎えましょう。