2012年1月30日 のアーカイブ

厄除・八方除祈願について

2012年1月30日 月曜日

全国的な大雪となり、当地でも厳しい寒の寒さが続いています。

立春正月、一陽来復の春が待ち遠しいところです。

さて、このところ「厄年」についての問い合わせの電話があります。日本では古くから、元旦を迎えると、1つ年をいただくということで、数え年で行うのが基本となります。

厄年表

また、「八方塞がり」ですが、人は生まれ年により一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白金星、九紫火星(○○□気性とも)という9つの気性に分けられます。これは、産声を上げたとき(年・月・日・時)に吸う気に、その人を支配する運命ともいえる九気が定まります。

今年は「六白金星」が中宮(ちゅうぐう)に回座し、八方塞がりとなります。

「年齢早見表」とともに、以下に添付いたしますが、生まれ年の九気の簡単な計算方法を示します。

例えば、昭和42年生まれなら、4+2=6を起算数字12から引くと、12-6=6(六白金星)となります。また、昭和11年生まれは、1+1=2を12から引いて、12-2=10となりますが0を除いた数字で、一白水星となります。

但し、起算数字は、昭和・平成生まれのみ12で、大正なら8となります。

西暦であれば、起算数字11から引けば同様の回答を求めることができます。則ち、1977年生まれなら、1+9+7+7=24で、2+4=6。これを11から引いて、11-6=5(五黄土星)となります。

*九気は立春を起点とするため、1月1日から節分(立春の前日)生まれの方は、前の年の星回りとなります。

生年・九気性・干支・年齢早見表

お仕舞いに、「厄除」「八方除」祈願の時期ですが、基本的には年初(節分まで)に行うのが妥当かと思います。地方により、特定の期間を設けているところもありますが、春の始まり、または年頭の早い時期にお祓いを受けた方が、何より安心かと思います。

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死生観

2012年1月30日 月曜日

一昨日、昨日と神葬祭(しんそうさい)、昨日は一年祭・埋葬祭などが続きました。

仏式に比べて神葬祭に出会う機会は少ないとは思いますが、祖先のまつりは日本独自の葬儀形式であるとともに、古事記神話にその様子が見られるほど古い民族固有の習俗でもあります。

現在では、葬儀場で行われることが大半となっていますが、地方による慣わしなど、その特徴が表れることもあります。

日の本(もと)に生まれ出(いで)にし益人(ますひと)は神より出(いで)て神に入るなり

江戸時代に伊勢(豊受大神宮)の神官であり、神道家であった中西直方の歌には、祖先から頂いた命はやがて神の御許へ帰ってゆくという、日本人の死生観がよく表れています。

死後の世界を考えることにより、心の安定も図れるものです。

祖霊舎

祖霊舎