2011年12月 のアーカイブ

広報

2011年12月14日 水曜日

第1回神社検定(神道文化検定)が、来年の6月3日(日)に開催(主催:一般財団法人日本文化興隆財団・監修:神社本庁・後援:産経新聞社)されます。

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詳しくは、12月20日に開設される公式ホームページ(http://www.jinjakentei.jp/)をご覧ください。

昨日、市内全体を撮影したいとのことで、東京から撮影会社がやって来ました。早速、元宮までご案内いたしましたが、その景観に満足の様子でした。

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新年の神棚におまつりする御神札の申込等で、兼務社総代さんの来社が連日続いています。

先般、『タウンニュース(伊勢原版・秦野版・平塚版・中郡版)』に、神棚のおまつりについて記事が掲載されました。

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また、『伊勢原タイム』(12月16日号)には、氏神さまについて掲載が予定されています。

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煤祓(すすはらひ)

2011年12月13日 火曜日

12月13日は恒例の「煤祓行事」。

全国の神社でも、一年間たまった埃を払い落としてお正月の本格的準備を迎えます。

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早朝7時半、先ず社殿においてお清めのお祓いをして拝礼をしました。

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昨日の内に殿内の祭具・威儀物・調度品などを片隅に寄せていましたが、一斉に外へ運び出しました。

今年は総代さんのご奉仕もあり、手際よく進めることが出来ました。

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長い竹を用いて殿内外の煤を綺麗に落とし、掃き掃除や拭き掃除を繰り返し行いました。

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神楽殿や神輿殿、授与所、手水舎、鐘楼なども同様に行いました。

皆さまのご家庭でも大掃除をする頃合いだと思いますが、清めて神さまをお迎えし、良き年となるようお祈り申し上げます。

倭しうるはし

2011年12月12日 月曜日

昨夕、伊勢山皇大神宮において、まほろば教育事業団との共催で神道政治連盟の教育研修会が開催され、県議や市議、教育関係者などが集いました。

“ まほろば ” とは、日本の古い言葉で素晴らしいところ、つまり四季折々の自然に恵まれた美しい日本の国土を指します。

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青少年に「美しい日本の国や日本の文化、日本の心」について学んでもらい、自身と夢と希望をもった誇り高き大人になって欲しいと願うものです。

倭(やまと)は国のまほろば たなづく青垣 山隠(やまこも)れる 倭しうるはし

『 古事記 』 歌謡

冒頭、小学校・中学校・高校の先生方に、教育現場の話や子供の教育、青少年合宿体験などについて事例を語っていただきました。

また、明星大学教授・元埼玉県教育委員長・親学推進協会理事長ほか、多くの肩書きをもつ高橋史朗氏による「教育再生」に関する講演を拝聴しました。

高橋史朗氏の講演

高橋史朗氏の講演

ルース・ベネディクト(米国・文化人類学者)は、「西洋は罪の文化」(guilty culture)「日本は恥の文化」(shame culture)と表現しましたが、恥を知る教育は大切だと説きました。

学級崩壊といわれて久しいですが、公の精神を培い、集団のルールやマナー、モラルを守るうえで、恥を知るということは重要です。

また、脳科学の観点から子供の非行や事件は、脳内汚染に起因しているとの科学的分析をされました。その汚染を防止するためには、豊かな感性を磨くことが必要で、和歌や俳句などの美しい日本語のリズムを学ぶことの必要性を指摘されました。

「親が変われば子供も変わる」との視点から、親学を推進されていますが、時代の流れや潮流を感じる「魚の目」、高いところから広い視野で俯瞰する「鳥の目」、足下の小さなことをつぶさに見つめる「虫の目」、この3つの目で子供たちを見つめ直すことが、教育再生、美しい国日本の再建に向けた小さな第一歩だと思います。

新しい注連縄

2011年12月12日 月曜日

昨日、三ノ宮・西谷戸組の奉仕により、御神木と鳥居に新しい注連縄が掛けられました。

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お蔭様で、西谷戸組はこの事業を通してかなり強い親睦を得ています。

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先人から引き継ぐ伝統ですが、まさしく「流汗悟道」だと思います。

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稲藁には稲魂がこもっていますが、青々とした注連縄が掛けられ、気持ちも蘇ります。

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ご参拝の折には、是非ともご覧ください。

ご奉仕をいただいた西谷戸組の皆さまに本当に感謝いたします。

記憶をつなぐ

2011年12月12日 月曜日

昨日はあの大震災から9ヶ月。このところ地震が頻発していますが、記憶だけはしっかりとつないでいきたいと思います。

一昨日は、祖先のまつりを行う神葬家において、ご先祖さまの鎮まる霊舎(れいしゃ・みたまや)の清祓がありました。

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また、昨日は一年祭が重なり、納骨(埋葬祭)もありました。

