2012年6月 のアーカイブ

支部研修旅行(岩手) その1

2012年6月13日 水曜日

神奈川県神社庁相模中(さがみなか)連合支部(中郡・平塚市・伊勢原市・秦野市)では、2泊3日の支部研修旅行を開催し、禰宜と権禰宜が参加しました。

初日(12日)は、新幹線で盛岡入りし、旅の安全も願い盛岡八幡宮で正式参拝をいたしました。

参加者15名で記念撮影

参加者15名で記念撮影

また、同境内地に鎮座する護国神社にもお参りしました。

岩手護國神社

岩手護國神社

お昼は名物のわんこそばを頂き(最高90杯)、バスで久慈まで山間を移動しました。途中、山瀬(濃霧)が吹き、気温が一気に10度近く下がるという、特有の気象現象も体感することができました。

久慈から三陸鉄道北リアス線に乗車して、田野畑まで列車の旅を楽しみました。運転士さんが途中、列車を止めて、陸中海岸の景勝地を案内をしてくれたり、ローカル感豊かな親切な対応に心温まりました。通学の学生さんとも話が出来ました。中断している路線の早期復興を祈るところです。

三陸鉄道

三陸鉄道

宿泊は、宮古市の浄土ヶ浜パークホテル。海岸を見下ろす絶壁の素晴らしい景観でした。

宮古市で大震災に見舞われた方々や仮設住宅に生活する人たちの話を伺うことが出来た充実した一日でした。

今日の境内

2012年6月11日 月曜日

暦の上では、昨日は「入梅」という雑節でしたが、実際の梅雨入りとはずれているものの、農家にとっては田植えを決めるための目安となる暦日でした。

今日も梅雨らしい雨が降りましたが、境内に咲く紫陽花の種類も増して来ました。

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参拝の方には少し気の毒な気もいたしますが、雨の情緒も味わって欲しいと思います。

初宮参り おめでとうございます

初宮参り おめでとうございます

今週末予定の比々多小学校の総合学習「三ノ宮探検」の視察で、1年生の先生が挨拶に来られました。課外での授業は楽しみの一つだと思いますので、何とかお天気がもつことを祈ります。

御神田の御田植ゑ

2012年6月10日 日曜日

梅雨入りとなった昨日の雨がうそのように、晴れわたる良いお天気となりました。

今日は神社下の御神田において、神奈川県神道青年会主催の御田植ゑが行われました。

青年神職による御田植祭

青年神職による御田植祭

例年通り、始めに神事を執り行い、主催者と参加者の代表が玉苗(品種:イセヒカリ)を御神田に植え付けました。

もちろん、子供たちも一緒に参列してお参りをしました。

当社責任役員の長嶋さんの説明指導のもと、一斉に田植えが始まりました。

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今年は近所の子供の他に、次代を担う子を育てるまほろば教育財事業団の参加もありました。

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午後には、恒例となった神話の紙芝居がありました。今回は「八岐大蛇」(やまたのおろち)でした。学校では神話を教わる機会もなく、稲作体験とともに貴重な機会となっています。

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玉乃島断髪式

2012年6月10日 日曜日

本日、大相撲 片男波(かたおなみ)部屋 元関脇 玉乃島関の引退にあたり、両国国技館において断髪式が行われました。

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玉乃島関は当社の節分祭に、玉ノ洋(たまのなだ)時代から長年にわたり参加してくれました。

土俵中央に北面して座る玉乃島関に対して、東西から土俵に上がった500名近くの参加者が、関取の象徴である大銀杏(おおいちょう)に、少しずつはさみを入れました。

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初めに男性が行い、土俵に張り出して設えた舞台に玉乃島関が移動し、女性の参加者も一人ずつ髷(まげ)にはさみを入れました。

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父が元プロボクサー(日本チャンピオン)、母が元大関・清國の妹であり、体格(188㎝ 163㎏)にも恵まれ、兄(玉ノ国)とともに相撲を始め、史上初となる兄弟同時での幕下付出(まくしたつけだし)で初土俵を踏みました。

