2012年6月19日 のアーカイブ

茅の輪づくり

2012年6月19日 火曜日

月末の30日は夏越大祓(なごしのおおはらえ)です。

参道には茅の輪を設けて、茅の輪くぐり神事を執り行いますが、昨日からその準備に取りかかりました。

茅 ( かや )

茅の選別作業

「蘇民将来」 - 茅の輪の話 -

遠い神代の昔、スサノヲノミコトが旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟に一宿を求めたところ、裕福な弟の巨旦はこれを拒んだのに対し、兄の蘇民は貧しいながらも厚くミコトをもてなしました。

ミコトは御礼として悪疫退散の「茅の輪」の作り方を蘇民に教え、小さな茅の輪を腰につけさせると、蘇民一家はその年流行した悪疫から逃れることができました。

『備後国風土記』

茅の輪づくり

茅の輪づくり

今年は御神田の藁を芯に巻き、その上に茅(かや)を重ねて太くて大きな輪をつくりました。

昔より 命のぶてふためしとて 夏越の祓 せぬ人ぞなき

青々と生命力みなぎる「茅の輪」

青々と生命力みなぎる「茅の輪」

正面から順に左右左と八の字にくぐってお参りください。

人形(ひとがた)のお申込みは、社務所にて30日午前中まで承ります。

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