斎場での一年祭

斎場での一年祭

通常と比して遅い、一年祭後の埋葬でしたが、無事納まるところが定まり、まさしく安心立命の境地だと思います。

埋葬祭を終えて

埋葬祭を終えて

故人の記憶をつないでいくのは、残りし人のつとめです。

奥都(津)城 《 おくつき 》 での一年祭

奥都(津)城 《 おくつき 》 での一年祭

神前結婚式

2011年12月10日 土曜日

今朝は冷え込みが一段と厳しかったです。阿夫利峰にも僅かながら白いものが見えます。

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それでも、日中は良きおまつり日和となりました。

夕刻、神前結婚式がありました。

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新郎はイタリア人ですが、和婚の素晴らしさを強調され、紋付羽織袴を購入のうえ挙式に臨まれました。新婦もそれに応えるように白無垢姿がお似合いでした。

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三三九度では神さまの力のこもったお酒を口にし、誓詞では日本語で口上を誓われ、言霊がしっかりと神さまに通じたことと思います。

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親からいただいた命に、ご縁に、見守ってくれる皆さんに、それぞれ「ありがとう」「グラッツィエ」と感謝の念を表現されました。

結婚式では、神職として神さまとの橋渡し役を務めさせていただきましたが、お二人には両家はもとより、両国の架け橋となり、末永く幸せな暮らしを広げて欲しいと思います。

麻苧

2011年12月9日 金曜日

連日、兼務社での新穀勤労感謝祭・神宮大麻頒布式・大祓などの祭事が続いていますが、その合間を縫ってお正月の準備を進めています。

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ご神前の鈴緒も年末に新しいものに取り替えますが、紅白の晒(さらし)を巻き直し、新しい鈴を取り付け、麻苧(あさお)を付ける作業まできました。

麻苧

麻苧

麻苧はアサ科の一年草で、皮から繊維を採ります。現在では栽培農家も少ないため、貴重な高級品です。中国産の割安のものもありますが、国産の方が切れにくくしっかりとしています。

殊更に、古来よりご神前にお供えする具であり、お祓いに用いられる清浄のもとでもあります。

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古道(ふるみち)につもる木の葉をかきわけて天照(あまて)る神の足跡を見ん

二宮尊徳 『二宮翁夜話』

御礼の手紙

2011年12月8日 木曜日

結婚式を挙げられた方から御礼の手紙が届きました。

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とても気持ちのこもった御礼の挨拶がつづられ、職員一同感動するとともに、更に気持ちを引き締めてご奉仕につとめていきたいと思います。

比々多の大神さまのご加護のもと、幸せにお過ごし下さい。本当におめでとうございました。

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弁天さんとお稲荷さん

2011年12月8日 木曜日

大安の昨日、弁天さんやお稲荷さん、地鎮祭などのお祓いが相次ぎました。

弁天さま

弁天さま

弁天さんというと、日本三景の一つ、安芸の宮島に鎮座する厳島神社(いつくしまじんじゃ)が有名ですが、「市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)・田心姫命(たごころひめのみこと)・端津姫命(たぎつひめのみこと)」の3女神をおまつりする、海上安全・交通安全の守護神です。

九州の玄界灘に浮かぶ沖ノ島を中心に、沖津宮(おきつみや)・中津宮(なかつみや)・辺津宮(へつみや)の三所に鎮座する宗像大社(むなかたたいしゃ)も同姫神をおまつりする神社です。

お稲荷さま おまつりを終えて

お稲荷さま おまつりを終えて

お稲荷さんは、京都・伏見稲荷大社を総本社とする「宇迦之御魂神」(うかのみたまのかみ)という食物神で、生産豊穣を守護する神さまです。

中世から近世にかけて、工業や商業が盛んになるにつれて、農業神から諸産業を守護する神さまに神格が拡大し、農村はもとより商家にも信仰が広がりました。

稲荷の語源は「イネナリ」で、田の神の信仰からと考えられます。狐(きつね)は稲の豊穣をもたらす山の神の使いとされています。

寒い一日

2011年12月6日 火曜日

本日は寒い一日となりました。殿内の温度計は8度前後でした。

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昨日に引き続き、正月の御神札やご神前の鈴掛緒、節分祭の案内状宛名書き作業などにあたりました。

午後になって、「千葉県神社庁長狭地区神社総代会」ご一行さまがバス2台でお参りになりました。

生憎雨が降り出しましたが、郷土博物館を見学いただきながら、由緒や地域の説明をいたしました。

(参照:天津神明宮禰宜日記

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昨日は神奈川県神社庁本宗奉賛特別委員会、本日は神道政治連盟神奈川県本部、明日は神奈川県神道青年会で、3日続いて横浜に出向くことになります。

忘年会など酒席の増える時期ですが、皆さまも体調管理に十分気を付けてください。