一年半で十両に昇進、その後一年で新入幕を果たし、左四つと寄りを得意として、十両優勝、最高位西関脇(三役四場所)、敢闘賞5回・技能賞1回、金星2個(武蔵丸・朝青龍)という輝かしい成績を残しました。

怪我に悩んで闘い続けた土俵人生でしたが、年寄 西岩を襲名し、部屋付親方として後進の指導に精進して欲しいと思います。

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断髪式後に、十両以上の関取衆が結い上げる大銀杏を、床山(とこやま)さんが実演したり、寄せ太鼓(客寄せ)、はね太鼓(取組の終わりに鳴らし、明日の興行にもお越し下さいとの意)など、太鼓の種類についての解説がありました。

父親の出身地である福島県西白河郡、出生地の秋田県雄勝郡、相撲留学した石川県金沢市を始め、地方巡業の各地から多くのファンが集まっていましたが、これも郷土愛、大相撲の魅力の一つかもしれません。

大相撲が不祥事により揺れた時期もありましたが、お相撲さんが真剣に打ち込む姿や伝統がなせる技、守り伝えるしきたりなどを垣間見て、不動の国技の奥深さを感じた一日でした。

外国人の結婚式

2012年6月9日 土曜日

平年より1日遅く、関東地方も梅雨入りとなりました。梅雨明けは平年だと7月21日ですが、前線や低気圧の影響でしばらくは梅雨空のお天気となりそうです。

さて、本日は米国人男性と日本人女性の神前結婚式を執り行いました。

ご結婚おめでとうございます

ご結婚おめでとうございます

新郎さんは紋付き羽織袴が非常にお似合いで、新婦さんの着物姿もとても素敵でした。

参進前のお二人

参進前のお二人

新婦さんが同時通訳で参列者への案内などをしていただいたお蔭で、無事恙なく進めることができました。

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誓詞(ちかいのことば)も事前に十分練習されたようで、落ち着いて堂々とした様子で、言の葉を読み上げられました。

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結婚式を通して、日本の伝統的な文化を感じていただけたことと思います。

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また、参列者も非常に多く、皆さんから温かい言葉を掛けられて、とても祝福される結婚式になったようです。

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お互いの国の文化を理解し、親御さんはもとより家族や友達を大切にして、幸せな家庭を築いて欲しいと思います。

総代会理事会

2012年6月8日 金曜日

明日は神前結婚式や多くの出張祭典が予定されていますが、予報では天気はあまりよくないようです。雨の準備を整えて支度をしました。

さて、本日は中・平塚・伊勢原連合神社総代会の理事会が平塚八幡宮で開催されました。とても残念なことですが、4月に宮司さんがお隠れあそばしましたが、新しい体制を整えて夏の大きな祭事準備などを進めている様子でした。

本日の社頭の様子

本日の社頭の様子

理事会に先立ち、会計監査を行いましたが、来る7月20日(金)第40回総会を伊勢原市民文化会館で開催することが決定いたしました。

当日は、神社の護持運営に貢献された被表彰者の功労表彰も行われます。

日の丸を背負って

2012年6月8日 金曜日

昨日は、第18回神青協一都七県協議会総会が群馬県神職青年会の主管により、伊香保温泉・ホテル木暮で開催されました。

総会では群馬県神社庁・庁長を始め、多くの来賓、青年神職など約130名が集い、予定の議案が可決審議されました。

また、各単位会の活動報告がなされ、それぞれに関心を寄せて聞き入っていました。神奈川県神道青年会からも14名が参加しました。

総会の結びに、「我ら神青協一都七県協議会は、改めて我が国の美しい伝統と文化に思いを致し、失われつつある民族精神の恢復(かいふく)を成すべく、皇室の尊厳護持は元より、第62回神宮式年遷宮の啓発・奉賛を始めとする、諸活動を積極的に展開し、以て道義国家の再生に向け邁進することを期する。」という決議がなされました。

