月末の30日は夏越大祓(なごしのおおはらえ)です。
参道には茅の輪を設けて、茅の輪くぐり神事を執り行いますが、昨日からその準備に取りかかりました。
「蘇民将来」 - 茅の輪の話 -
遠い神代の昔、スサノヲノミコトが旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に一宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦はこれを拒んだのに対し、兄の蘇民は貧しいながらも厚くミコトをもてなしました。
ミコトは御礼として悪疫退散の「茅の輪」の作り方を蘇民に教え、小さな茅の輪を腰につけさせると、蘇民一家はその年流行した悪疫から逃れることができました。
『備後国風土記』
今年は御神田の藁を芯に巻き、その上に茅(かや)を重ねて太くて大きな輪をつくりました。
昔より 命のぶてふためしとて 夏越の祓 せぬ人ぞなき
正面から順に左右左と八の字にくぐってお参りください。
人形(ひとがた)のお申込みは、社務所にて30日午前中まで承ります。