荻原健司氏の講演

荻原健司氏の講演

続いて、草津町出身のスキーノルディック複合金メダリスト・荻原健司氏による「オリンピック、日の丸を背負って」と題した講演が行われました。

国内では断トツの強さを見せた同選手も、初めての国際大会では最下位という屈辱を味わい、得意のクロスカントリーに磨きをかけるとともに、自身が不得手であったジャンプを克服するため、V字ジャンプという新しいスタイルを導入し、見事アルベールビル・リレハンメルにおいて2大会連続で、一番高い表彰台に上がることができたそうです。

金メダル獲得までの苦労や、その背景には家族の存在があったこと、日の丸を背負うことの大切さを熱く語りかけてくれました。

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一同に会した懇親会は、青年神職らしい賑やかで和やかな交流の場となりました。

夏越大祓のご案内

2012年6月6日 水曜日

来る6月30日(土)午後2時、「夏越大祓」(なごしのおおはらえ)を斎行いたします。

古くは大宝令(701年)や延喜式(927年)にも記される儀式で、朝廷では文武百官を集めて、中臣氏が約900字の大祓詞(おおはらえことば)を宣読(せんどく)して公の祓を行いました。

大祓詞

大祓詞

現在では、6月と12月の両度、全国津々浦々の神社で恒例式として行われています。

『古事記』『日本書紀』の神話に見られる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)を起源としますが、常に清らかな心身に立ち返る、日本人の伝統的な考え方、清浄な心の表れともいえます。

社頭では人形(ひとがた)の申込みを承っています。人形に氏名を記し、気持ちを鎮めて息を3度吹きかけ、体中をくまなく撫でて、半年の間に知らず知らずに積もった罪・穢れを人形に負わせます。

神事では大祓詞を繰り返し奏上する間、人形に記された名前を1体ずつ読み上げて、各家庭の清浄を祈念します。

hitogata中旬には、参道に「茅の輪」を設けますので、厄災消除・無病息災の思いを込めて、左右左と「茅の輪くぐり」をしてお参りください。

水無月のなごしの祓する人はちとせの命のぶといふなり 『拾遺和歌集』

限定授与品 茅の輪守 ( 初穂料 五百円 )

限定授与品 茅の輪守 ( 初穂料 五百円 )

ご先祖さまを迎える暑い季節を前に、心身ともに清々しく、折り目正しく新たな半年を迎えましょう。

芒種

2012年6月5日 火曜日

5月21日は、日本列島が金環日食で大いに湧きましたが、昨日は全国的に部分月食となりました。

そして、明日は金星が黒い点となって太陽を横切る「金星の太陽面通過」が見られるようです。次回観測できるのは105年後という世紀の天体ショーですが、予報では当地は梅雨前線の影響で観測が難しくなりそうです。

本日は二十四節気の一つで「芒種」(ぼうしゅ)。天文学的には太陽が黃経75度の点を通過する時です。稲や麦など芒(のぎ)のある穀物、すなわち稲を植える季節を意味します。梅雨入り前の田植えの開始期で、農家にとってはまさしく繁忙期にあたります。

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10日には神社下の御神田において、神奈川県神道青年会による「御田植ゑ」行事が行われ、終日賑わいを見せそうです。今年はその田んぼの一部を比々多小学校に提供するため、本日先生と田植え体験について具体的な打ち合わせを行いました。

さて、今朝は邸内の池を事情により埋めることになったお宅で、清祓の神事を執り行いました。

施主による池のお清め

施主による池のお清め

土地の神さまである「産土大神」(うぶすなのおおかみ)、大地の神さま「大地主大神」(おおとこぬしのおおかみ)、水の神さま「罔象女神」(みつはのめのかみ)をおまつりして、事の詳細を奉告(ほうこく)するとともに、感謝の念を捧げて、今後の安全無事を祈りました。

境内の花

2012年6月4日 月曜日

境内ではサツキがとても綺麗な色を放っています。

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また、梅雨が近づくとともに、紫陽花が花開き始めました。

アシタバ紫陽花が一番始めです。

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あぢさゐの八重咲くごとく弥(や)つ代にをいませ我が背子見つつ偲はむ

橘諸兄